金曜日, 5月 23, 2025
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兵庫県でNo.1のWebマーケティング会社になる!株式会社アリカ代表取締役・中嶋翼の物語【誰かの物語vol.8】ゴンドーマサキ(権藤将輝)ライター・小説家

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概要

この記事は、株式会社アリカの代表取締役・中嶋翼氏の物語を通じて、兵庫県神戸市を活性化させるWebマーケティングの展開と、中嶋氏の起業までの経緯を紹介しています。中嶋氏は、地域密着型のサービス提供を重視し、顧客満足や地域の成長を目指しています。また、自らの経験や反骨精神をもとに、社会に貢献できる企業経営を志しています。

要約の箇条書き

  • 会社概要: 株式会社アリカは、Webマーケティングの総合会社で、2025年にTuneupとPhase Spaceが統合して誕生。
  • 地域密着: 地元企業の魅力を発信し、ユーザーの「ファン化」を重視。企業の成長を通じて地域を活性化を目指す。
  • 起業の背景: 中嶋氏は大学時代に起業を決意し、内定を辞退。初めての顧客を獲得し、自信を深める。
  • 反骨精神: 両親の反対を受けながらも自分の道を貫き、経済的困難を乗り越えて成長。
  • 新フェーズ: SNSマーケティング事業との融合で、相乗効果を期待。目標は「世界をもっとわがままに」する社会作り。
  • メンバー優先: 事業発展のためには、メンバーの充実感が不可欠と強調。顧客満足を実現するために、メンバーの幸福を大切にする理念。

兵庫県でNo.1のWebマーケティング会社になる!株式会社アリカ代表取締役・中嶋翼の物語【誰かの物語vol.8】ゴンドーマサキ(権藤将輝)ライター・小説家

商品やサービスには、必ず物語がある。現在地に至る紆余曲折や叶えたい未来を知れば、もっと好きになったり、もっとおいしく感じたり、五感が刺激されて、ともすれば人生さえも変えてしまうかもしれない。そして、また新しい物語が巡り生まれ、世代を紡ぐ。『誰かの物語』は、誰かを救う力に満ちている。そんな、誰かの想いが詰まった素敵な物語の数々をご紹介します。

今回は、株式会社アリカ代表取締役・中嶋翼さんの物語。

地域に密着し、兵庫県や神戸市の活性化を目指す総合Webマーケティング会社

中嶋さんが代表取締役を務める株式会社アリカは、総合Webマーケティング会社です。Web制作事業とシステム開発事業を手がける株式会社Tuneupと、SNSマーケティング事業とイベント事業を展開する株式会社Phase Spaceが融合し、2025年4月に誕生しました。

「学生時代に立ち上げたTuneupにPhase Spaceの強みが加わったことで、提供できるサービスの幅が広がった」と中嶋さんが自負する通り、事業領域はクリエイティブ、SNSマーケティング、AIマーケティング、システム・アプリ開発まで多岐にわたります。Webマーケティングに関することなら一手に引き受けられる体制が整いました。

コンセプトのひとつが「地域密着」。これまで兵庫県や神戸市に根差して活動してきたPhase Spaceの理念を受け継ぎ、地域の活性化に寄与することを目指しています。

「閲覧数や再生数といった数値目標を達成するのはもちろんですが、地元企業さまの魅力を発信することでユーザーを“ファン化”し、行動を喚起したいと考えています。応援したいと思う人が増えれば増えるほど地元企業さまのビジネスは成長し、ひいては地域の活性化につながります」(中嶋さん)

そのうえで、「まずは自分たちアリカが地域から選ばれる存在にならなければならない」と指摘しました。

「ITの発達によって大都市との情報格差は少なくなっていますし、必ずしも高いコストをかけて東京の有名企業に依頼する必要はないんじゃないかと思うんです。兵庫県や神戸市を盛り上げようとしているWebマーケティング会社が神戸にあることを知っていただきたいですね」(中嶋さん)

創業から地道に実績を積んできた中嶋さんの言葉からは、自社のサービスへの自信が垣間見えました。

就活で心のモヤモヤが浮き彫りに。両親の猛反対を押し切り、ITの分野で学生起業を決断

中嶋さんは「小学生の頃からお金持ちになりたかったみたい」と苦笑いを浮かべながら振り返ります。

「記憶にないのですが、七夕の短冊に『お金持ちになりたい』と書いていたと母親から聞きました(笑)周りの友だちが『花屋さんになりたい』『サッカー選手になりたい』と子どもらしい夢を書いていたので、強く印象に残っていたそうです」(中嶋さん)

とはいえ、貧しい思いをしたことはなく、経済的には恵まれたほうだったのだとか。厳格な両親の教育方針が要因だったのではないかと、中嶋さんは分析しました。

「欲しいものを買い与えられる家庭ではなかったですね。誕生日が1月4日でクリスマスとすごく近いため、プレゼントをひとつにまとめられることが多く、好きなゲームのカセットを買ってもらえるのは年に1本だけ。僕のゲーム欲に対して完全に不足していました。小学生のときは次々に発売されるゲームソフトが欲しくて欲しくてたまらなかったので、何でも買えるように『お金持ちになりたい』と考えたのかもしれません(笑)」(中嶋さん)

