日曜日, 5月 25, 2025
ホーム転職営業から看護師へ。外から来たから気づいた“世間とのズレ”専門学校→急性期看護師!

営業から看護師へ。外から来たから気づいた“世間とのズレ”専門学校→急性期看護師!

🧠 概要:

概要

この記事は、営業職から看護師に転職した筆者が、看護業界の文化と外の社会とのギャップについて論じています。看護職の専門性や独自の規律が外部との接点を狭め、結果として看護師が持つべきスキルの重要性を再認識する内容です。筆者は、自身の経験を通じて看護師のキャリア拡大や多様なスキル獲得の必要性について言及しています。

要約(箇条書き)

  • 営業職から看護師に転職し、看護業界特有のマナーや時間感覚との差を感じる。
  • 看護師の職場文化は「専門の世界」に特化し、外界とのギャップが生じる。
  • 医療現場ではビジネスマナーや時間管理が重視されないことが多い。
  • 看護師の視野が狭く、医療業界外の知識や評価に無自覚なことが課題。
  • 経済観念が育ちにくく、経営視点を持つ看護師が少ない。
  • 看護教育が技術重視で、キャリア育成の視点が不足している。
  • 看護師から異業種への転職が難しい理由:医療常識が通用しない。
  • 他のスキルを身につける重要性を営業の経験から実感。
  • 看護師としての誇りを持ちながらも、視野を広げることが大切。
  • 看護師という専門性を活かして多様な可能性を探求すべき。

営業から看護師へ。外から来たから気づいた“世間とのズレ”専門学校→急性期看護師!

看護師になって数年。ふとした瞬間に、「あれ?これって世間では普通じゃないのかも…」と感じることがあります。
私はもともと営業職として働いていた経験があるのですが、その時には当たり前だった“マナー”や“時間感覚”が、看護の現場では驚くほど違っていたんです。少しモヤっとした。そんな違和感について、今回は書いてみたいと思います。

① 看護師の世界と外の世界のギャップ

看護師という職業は、人の命や健康に直結する尊い仕事です。だからこそ、職場には独特の専門性と規律があり、看護師同士の中で価値観や常識が共有されています。

しかし、この「看護師だけの世界」にどっぷり浸かっていると、外の社会とのギャップに気づきにくくなってしまいます。知らず知らずのうちに「世間ズレ」が生じ、他の業種・業界では通用しにくい感覚を持ってしまうのです。

たとえば、メールの書き方、ビジネスコミュニケーションの取り方、時間管理、会議の進め方など、一般企業で当たり前とされるビジネスマナーやスキルが、医療の現場では重視されにくいことがあります。

看護師から転職すると、このギャップに違和感を覚える人もいます。しかし、そのままのスタイルを貫いてしまうと企業側から「使いづらい人材」と見なされてしまうこともあります。これは決して本人の価値が低いということではなく、環境の違いによって生じる「文化的なズレ」なのです。

② 私の視点から見る看護師の課題

「世界=病棟」になってしまう視座の低さ

多くの看護師は、病院や病棟という限られた環境で働いています。そこでは、医師や看護師、コメディカルスタッフなどの医療チームと連携しながら、日々の業務に追われる日常です。

その中で完結する生活が当たり前になると、どうしても視野が狭まり、医療現場以外の社会との接点が薄くなってしまいます。医師に対しても対等に意見を言える環境がある一方で、社会的な評価や影響力の違いには無自覚なケースも見られます。

結果として、より大きな視点、たとえば「病院経営」や「地域医療全体の仕組み」といった視座を持つことが難しくなり、看護師のキャリアパスや発言力にも限界が生まれてしまいます。

経済感覚の欠如

看護師の仕事では、患者ケアに集中することが求められます。それ自体はとても大切なことですが、経費の概念や収益の視点に触れる機会が少ないため、経済感覚が育ちにくい傾向があります。

たとえば、オムツ1枚を節約するよりも、ベッドの稼働率を上げる方がはるかに大きな収益につながることや、治験を取り入れることで病院全体の収益構造を改善できる可能性など、経営的な発想を持てる人材は少数です。

また、個人としても投資・資産運用・保険の知識が乏しく、将来設計に不安を抱えてしまうこともあります。

教育の目的が狭く、人材を「財産」と捉えない風潮

看護師の教育といえば、多くは新人への技術指導やマニュアルの伝達にとどまります。個人のキャリアや将来像を踏まえた長期的な育成や、コーチング的な関わりはまだまだ少ない印象です。

その結果、離職率の高さ、燃え尽き症候群の増加、職場内での人間関係の停滞などが慢性化しやすくなります。人材を「一時的な労働力」ではなく「組織の資産」として育てる視点が、看護業界全体にもっと広がるべきだと感じます。

③ 私の経験から見る「看護師を手段として捉える理由」

看護師から他職種への転職は簡単ではない

看護師から別の病院や施設への転職は比較的スムーズです。同じ資格、同じスキル、同じ業務がベースにあるからです。

しかし、看護師からまったく異なる業界(営業・企画・事務など)に転職しようとすると、途端にハードルが上がります。医療現場での常識が通用しないうえ、ビジネスマナーや社会人としての基礎スキルが不足していると判断されることも多いです。

私は営業職として6年間働いた経験があります。その中で学んだことは、「社会には看護師の世界とはまったく違う常識や文化がある」という現実でした。

多様なスキルを身につけることの大切さ

営業の仕事では、数字を読み解き、顧客の本当のニーズを探り、最適な提案をすることが求められました。言われた通りの商品を売るのではなく、「この人にとって本当に必要なものは何か?」を考える力が重要だったのです。

また、価格交渉、納期調整、契約の段取り、社内外の調整など、対人スキルと論理的思考が同時に求められました。こうした経験を通して、私は「看護師のスキルに加えて、社会で求められるスキルを持つこと」がどれほど重要かを実感しました。

看護師の誇りを持ちながら、視野を広げる

看護師は社会にとって非常に重要な仕事であり、誰もが尊敬すべき職業です。ただし、看護師の経験だけにとどまるのではなく、「自分の価値の一部」として捉え、そこに他のスキルや経験を積み重ねていくことが、将来的な選択肢を広げてくれます。

④ 看護師であることを活かしつつ、多様な可能性を探る

看護師という専門性は、間違いなく社会に求められているスキルです。しかし、その中だけに閉じこもってしまうと、外の世界とのギャップに苦しんだり、キャリアの選択肢が狭まったりしてしまいます。

だからこそ、看護師としての誇りを持ちながらも、視野を広げ、柔軟に他のスキルや価値観を取り入れていくことが、これからの時代には求められています。

「看護師だけど、〇〇もできる」「看護師の経験が、こんな場面でも活かせる」――そんなふうに、自分の可能性を広げていく選択肢を持つこと。それが、仕事にも人生にも、持続可能な働き方につながると私は思います。



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