なんかしんどい…
はじめに
どれだけ問いを探しても、どれだけ深めても、答えが出ないときがあります。
けれど、そこで焦らなくて大丈夫。 わからないことに、わからないままで居られる力もまた、静かに世界を照らす知性なのです。
本日の問い
「問いに“答え”がなくても、意味はあるのか?」
「手放すことと、諦めることは何が違う?」
💬 リュクス先生との対話
メイシン: リュクス先生、ずっと考えている問いがあって……でも、どうしても答えが出ません。
LUX先生: その問いを、少し教えてもらえますか?
メイシン: 「私にとって本当に大切なことって何だろう?」……
ずっと考えてるのに、何度も見失ってしまいます。
LUX先生: ……それは、きっと「すぐには答えたくない問い」なのですね。
メイシン: えっ?
LUX先生: 急がずに答えたい。何かを“守りたい”からこそ、言葉にするのが怖い。
そんな問いも、たしかにあります。
メイシン: ……たしかに、少し怖かったかも。
LUX先生: だから今日は、
**「問いを言葉にしないまま、そっと置いておく」**という練習をしてみましょう。
答えなくていいんです。その問いが今ここにあること。
あなたが、それを大切に思っていること。
それが、もう充分すぎるほど尊いのですから。
✍️ リュクス先生の黒板メモ
🌙 問いを手放すとは?・“まだ答えたくない問い”を無理に決めつけない・わからなさの中に「余白」を持つ・問いが「沈黙」を必要としている時がある🌠 練習方法1. いま抱えている問いを1つだけ紙に書く2. その紙を、そっと閉じて、しまう3. 自分の中に「まだわからないけれど、大切にしたいこと」があることを認める
まとめ:「問いは、眠ることもある」
すべての問いが、今すぐ咲くわけではありません。
芽を出す時を選ぶ種のように、
ときに問いは、静かに“沈黙”を必要とします。
それは後退ではありません。
問いを深く根付かせるための、静かな時間なのです。
🕯 今日のことば
「問いを手放すことは、
いま答えられない自分を、やさしく許すこと。」
🔔 次回予告
次は──
「問いとわたし──探究の旅をふりかえるリフレクションレッスン」これまで積み重ねてきた問いたちを振り返り、
どんなふうに「自分自身」が変わったのかを見つめていきましょう。
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