生成AIといえば、多くの方がまず思い浮かべるのが「ChatGPT」だと思います。私も長年、仕事にプライベートにフル活用している、いわば「ChatGPT派」の一人です。しかし、最近Googleの「Gemini」も急速に進化していて、その実力は目を見張るものがあります。
勝間和代さんが「ChatGPTではなくGemini派」と宣言!
(※動画リンクは中盤に掲載)
そんな中、私がいつも楽しく拝見しているビジネス作家の勝間和代さんが、ご自身のYouTubeチャンネルで「ChatGPTよりGeminiを使っている」という趣旨の動画を公開されたんです!これには「おっ!」と思いました。
長年ChatGPTを愛用してきた私としては、「ちょっと待った!」と言いたい部分もありつつ、勝間さんのご意見にはいつもながらに鋭い視点があり、大変参考になりました。
そこで今回は、勝間さんのご意見も参考にさせていただきながら、ChatGPTとGemini、それぞれのAIが持つ特性や、具体的な利用シーンに応じた「使い分け」について、私なりの考えをまとめてみたいと思います。どちらが良い・悪いと白黒つけるのではなく、それぞれの得意分野を理解して、賢く使い分けるヒントになれば嬉しいです!
この記事のまとめ
(GeminiとChatGPTのバランスのよい「使い分け」)
※ここからは、以下のVoicyでの音声配信の文字起こしを基にAI記事化しています。詳細はVoicyでお聴きください。
1. 勝間和代さん「ChatGPTよりGemini」その理由とは?
▼勝間和代さんYouTubeチャンネルの動画(3分以内)
「なぜ勝間和代はChatGPTではなく、Geminiを使うのか」
■ ビジネス作家・勝間和代さんの衝撃発言!
さて、今回、ChatGPTとGeminiのどちらが良いのかという長年のテーマに、ある意味で一石を投じたのが、ビジネス書作家であり、数々のベストセラーを生み出している勝間和代さんです。
勝間さんは、ご自身のYouTubeチャンネルで「なぜ本人がChatGPTではなく、Geminiを使うのか」という趣旨の動画を投稿されました。
■ 私が勝間さんのYouTubeに注目する理由
勝間さんのチャンネルは、私も日頃から楽しませていただいているんです。最新のガジェット情報はもちろん、生産性を高めていく方法や、自分の思い通りに物事を実現していくための生き方など、いわゆるライフハック的な情報を、勝間さん独自の視点で非常に分かりやすく解説してくださるんですよね。
以前から勝間さんの動画を拝見していると、「ChatGPTよりはGeminiを使っています」というお話は何度かされていました。
■ 勝間さんがGeminiを推す、その背景とは?
そして今回、5月14日に公開された3分弱の短い動画で、改めてご自身がGeminiを愛用している理由を語っていらっしゃいました。
その内容については後ほど詳しく触れますが、私としては「うーん、そうかな?」と思う部分も正直ありました。もちろん、勝間さんのご意見を否定したり、攻撃的になったりするつもりは全くありません。
むしろ、この動画を拝見して、私自身のChatGPTとGeminiの使い分けについて、改めて深く考える良いきっかけになったんです。普段、何となく使い分けているけれど、その基準をあまり言語化できていなかったな、と。そこで今回は、その辺りの私なりの考えを整理してお伝えできればと思っています。
2. 勝間さんの言う「Geminiの3つの強み」
この3つがGeminiの気に入っているポイントだそう
さて、それでは勝間和代さんが動画の中でおっしゃっていた、なぜGeminiを使うのか、ChatGPTではないのか、という点について、具体的に見ていきましょう。大きく分けて3つのポイントを挙げられていました。
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①ChatGPTと比べ、「定期的なログアウト問題」が無いので便利
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②複数デバイスでもGoogleアカウントで連携される
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③Gemini 2.5 Proは高速で、ChatGPTと同等の性能
■ ①:「ログアウト問題」からの解放
まず1つ目が、ChatGPTは定期的にうっかりログアウトされてしまうけれど、Geminiはそういうことがあまりないので便利だ、という点です。 これが最も大きく強調されていました。確かに、ChatGPTはデバイスによっては、しばらくアクセスしていないと(数日なのか数週間なのか、期間は定かではありませんが)、セキュリティ上の理由からタイムアウトしてログアウトされてしまうことがあります。
