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英ロンドンで開催されたAdobe MAX 2025において、Adobeは複数のAIに関する発表を行っている。動画生成に対応するなどした「Adobe Firefly」や「Adobe Photoshop」「Adobe Express」など、Creative Cloud製品へのAI統合がさらに強化された。こうしてコンテンツにAIが組み込まれると、問題が発生する可能性も高まってくる。
そうした問題へ対処する1つの取り組みとして、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI:Content Authenticity Initiative)がある。今回のAdobe MAXでも、CAIなど、新たな取り組みが発表されている。
拡大するCAI
生成AIのAdobe Fireflyは、本物の写真や映像と見まごうほどリアルなコンテンツの生成が可能になっている。そのため、フェイクニュースに悪用されるなどの問題が発生する可能性がある。そうした問題に対して、コンテンツクレデンシャルを付与することで、AIによって生成されたものかどうかやコンテンツ編集の履歴を確認できるようにするのがCAIの取り組みだ。
CAIについてはAdobeだけでなく、メディア、カメラメーカー、チップベンダーなど多彩な企業が賛同しており、すでに4,500を超えるメンバーが協業しているという。日本企業からはカメラメーカーとしてキヤノン、富士フイルム、ニコン、パナソニック、メディアとしてNHK、日経新聞、読売新聞といった企業が参加している。
生成AIでの生成コンテンツだけでなく、PhotoshopのAI機能を使って画面内のオブジェクトを除去していたり、画像の周囲を拡張して生成していたり、リアルとは異なる画像や動画を生成することができるため、そうした履歴もクレデンシャルとして付与することで、あとから確認できるようにする。
Fireflyでは、複数の生成AIモデルを使い分けることができるようになり、そうした生成AIの利用に関しては全てクレデンシャルが自動で付与されるようになった。これによって、来歴を確認することで生成AIを使っているかどうかが判明するようになる。
PhotoshopやLightroomなど、生成AIに対応したツールの場合、最終的な出力の際にコンテンツクレデンシャルを付与することができるが、新たに「Adobe Content Authenticity」のWebアプリが公開された。
これは、自分が制作したコンテンツに対してコンテンツクレデンシャルを付与することができるサービスで、LinkedInやSNSのアカウントを制作者として設定することができる。コンテンツクレデンシャルはファイルに付与すると同時に、Adobeのクラウドにも保管されるため、ファイルから削除されてもクラウドでの検索が行えるため、信頼性を担保できる。
現在はパブリックベータ版の位置付けだが、これを活用することで、クリエイターは自身の作品を保護して権利を明確化できる。不正利用やなりすましを防止でき、さらに生成AIが自身のコンテンツをトレーニングに利用しないよう要求するという設定も付与できる。
「生成AIなしで作成」を証明するAdobe Fresco
Adobe Frescoは、スマートフォンやタブレットのようなタッチ・スタイラスを使ってドローイング・ペインティングが行えるツール。現時点ではiOSとWindowsに対応している。
このAdobe Frescoでは、逆に「生成AIなしで作成」というコンテンツクレデンシャルを設定することができる。Frescoが生成AIの使用を確認できない場合はクレデンシャルを設定できないので、イチから作成するなどして、生成AIを使っていないことが確認できた場合にだけ、コンテンツクレデンシャルが設定できる。SNSの設定もできるため、制作者の証明にも使うことができる。
さらにAdobeが公開しているブラウザ拡張機能「Adobe Content Authenticity」を使うと、SNSなどに投稿したコンテンツクレデンシャルを確認することができる。
これでもなお、悪用される危険性はあるが、自分の作品であることが証明できるため、一定の自衛手段としては使えそうだ。Creative Cloud製品であれば出力時に、非対応のソフトであっても、Webサービスを使うことでコンテンツクレデンシャルを設定することで、クリエイターの作品保護に繋げられるだろう。
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