🧠 概要:
概要
この記事は、東北大学生成AI研究会による「便利な生成AIの紹介」シリーズの第1弾です。生成AIとは何か、その特徴、そして代表的なAIツールとしてChatGPT、Gemini、Copilot、Gammaを紹介しています。各AIの利用方法や料金プラン、実際の使用感についても説明されています。
要約
-
生成AIの定義:
- AIの一種で、ディープラーニングを使用して新しいコンテンツ(文章、画像など)を生成する。
-
代表的な生成AIツール:
- ChatGPT:
- OpenAIによる生成AI。ウェブで簡単に利用可能。
- 無料版でも多くの機能が使える。
- 料金プランは無料版とPlus、Proの3種類。
- Gemini:
- Googleが開発。Googleアカウントがあれば使用可能。
- Googleサービスと統合できる。
- 料金プランは無料版とGemini Advanced。
- Copilot:
- Microsoft社提供。ビジネス向け。
- オンラインとWindows版が存在。M365ツールの支援が特徴。
- 無料版と複数の有料プランあり。
- Gamma:
- プレゼン資料の作成を目的とした生成AI。
- ウェブで利用可能で、テーマを入力するだけで資料生成。
- 無料版とPlus、Proの3つのプラン。
- ChatGPT:
-
注意点:
- 常に情報の真偽を確かめ、著作権を守ることが重要。
- 効率化を図るためには、AIの適切な利用が求められる。
- 次回予告:
- 次の投稿でも新しい生成AIを紹介予定。

こんにちは!東北大学生成AI研究会の「t」です。
さて、今回のnoteのテーマは生成AI紹介です。皆さんは生成AIと聞いて何を思い浮かべますか?多くの人がChatGPTやgeminiなどを思いつくのではないかと思います。しかし、その他の生成AIを知らないという人も多いのではないでしょうか。生成AIって最近よく耳にするけど、なんだか難しそうと思う人もいると思います。そこで今回から数回に分けて、様々な生成AIを紹介していきたいと思います。
生成AIって何?
AI(人工知能:Artificial Inteligence)についてはほとんどの方が聞いたことがあると思います。しかし、生成AIが何かと聞かれると答えられない方は少なくないのではないでしょうか。当たり前ですが、生成AIもAIの一種です。では、従来のAIとの違いは何なのでしょうか。
従来のAIはデータなどを学習し、分類や予測を行います。例えば、天気予報や迷惑メールの分類などがあります。
その一方で、生成AIはディープラーニングにより、自己学習を行い、新たなコンテンツを生成します。例えば、文章作成や画像生成などがあります。
生成AI紹介
それでは早速生成AIの紹介を行っていきたいと思います。
1,ChatGPT
まずはChatGPTです。ChatGPTはOpenAIが開発した生成AIです。この記事を読んでいる多くの方が一度は利用したことのある代表的なAIであるかと思います。ChatGPTはアプリをインストールせず、またアカウントなしでウェブから利用することも可能です。非常に簡単ですし、初めてでも利用しやすいですね。
でも、「課金しないと十分に使えないのでは?」と思う人もいるかもしれません。もちろん、課金することによる機能の拡張はありますが、ChatGPTは無料版でも十分に利用することができます(画像生成やDeep Researchなどの回数制限はありますが、、、)。
では、ChatGPTでは何ができるのでしょうか?
「そんなこと知っているよ」という人も多いと思いますが、今回は実際にChatGPTに聞いてみようと思います。
↑のようなことができるそうです!想像通りの返答ではありますね。
それでは試しに使ってみようと思います。
二度寝をしない方法を考えてもらいました!結構しっかりとした回答が返ってきます(ブロック分けもされる)。特に6 の「起きたらすぐに口に入れるものを準備しておく」という案はユニークで面白いものですね。
プロンプト(入力する指示)を変える(細かくする)と、返答も変化するので、是非試してみてください。
・料金
ChatGPTの料金プランには、無料版とPlus、Proの3つがあります(2025年5月15日現在)。
2,Gemini
次はGeminiです。これはGoogle が開発した生成AIです。
GeminiはGoogleのアカウントがあれば、すぐに使用することが可能です。また、GoogleドキュメントやGmailなどGoogleサービスと関連付けて利用可能なことも魅力的です。
Geminiは何ができるのかについてもGeminiに聞いてみたいと思います。
これらのことができるそうです。この辺でChatGPTとの違いが気になる人もいるかもしれませんね。個人的には、Geminiの方が淡々とした口調な気がしました(指示をしていない場合の口調)。
ChatGPTとGeminiの比較に関するnoteは別で投稿されるので是非お読みください!