共有端末での不正アクセスを防ぐための措置と言われていますね。私はあまりこのログアウト問題で不便を感じたことはないのですが、たまにしか使わない方にとっては、久しぶりに開いたらログアウトしていて不便、と感じるのかもしれません。Geminiではこのようなことが少ないというのは、なるほどと思いました。
■ ②:複数デバイスでのシームレスな連携
2つ目は、複数の端末で同じGoogleアカウントでログインしていれば、Geminiの履歴が全て共有されて便利だ、という点です。 これについては、ChatGPTも同様のことができると感じています。スマートフォンで使った後、パソコンで使う際にも、同じOpenAIのIDでログインしていれば、どのデバイスでも履歴は共有されます。
ただ、勝間さんのお話のニュアンスとしては、普段からGmailやYouTube、Googleドライブなど、多用しているGoogleアカウントに紐づいている方が楽だ、ということなのだろうと理解しました。
確かに、Google関連サービスは普及率も高いですし、それらと同じアカウントでGeminiがシームレスに使えるのは便利な点かもしれません。また、GeminiにはGoogle検索の履歴を利用して回答をパーソナライズしてくれるプレビュー機能もあり、これは面白い試みだと感じています。
一方で、ChatGPTにも「メモリー機能」があり、過去のチャット履歴を記憶して、よりユーザーの意図に沿った回答を生成する機能が搭載されてきています。
■ ③:Gemini2.5 Proが高速かつ高性能である
そして3つ目が、Gemini 2.5 Pro(Geminiの中でも高レベルなAIモデル)が非常に高速であること、そしてChatGPTのトップモデル(o3やGPT-4oなど)と性能が拮抗しており、好みの問題になってきている、という点です。
これらについても、一部頷けるところはありますが、「うーん、どうなんだろう?」と感じる部分も正直ありました。
(批判ではなく、あくまでフェアな立場で、私自身の考えを深める良い機会になったと感じています。特に性能面については、私も熱く語りたい部分があるので、ここは少し詳しく見ていきたいと思います。)
勝間さんがおっしゃるように、ChatGPTもGoogleのGeminiも、その実力は拮抗してきており、最終的には「好み」の世界になっていく可能性は高いと思います。コーラで言えば、コカコーラ派かペプシ派か、というようなイメージですね。現状の認知度ではChatGPTが圧倒的かもしれませんが、「実はペプシが好き」という方もいらっしゃるように、Geminiにも熱心なファンがいることでしょう。
3. 私が思う「Geminiの強み」は違う
私が思うに、ChatGPTとGeminiにはそれぞれ一長一短な部分があり、一概にどちらが優れているとは言えません。
普段活用するシーンや使っている端末によって、どちらをメインにするかという基準も変わってくるでしょう。私自身もChatGPTをメインで使っていますが、決してGeminiを全く使っていないわけではありません。
私が思うGeminiの3つの強みはこちら
私が思うGeminiの強みは、勝間さんとは違いました。
以下の3つです。
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①大量インプット/アウトプット
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②Google関連サービスとの連携
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③画像からの文字起こし性能の高さ
4. Geminiの強み① 大量インプット/アウトプット
さて、ここからは私が「このシーンではGeminiの方が優れているな」と感じる具体的なポイントについてお話ししたいと思います。
■ 私が実感するGeminiの真価:膨大な情報処理能力
まず、私が「ガチ作業」でGeminiの強さを感じるのは、超膨大な「コンテキストウィンドウ」、つまり非常に大量の文章や文脈を一度に扱うことができる点です。 例えば、数十万文字にも及ぶ書籍の原稿を丸ごとGeminiに読み込ませて、特定のテーマに言及している箇所を全て抜き出して一覧表にしてもらう、といった作業です。
■ 書籍まるごと解析も!Geminiの「大量インプット」力
このような大量の文章の中から、厳密な指示に基づいて情報を抽出する作業において、Geminiは非常に高い信頼性を示してくれます。 最近、私自身が電子書籍の読者特典としてプロンプト一覧を作成する際に、この機能が大変役立ちました。
自分の原稿をGeminiに読み込ませ、「この中で私が解説したプロンプトを全て抜き出して一覧表にしてください」と指示すると、本当に原稿の隅々までチェックし、抜け漏れなくプロンプトを抽出してくれたのです。
