月曜日, 5月 19, 2025
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初演技で強烈な存在感 大器を予感させる17歳・川口真奈の素顔…趣味はカリンバ、写経にも挑戦「精神統一に」


映画『金子差入店』(5月16日公開)で存在感を放つ17歳がいる。2022年に行われた第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール」で準グランプリを受賞した川口真奈だ。初演技ながら、複雑なバックボーンを背負う少女という難役に挑んだ。初めてだらけの撮影現場。演技をしていく中で「初めての感情」に出会うことができたという。映画『金子差入店』が初映画のみならず初演技

 映画『金子差入店』(5月16日公開)で存在感を放つ17歳がいる。2022年に行われた第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール」で準グランプリを受賞した川口真奈だ。初演技ながら、複雑なバックボーンを背負う少女という難役に挑んだ。初めてだらけの撮影現場。演技をしていく中で「初めての感情」に出会うことができたという。(取材・文=中村彰洋)

 同作で川口が演じるのは、なぜか自分の母親を殺した男との面会を求め、毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知。人生初のオーディションで物語のカギを握る重要な役どころに抜てきされた。

「どんな役になるのかを知らされないまま、オーディション当日に『これを演じてください』と紙を渡されました。映画の終盤で登場するシーンだったのですが、相手をにらむという場面で、セリフもなかったので一発勝負でした」

 重い過去を背負った佐知という役。台本を受け取った率直な感想は「ハードな役」だった。「初めての作品で、佐知をやらせていただけて、とても自分の成長につながると思いました。本当にありがたかったです」。

 すでに出演ドラマも放送されてはいるものの、撮影時期は今作の方が早く、人生初の撮影現場だった。緊張しながら臨んだ最初のシーンが、物語のカギとなる岸谷五朗と対峙(たいじ)するセンセーショナルな場面。「思わずマネジャーさんと『えっ?』っとなってしまうくらいハードなシーンがスタートでした(笑)。とにかく体当たりで臨みました」。

 撮影期間中、古川豪監督からは「あなたの自由な演じ方に惹かれたので、何も僕から言うことはないです」と伝えられた。「これでいいのかなと思いながら、手探りで演じていましたが、役の魅力を最大限引き出すことができたと思っています」と手応え。「まだ至らない点もたくさんありますが、我ながら頑張ってできたかなとちょっと誇りに思っています」と充実感を得ることもできた。

 撮影に臨む中で、役に没入するという初めての経験もした。「日常生活で『最近暗いね。体調悪い?』と聞かれることもありました。普段は明るい性格なので、私にとって初めての感情でした。ずっと『私は“二ノ宮佐知”だ』と言い聞かせていたので、学校のテストで誤って『佐知』と書いちゃったぐらいです。それぐらい役に入り込んで、向き合うことができた期間でした」。

自身の強みは“目力”「いろんな役に挑戦していきたい」

 芸能界入りのきっかけは、22年に行われた第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン。書類選考を通過したことで、4歳離れた姉が内緒で応募していたことが判明した。「緊急で家族会議になりました」と当時を思い返しながら笑う。「まさか自分が」という思いもあったが、父親からもらった「人生1度きり」という言葉が挑戦する背中を押した。

 準グランプリを受賞し、高校進学とともに地元の広島から単身で上京。慣れない土地での一人暮らしとなったが、不安よりも期待感であふれていた。

「新しい自分を見つけれるという気持ちが強くてワクワクが大きかったです。いろんな場所に観光に出かけたり、一人行動の素晴らしさに気づくことができました(笑)。最近では土日だけですが、自炊することも楽しみの一つです」

 カリンバ、読書、図書館巡り、裁縫とプロフィールの趣味・特技の欄にはインドアなものが並ぶ。最近では写経にも挑戦したようで、「漢字が好きなので、楽しかったです。精神統一にもなって、良い趣味ができました」と笑う。一方で、中学3年間はチアダンス部に所属とアクティブな一面も持ち合わせる。「昔から絵を描くことも、読書も、走ることも、木登りも好きでした。お父さんがよく『挑戦魂』と言っていたのですが、その影響で視野が広がっているんだと思います」。

 今後については「自然体な演技ができるようになりたいです」と目標を口にする。「『目力がある』と言っていただくことが多いので、そこを生かしながら、いろんな役に挑戦していきたいです」。

「今はとにかく演技を頑張りたいです」。数年前には想像もしていなかった世界で新しい“川口真奈”を見つけていく。

□川口真奈(かわぐち・まな)2007年7月12日、広島県出身。2022年に第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール」で準グランプリ受賞。25年3月29日にNHKドラマ『まぐだら屋のマリア』に出演。5月16日公開の映画『金子差入店』で映画デビューを果たす。憧れの俳優は高畑充希。

ヘアメイク:yumi(Three PEACE)

スタイリスト:山科美花

『ゴールデンマイが店に入る』

監督スクリプト:Furukawa Go

出演:丸山隆平、真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、北村匠海、村川絵梨、甲本雅裕、根

岸季衣、岸谷五朗、名取裕子、寺尾聰ほか

2025年5月16日より全国ロードショー

【写真】インタビューに応じた川口真奈の別カット

【写真:藤岡雅樹】



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編集部の感想:
川口真奈さんの初演技に対する挑戦は、本当に素晴らしいですね。複雑な役柄を見事に演じることで、彼女の成長と才能が感じられます。今後の活躍が楽しみで、多様な役に挑んでいく姿を応援したいです。

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