・料金
Geminiの料金プランは、個人向けのものはGeminiとGemini Advancedの2種類があります。(2025年5月15日現在)
$$begin{array}{|l|l|l|} hlinetext{} & text{Gemini} & text{Gemini Advanced} \ hlinetext{料金} & text{無料} & text{2,900円/月} \ hlinetext{機能} & text{基本的な文章作成や翻訳など} & text{より高度かつ専門的なタスクへの対応(プログラミングなど)} \ hlineend{array}
$$
https://gemini.google.com/?hl=ja
3,Copilot
続いてはMicrosoft社が提供するCopilotです。個人向けのCopilotには、Web版のCopilotとCopilot in Windows、Copilot Pro、Copilot for M365があります。
それぞれの料金や機能を簡単に解説します。(2025年5月15日現在)$$begin{array}{|l|l|l|} hlinetext{} & text{Gemini} & text{Gemini Advanced} \ hlinetext{料金} & text{無料} & text{2,900円/月} \ hlinetext{機能} & text{基本的な文章作成や翻訳など} & text{より高度かつ専門的なタスクへの対応(プログラミングなど)} \ hlineend{array}
$$
Web版CopilotCopilot in WindowsCopilot ProCopilot for M365料金無料無料3,200円/月4,497円/月アクセス先ブラウザ(edgeやchromeなど)Windows PCブラウザMicro Soft 365アプリ機能基本的な文章生成や要約、検索などWeb版Copilot の性能に加え、PC設定など最新のAIモデルへの優先アクセスなどM365ツール(WordやExcelなど)の操作や補助
$$begin{array}{|l|l|l|l|l|} hlinetext{} & text{Web版Copilot} & text{Copilot in Windows} & text{Copilot Pro} & text{Copilot for M365} \ hlinetext{料金} & text{無料} & text{無料} & text{3,200円/月} & text{4,497円/月} \ hlinetext{アクセス先} & text{ブラウザ(edgeやchromeなど)} & text{Windows PC} & text{ブラウザ} & text{Micro Soft 365アプリ} \ hlinetext{機能} & text{基本的な文章生成や要約、検索など} & text{Web版Copilot の性能に加え、PC設定など} & text{最新のAIモデルへの優先アクセスなど} & text{M365ツール(WordやExcelなど)の操作や補助} \ hlineend{array}
$$
Copilotの魅力は、M365ツールを効率的にAIでアシスト可能な点です。また、Copilot for M365では、月額料金に加えて有料ライセンス料金がかかることに注意が必要です。
個人的には、学生というよりもビジネス向けの生成AIであるなと感じました(料金が高く、学生が使いたい機能は少ないのでは?という印象)。また、組織間のセキュリティ対策があり、企業間での導入も進んでいるそうです。検索などのチャット機能を利用したい場合は、ChatGPTやGeminiで十分だと思います。有料版の金額も安いですしね。
https://copilot.microsoft.com/chats/BMshQQrjNseyMwQKxHtCc Copilot
4,Gamma
続いてはGammaです。Gammaは、これまで紹介した3つの様なチャット形式の生成AIとは少し異なります。
Gammaはプレゼンなどで利用するためのスライドなどの書類をテーマを入力するだけで容易に作成することができるAIです。Gammaでは、AIで資料作成することに加え、もちろん自力で資料作成することもできます。
また、アプリのインストールなどの必要はなく、Webからアクセスすることで利用することができます。アカウント作成の必要はありますが、「Googleでログイン」と「メールアドレスでログイン」のいずれかを行うことで利用できます。
Gammaは回数制限はありますが、無料版でも十分に利用することができます。
・料金
Gammaの料金プランには、無料版とPlus、Proの3つがあります(2025年5月15日現在)。
$$begin{array}{|l|l|l|l|} hlinetext{} & text{無料版} & text{Plus} & text{Pro} \ hlinetext{料金} & text{無料} & text{1500円/月(月払い)1200円/月(年払い)} & text{3000円/月(月払い)2250円/月(年払い)} \ hlinetext{回数} & text{・登録時に400クレジット付与(AIの1回利用は40クレジット)。・最大10枚のカードを生成。・20,000トークン} & text{・無制限のAI作成。・最大20枚のカードを生成。・50,000トークン} & text{・無制限のAI作成。・最大60枚のカードを生成。・100,000トークン} \ hlineend{array}
$$
(*)トークンとは、AIがテキストを分割する単位のことです。
・実践
それでは実際に使ってみたいと思います。
1,「AIで作成する」を選びます。
2, 生成を選び、お題(テーマ)を入力します。
今回のプロンプトは「日本の温泉についてまとめて」としました。
3, 出力結果は次のようになりました。
お題の入力後、数十秒で出来上がりました。凄いですよね。今まで自分が時間をかけてきたものの意味をついつい考えてしまいます。。。(もちろん、大事な力です!)
画像についてですが、今回はAI画像を選択しましたが、Web画像を利用することもできるようです。利用する際には、著作権が発生する場合がありますので、十分注意してからご利用ください。
学生が利用する場合には、講義でのAIの利用が可能なのかの確認後に利用して下さい!
情報の真偽を確かめることも忘れずに。
https://gamma.app/ja Gamma
今回はChatGPT、Gemini、Copilot、Gammaの4つを紹介しました。これらの生成AIは無料版でも十分に利用可能で、AI初心者でも簡単に利用できると思います。ただし、AIを使用する上で注意しなければならないこともあります。情報の真偽を確かめること(ファクトチェック)や著作権を侵害しないようにするなど多くの注意点があることを忘れずに使いましょう!
正しく利用すれば、効率化できること間違いなしです。
次回も魅力的な生成AIを紹介しようと考えていますので、ぜひご覧ください!
読んでいただきありがとうございました!
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