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¥990 (2025年4月26日 13:07 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
MINISFORUMは、現在開催中のIT向けイベント「Japan IT Week春」の会場にブースを構え、さまざまな製品を展示しているが、その中でひときわ目立つ存在が「F1FGM」というRyzen 9 9955HXを搭載したマザーボードだ。
同社は「BD770i」を皮切りに、モバイル版Ryzenを搭載したマザーボード製品ラインナップを展開している。このシリーズではソケット型CPUの代わりにモバイル版CPUをMini-ITXまたはmicroATXのフォームファクタに積むことで、高いコストパフォーマンスを実現しているのが特徴だ。
ただ、これまでのラインナップはRyzen 7000のみだったので、いくら性能が高くても世代的には1つ前ということで、コスパではなく最新技術が気になるエンスージアストには響かなかっただろう。また、質実剛健なデザインということもあり、RGB LED制御といった派手かつトレンドの要素はなかった。
そこでF1FGMでは最新のRyzen 9000を搭載しつつ、派手なヒートシンクやRGB LED制御ピンヘッダも4基追加し、これまでの製品では心に響かなかったユーザーにもリーチしようというワケ。担当によれば、競合はまさにASUSのROGマザーボード辺りになりそうだとのことだ。それでも、同等のデスクトップ向け単体CPU程度の価格でマザーボードごと手に入るコストパフォーマンスの高さは維持するという。
これだけだと「従来からCPU差し替えてヒートシンクやRGB制御を追加して終わりですね」となりそうなのだが、そうではないのがF1FGMの面白いところ。まずポイントの1つ目が、CPUのTDPがモバイル向けCPU驚異的とも言える160W(!)に設定されている点で、これによりデスクトップと遜色ない性能が達成されているという。
さらに本製品驚くべきポイントの2つ目は、「モバイルCPUなのにメモリは通常のDDR5 UDIMM」になっている点だ。従来モデルは一貫してDDR5 SO-DIMMだったのだが、これはモバイルCPUの設計としてリファレンスデザインが提供されていたからだろう。モバイル向けCPUに対してDIMMのリファレンスデザインは提供していないと思われるので、このあたりはMINISFORUM独自の研究開発によって実現したと思われる。
ちなみに従来製品はMini-ITX版がヒートシンク標準装備していて、ユーザーはファンだけを自前で用意、microATX版が特注の銅+アルミ製ヒートスプレッダ装備して、ユーザーはCPUクーラーを自前で用意するスタイルなのだが、F1FGMは後者のタイプとなる。
ただ160Wという高い熱を効率よくヒートシンクに伝えるために、ベイパーチャンバー方式のヒートスプレッダがあらかじめ装備されている。実機で確認してみたが、ベイパーチャンバーも相当な厚みを持たせているようで、かなりコストがかかっている印象だった。このあたりもなかなかチャレンジなところだ。
なお、BIOSではCPUやメモリのオーバークロックを含めて、ほとんどの機能を開放するとのことだ。
拡張スロットだが、PCIe 5.0 x16が1基、PCIe 4.0 x16が1基。ストレージインターフェイスはPCIe 5.0対応M.2が1基、そのほかにM.2が3基(バージョン不明)、SATA 6Gbpsが2基。このほか、USB4 2基、5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 7の搭載などが謳われている。
自作PCユーザーとして期待せずにはいられないF1FGMだが、現在はBIOSのUIなどをチューニングしており、2025年下半期あたりに登場しそうだ。