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概要
本企業は、「建物を保有せず土地のみに投資する」独自のビジネスモデル「JINUSHIビジネス」を展開しています。長期の定期借地契約を結ぶことで安定した収益を確保し、自然災害や市況変動リスクに強い構造を持っています。2026年に底地市場が10兆円に達する見込みで、企業は成長戦略を推進中です。
要約(箇条書き)
- ビジネスモデル: 建物を持たず土地のみを投資対象とする「JINUSHIビジネス」。
- 安定性: テナントとの長期借地契約により、自然災害や市況変動リスクに強い。
- 成長戦略:
- テナント業種の多様化
- 事業エリアの拡大
- 土地のオフバランス提案
- 業績: 売上は微増も、案件構成とコスト増加により利益は減少。
- 仕入・販売動向: 仕入契約数が減少傾向、しかし成長戦略は続行。
- JINUSHIリート: 日本唯一の底地特化型私募リート、資産規模が拡大中。
- 中期目標: 2026年に底地市場が10兆円に達する見込み。
- 総括: 安定成長志向の投資家にとって注目される存在。
本企業は、「建物を保有せず土地のみに投資する」という独自のビジネスモデル「JINUSHIビジネス」を展開。
テナントと長期の定期借地契約を結び、建物投資はテナント側に委ねるため、自然災害や市況変動リスクに強い、長期安定収益が特徴。
2022年からスタートした中期経営計画(~2026年)に基づき、以下の3つの成長戦略を推進:
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テナント業種の多様化
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事業エリアの拡大
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土地のオフバランス提案
■ 連結業績(前年同期比)
売上は微増したものの、利益面では一時的な案件構成やコスト増等により減益となった。
■ セグメント別業績
■ 仕入・販売動向とJINUSHIリートの進展
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仕入(契約ベース):10件・129億円(前年比▲14件・▲21億円)
⇒ 成長戦略推進中だが、仕入件数はやや減少傾向 -
地主プライベートリート(JINUSHIリート):
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日本唯一の底地特化型私募リート
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年金・生保等の機関投資家からの評価が高い
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2025年1月の第9次増資で資産規模は2,576億円
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中期目標の3,000億円を通過点とし、5,000億円達成を視野に入れる
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■ 総括
本四半期は、売上高は増加したものの、仕入・販売案件の構成やコスト増の影響で営業・経常・純利益は減益。
とはいえ、「建物を持たず土地に特化するJINUSHIビジネス」の特性上、マーケットの変動に強い構造を維持。
地主リートの資産規模は順調に拡大しており、中長期的な成長戦略の進捗がうかがえる。ESGへの取り組みも継続されており、安定成長志向の投資家にとって引き続き注目される存在といえる。
ネットキャッシュ(26613百万円)、ネットキャッシュ比率(0.577)。
引用
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