9日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=145円台後半と、前日夕から大幅に下落。トランプ米大統領が英国と貿易協定で合意したと発表し、対中関税の引き下げにも言及したことで投資家はリスクオンとなった。
三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役は、米英の合意に加えて週末に予定されている米中交渉への期待も高まり、リスクオンのドル買い・円売りが強まったと指摘。ドル・円は再び146円台に乗せる可能性があるとの見方を示した。
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8日の円は主要10通貨に対して全面安。米英の貿易協定合意によって市場の緊張感が和らぎ、海外市場では対ドルで一時146円18銭と、4月10日以来の安値を付けた。ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.6%上昇した。

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