以前のChatGPTでは、大量の文脈を与えると途中で処理をサボったり、要約した結果を返してきたりすることがあり、結果の信頼性に不安を感じることがありました。もちろん、最近のChatGPTもこの点はかなり改善されていますが、大量テキスト処理における信頼感という点では、依然としてGeminiに分があると感じています。
■ 長文ブログ記事もおまかせ!Geminiの「大量アウトプット」
そして、インプットだけでなく、アウトプットの面でもGeminiは強力です。特に、記事執筆や大量の文章を一気に書き上げるようなタスクにおいて、Geminiは自然で読みやすい日本語の文章を生成する能力に長けていると感じます。
私が日常的に行っているのは、音声入力した内容のブログ記事化です。録音して文字起こししたテキストをGeminiに渡し、誤字脱字の修正や言葉遣いの調整を依頼し、さらにその内容を元に3000文字以上のブログ記事として再構成してもらう、といった使い方をしています。
Geminiが生成する文章は、ほとんど手直しが不要なほど質が高く、非常に助かっています。これはおそらく、Googleが長年検索エンジンとしてWeb上の膨大な量の優れた記事や文章を学習データとしてきたことによる強みなのではないかと推測しています。大量のインプットと、それに基づく質の高い大量のアウトプット、これがGeminiの大きな魅力の一つです。
5. Geminiの強み② Google関連サービス連携/ Androidとの連携
■ Googleエコシステムの強み!GeminiとGoogleサービスの蜜月関係
次に私がGeminiの強みだと感じるのは、やはりGoogle関連サービスとの連携の深さです。 Google傘下のYouTubeはもちろん、Gmail、Googleマップ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなど、私たちが日常的に利用する多くのGoogleサービスとGeminiは高い親和性を持っています。
■ Gmailやスプレッドシートがもっと便利に?Geminiのサイドバー機能
例えば、旅行の計画を立てる際に、目的地までの経路や観光ルートをGeminiに尋ねると、Googleマップと連携して具体的な地図上にルートを示しながら回答してくれます。これは長年Googleマップという社会インフラを運営してきたGoogleならではの強みと言えるでしょう。また、YouTube動画のURLを貼り付ければ、その内容を簡単に要約してくれます。
さらに、GmailやGoogleスプレッドシートといった既存のサービス内にGeminiがサイドバーとして組み込まれ、作業をアシストしてくれる機能も便利です。特にGmailでは、長文メールの要約や、返信内容の提案など、メール作成・処理の効率化に貢献してくれます。 複数の関係者が絡む複雑なメールのやり取りで、内容を整理したり、それぞれの立場を考慮した返信案を作成したりする際に、Geminiのサポートは非常に心強いです。
ただし、正直なところ、Gmail内のGeminiは本家のGeminiに比べて少し性能が劣るように感じることもあり、複雑な質問や微妙なニュアンスが求められる場合は、メールの文脈をコピーして本家のGeminiやChatGPTに相談する方が確実かもしれません。
■ AndroidユーザーならGemini?スマホとの親和性
そして、Androidスマートフォンとの連携もGeminiの大きなアドバンテージです。 私もサブ端末としてGoogle Pixelの最新機種を使用していますが、サイドボタンの長押しや「OK Google」という音声コマンドでGeminiが即座に起動し、様々な操作を手伝ってくれます。
これはiPhoneにおけるSiri(Apple Intelligence)の役割に近いものです。現時点では、端末に関する操作命令はまだ限定的ですが、画面の明るさ変更や音量調整など、一部の設定変更はGemini経由で行えます。
Google I/Oでの発表内容を踏まえると、今後Android端末におけるGeminiの利便性はさらに向上していくことが期待されます。AppleもWWDCでApple Intelligenceの進化を発表すると噂されており、スマートフォンという身近なデバイスにおけるAI機能の進化競争は、ますます目が離せませんね。
6. Geminiの強み③ 画像からの文字起こし(OCR)
■ これはGemini一択!驚きの画像からの文字起こし(OCR)精度
Geminiの強みとして、もう一つ絶対に外せないのが、写真からの文字起こし、いわゆるOCR(光学的文字認識)の精度です。 書類の写真を撮ってテキスト化したい時や、スクリーンショット内の文字を読み取って内容を要約してほしい時など、画像内の文字情報を扱うタスクにおいては、Geminiが圧倒的に優れていると感じています。
■ ChatGPTでは不安?書類やスクショのテキスト化はGeminiにお任せ!
