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映画監督・是枝裕和の新作『箱の中の羊』が、2026年に全国公開されることが発表されました。この作品は、是枝監督が原案、脚本、監督、編集を手掛けるオリジナル作品です。主演には女優の綾瀬はるかとお笑いコンビ「千鳥」の大悟が起用され、二人は初めて夫婦役を演じます。大悟にとっては映画での初主演という重要な作品です(配給:ギャガ、配給協力:東宝)。
是枝監督は、これまで『そして父になる』(2013年)でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、『万引き家族』(2018年)では最高賞のパルムドールに輝くなど、国際的に高い評価を得ています。 最近の作品『怪物』(2023年)ではクィア・パルム賞と脚本賞を受賞し、話題を呼びました。
新作の舞台は「そう遠くない未来」で、物語は夫婦がヒューマノイドを息子として迎え入れるところから始まります。このストーリーでは、テクノロジーと人間の心の衝突が描かれ、現代社会のさまざまな問いかけがされる家族劇となっています。
綾瀬が演じるのは建築士の妻・甲本音々(こうもと・おとね)、そして大悟が夫・甲本健介(こうもと・けんすけ)を演じます。是枝監督は、「最新のテクノロジーで『死者を蘇らせる』という発想から始まった」と語り、中国で実際に進行している「死者の蘇りビジネス」にも触れています。
撮影に関して、綾瀬は「久しぶりの是枝監督作品で、和やかな雰囲気の中で撮影が進んでいる。二人の心情がどう変化していくか、とてもワクワクしている」とコメント。また、大悟は初めての経験に「ビビってます。」と語りましたが、監督からの自由な演出スタイルに安心感を覚えたようです。
是枝監督は、綾瀬のチャーミングさと感情表現への期待を寄せており、大悟については「独特の存在感と人間味があり、70年代の俳優のよう」と絶賛しています。彼はこの作品を通じて新しい家族の形を描くことに大きな期待を寄せています。
作品名『箱の中の羊』は「星の王子さま」にインスパイアを受けたものであり、意外性豊かなキャスティングやテーマにも注目が集まっています。是枝監督がどのようにこれからの家族像を描くのか、非常に楽しみです。
🧠 編集部の見解:
この記事では、是枝裕和監督の新作『箱の中の羊』が2026年に公開されることが発表されました。主演には綾瀬はるかと千鳥の大悟が初共演し、未来のテクノロジーがどのように人間の感情や家族の絆に影響するのかを探ります。このテーマには深い社会的意味があり、特に人間とAIの関係性がますます身近になっている今、私たちの家庭や社会に与える影響が注目されます。
是枝監督は過去に受賞歴があり、その視点からの家族劇は、私たちに現代の問題を考えさせられるものです。彼が中国の「死者の蘇りビジネス」に触れた点は、このテーマが単なるフィクションでなく、現実に起こりうる事象と深く結びついていることを示唆しています。
また、俳優陣の役柄も興味深いですね。綾瀬はるかが演じる妻は、心の葛藤を抱え、自分や家族の成長を通じてどんな変化を遂げるのか。この設定は、現代社会の家族の形を再考させる良い機会かもしれません。
豆知識として、タイトルの『箱の中の羊』は『星の王子さま』からインスパイアされたもので、そこにも深い哲学的なメッセージが含まれているかもしれません。是枝監督の新しい挑戦が、私たちにどんな感情や考えを呼び起こすのか、期待が膨らみます。
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キーワード: ヒューマノイド
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