これは、Googleが以前から提供している「Googleレンズ」などで培ってきた画像認識技術の賜物でしょう。書類全体やウェブサイトのスクリーンショットなど、広範囲に文字が含まれる画像を正確に文字起こしし、その内容を分析する能力は、現在のChatGPTよりもGeminiの方が信頼性が高いと言えます。
ChatGPTでも、レシートの一部分を抜き出すなど、限定的な状況では上手く機能することもありますが、複雑なレイアウトの文書や情報量の多い画像の場合、誤認識や不正確な情報抽出が起こりやすい傾向があります。そのため、画像からの文字起こしに関しては、私は迷わずGemini、もしくは他のOCRに特化したサービスを利用するようにしています。
7. 「ChatGPTの方が良い」という身近な事例
ここまでGeminiの素晴らしい点についてお話ししてきましたが、それでも私が日常的にChatGPTをメインで使っているのには理由があります。ここからは、「こういう時はやっぱりChatGPTだな」と感じる代表的なシーンについてご紹介します。
■ 日常の「調べ物」ではChatGPTが優勢?(Deep Researchは除く)
まず、日常的な調べ物や検索、リサーチといったタスクです。時間をかけて深く調べる「ディープリサーチ」機能はChatGPTにもGeminiにも搭載されており、これについては一長一短で好みが分かれると言われています。しかし、そこまで時間をかけずに即座に応答してほしい、一般的な調べ物に関しては、現時点ではChatGPTの方が使い勝手が良いと感じています。
■ 具体的な商品検索、ChatGPTとGeminiで比較してみた結果…
例えば、先日、電気シェーバーを乾燥させるための水切りトレーを探していて、両方のAIに同じ質問をしてみました。ChatGPTは「ChatGPT Search」という検索機能を活用し、具体的な商品候補をいくつか提示し、商品の直リンクや説明も加えて回答してくれました。無印良品やAmazonの商品ページに直接アクセスでき、そのまま購入も可能な状態です。
▼Geminiの最高モデルでも、商品すら探せないの?
商品リンクを決して教えてくれなかったGemini 2.5Proは残念だった
一方、Geminiに同じ質問をしたところ、最初は抽象的な回答しか得られず、具体的な商品を尋ねても「私はAIですので、具体的な商品を紹介することはできません」という返答でした。これは正直、かなり驚きました。検索の王者であるGoogleが提供するGeminiが、商品の検索をしてくれないとは…。 回答の下にある「回答を再確認」ボタンでGoogle検索の根拠をたどる機能もありますが、そもそも具体的な商品が提示されていないため、あまり意味がありませんでした。
■ イベント情報を検索させても、Geminiは残念な回答結果に・・・
▼Geminiはイベントについて調べることもできず、「まだ発表されていません」と残念な回答・・・。
煽りじゃないんだけど、「GeminiはChatGPTより優れてる」という意見があるのは、とても思えない「WWDC 2025はいつ?Google I/O 2025はいつ?」という質問にも答えられないし、(画面左)
「AppleとGoogleの対立構造、特にAIについて注目されることは何?」… pic.twitter.com/cSfdjiEBHH
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@ExcelとChatGPT著書多数 (@excel_niisan) May 18, 2025
次に、イベント情報について調べてみました。近々開催予定のGoogle I/OとAppleのWWDCの日程、そして両社のAI戦略に関する考察を求めたのです。Geminiの回答は残念なものでした。「この2つのイベントの正確な開催日程は、現時点ではまだ公式発表されていません」と、既に発表済みの情報を把握できていなかったのです。考察についても、リアルタイム情報を取得できていないためか、非常に曖昧でぼかした内容に終始しました。
対してChatGPTは、「ChatGPT Search」を駆使し、両イベントの正確な日程を公式サイトのリンク付きで提示してくれました。さらに、AppleとGoogleそれぞれのAI戦略の軸、期待される主要なアップデートなどを整理し、表形式で分かりやすくまとめてくれたのです。 考察内容も具体的で、関連するウェブメディアのリンクも示されており、非常に参考になりました。これはChatGPTのトップモデルである「o3」の回答ですが、よりカジュアルなGPT-4oモデルでも、同様に的確な情報を提供してくれました。
■ 英会話練習ならChatGPT?音声モードの使い勝手比較
そして、私が日常的に活用しているのが、ChatGPTの音声モードを使った英会話の練習です。ChatGPTの高度な音声モードは、非常にリアルな音声で、バイリンガルでの会話が可能です。 私は毎日、英語で日記を話しかけ、それに対してアドバイスをもらったり、文章化を手伝ってもらったりしています。
(英文日記314日目)ChatGPTの高度な音声モード、これができるようになったのが英語学習に最高…。・キャプション(字幕)が出る・「最近の英文日記を思い出して」が通じる・→そこから「重要フレーズを抜き出して」
「瞬間英作文の問題出して」といった練習ができる… pic.twitter.com/eb6f3sDdjK
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@ExcelとChatGPT著書多数 (@excel_niisan) May 12, 2025
GoogleのGeminiにも「Gemini Live」という会話モードがあり、試してみましたが、会話の一貫性に少し課題を感じました。
最初に「英文日記を作るために会話している」という前提を伝えても、途中でその目的を忘れてしまい、趣旨から外れた質問をしてくることがありました。
また、会話の速度調整や口調の変更といった細やかな設定も、現時点ではChatGPTの音声モードの方が優れていると感じます。「ゆっくり話してください」とお願いしても、Geminiは「はい、分かりました。ゆっくり話しますね」と返事はするものの、実際の話し方は変わらない、といったこともありました。会話のリアルさや、音声会話における命令への忠実さという点では、まだChatGPTに分があるように思います。
8. ChatGPTの「画像生成」は唯一無二 / まとめ
■ クリエイティブな画像生成ならChatGPT!「GPT-4o画像生成」の魅力
最後に、ChatGPTの強みとしてベタではありますが、画像生成機能は外せません。現在のChatGPTに搭載されているGPT-4oによる画像生成は非常に高性能で、自分の思い通りの画像や図解を比較的簡単に生成できます。 ブログのアイキャッチ画像やプレゼン資料に挿入する図解、バナーデザインなどを依頼する際には、ChatGPTの画像生成能力が非常に役立っています。
▼当ブログでも人気の記事で、「ChatGPTによる図解」の魅力を紹介しています。
一方、Geminiもリアルな写真のような画像の生成や、動画生成モデル「Veo 2」との連携により、リアルな写真や動画の生成においては強みを発揮しています。
しかし、コンテンツとしての分かりやすさや、説明のための図解といった用途では、現時点ではChatGPTの方が圧倒的に使い勝手が良く、これでないと難しいと感じる場面も多々あります。
■ 結局どっちがいいの?シーン別使い分けが最適解!
この記事のまとめ
(GeminiとChatGPTのバランスのよい「使い分け」)
他にも、PDFファイルの読み込みと比較、データ分析やグラフ作成、チャットの仕組み化(ChatGPTの「GPTs」やGeminiの「Gem」)など、比較の軸はたくさんあります。これらの機能については、両者ともに進化を続けており、かなり似たようなことができるようになってきているため、勝間さんがおっしゃるように、最終的には使い勝手やフィーリングで選ぶ部分も出てくるでしょう。
さて、ここまで色々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?勝間さんがおっしゃるように、GeminiもChatGPTも実力が拮抗しており、好きな方を使えば良い、という側面も確かにあると思います。しかし、特定のタスクにおいては、明らかにこちらの方が優れている、という得意不得意が存在するのもまた事実です。
■ 有料プラン、どう選ぶ?私のおすすめ構成
もちろん、有料プランに加入しないと十分に活用できない機能もありますし、会社で利用できるAIが指定されているなど、環境による制約もあるでしょう。Google Workspaceを導入している企業であればGeminiが基本になるでしょうし、Microsoft系であればCopilot(中身はChatGPTに近い部分があります)が中心になるかもしれません。
もし、自由に選べる環境で、かつどちらか一つに課金するとしたら、現時点での汎用性や機能の充実度を考えると、私はChatGPTの有料プランをおすすめします。 そして、Geminiの得意分野である大量テキスト処理や高精度なOCR機能などが必要になった際には、Google AI Studio(Geminiの有料機能の一部が無料で利用できる環境)を併用するのが、コストパフォーマンス的にも最強の組み合わせではないかと考えています。ただし、AI Studioは送信したデータがAIモデルの学習に利用される可能性がある点には注意が必要です。
■ あなたの意見も聞かせてください!
今回は、長年ChatGPTを愛用してきた私なりの視点で、ChatGPTとGeminiの使い分けについてお話しさせていただきました。もちろん、「いやいや、自分はこういう理由でGeminiの方が良いと思う!」といったご意見も大歓迎です。ぜひ、コメントなどで皆さんのご意見や活用術を教えていただけると、議論が深まって楽しいなと思います。
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