どうしても新しいゲームソフトが欲しかった中嶋少年が、夏休みの課題図書を買いに行った書店で偶然出会ったのが、海賊版をダウンロードをするためのマニュアル本でした。当時は海賊版への法整備が追いついていない時期で、そういった書籍が店頭に並んでいたそうです。

「今は当然のことながら違法ですが、そのおかげでパソコンに興味を持ち、自ずとスキルが磨かれていきました」(中嶋さん)

その後、ITの分野で起業を果たすのですから、人生の妙を感じずにはいられません。

「起業について真剣に考え始めたのは、姫路の大学に入学してからでした。個人塾で塾講師のアルバイトをしていたのですが、厳しい環境でありながら時給は高く、学生の身分で月に35万円ほど稼いでいたんです。塾長の方針でかなりの裁量を持たせてもらっていたこともあって、次第に『自分でも経営できるんじゃないか』と思うようになったのがきっかけでした」(中嶋さん)

しかし、さすがにすぐに行動に移すことはできなかったそうです。コロナ禍で満足のいく大学生活を送れないまま就職活動に突入し、心のモヤモヤは晴れるどころか、さらに暗澹(あんたん)としていきました。

「就活では、自分も周囲も“ゾンビ化”していきました。思ってもいないような志望動機を友人が話すのを聞くのが嫌でしたが、いざ自分が面接を受ける立場になると、判を押したような内容を口にしてしまう。自分に嘘をついているような気もしましたし、人生を決めきれない感覚が長くありましたね」(中嶋さん)

ソフトウェア開発のエンジニア職の内定を得て、内定者インターンに参加するも、その違和感は増していくばかり。同じ内定者には専門学校に在籍する学生がたくさんいて、机を並べると、自分の技術的な未熟さを痛感して仕方がなかったと吐露します。

「このまま就職してしまったら、コンプレックスを抱えて落ちこぼれるんじゃないかと危機感を覚えました。そこで、自分の武器は何かと考え、喋る力に思い当たったんです。弁が立つというか思考を言語化するのが得意だったので、この力を活かす道に進むしかないと、起業に挑戦することにしました」(中嶋さん)

アルバイトで経験していた塾運営も検討したそうですが、「自分自身の軸が確立していない状況で、子どもたちの人生を左右する教育事業に参画することはできない」と考えた中嶋さんは、ホームページ制作を請け負う事業を起こしました。

「初めてのお客さまは今でも鮮明に覚えています。自社のホームページを立ち上げた途端、お問い合わせをいただいて。僕は欠席すると単位を落としてしまう授業があったので、代わりに当時の相方に商談に行ってもらいましたが、気が気でならなかったですね(笑)今こそホームページからの問い合わせ獲得に力を注いでいるものの、これほどまでにすんなりと受注に至ったケースはほとんどありません」(中嶋さん)

神様から、起業した中嶋さんへのプレゼントだったのかもしれません。内定を断り、経営者として生きていく道を選ぶのか。迷っていた20歳の大晦日の夜、京都の実家でちょっとした事件が発生しました。

「まだ決め兼ねていたので、事業に向き合うため、とりあえず内定を断って大学を休学させてほしいと両親にお願いしたんですが、猛反対されました。今思えば、両親が反対する気持ちは理解できます。バイトをやめて収入が減り、お米とモヤシだけで食いつなぐなど初めて経済的に追い詰められたためか、ストレスで血便が出て、それがバレてしまっていたので。でも、わかってもらえないことに苛立ち、親に対して言ってはいけない言葉を泣きながらぶつけてしまいました」(中嶋さん)

結局、休学は許されなかったものの、金銭的な援助は受けないとの約束で、中嶋さんは内定を辞退して事業を継続しました。ちょうど大学でスタートした起業家育成プロジェクトのメンターから助言・指導を受けつつ、4年生の1年間で売上を大幅に伸ばしながら、大学を無事卒業。大学院に進学してAIの研究室に入り、現在提供しているAIマーケティングの礎を築きました。そして、大学院在学中の2023年4月、株式会社Tuneupを設立します。

両親に反対された段階で断念する人もいる中、あきらめなかった理由を尋ねてみると「反抗期だったんでしょうね」と、中嶋さんは笑いました。「『お前には無理だ』といわれると、余計に燃える」という反骨精神は、今も事業を推進する原動力になっているのでしょう。

「世界をもっとわがままに」。ミッションを実現するため、働くメンバーを一番大切にしたい

中嶋さんの事業は、SNSマーケティング事業とイベント事業を展開するPhase Spaceとの融合により、新フェーズを迎えました。「TuneupとPhase Spaceは互いに補い合える関係なので、爆発的な相乗効果を生むことができる」と、中嶋さんはアリカに大きな期待感を示します。 そんなアリカのミッションは「世界をもっとわがままに」。込めた想いを明かしてくれました。 「誰もが自分の好きなように生きていきたいと願っているはずなのに、さまざまな事情で押し殺している人たちがたくさんいます。わがままの種類は人それぞれですが、それらをすべて叶える社会を作ることができれば、もっと幸せに生きられると思うんです」(中嶋さん) 「AIを活用しているのは、このミッションを実現するためでもある」と補足。AIやロボットが日常的な雑務をこなすようになれば、人間はわがままに生きていけるはず。「効率化を図った先に究極の世界が訪れる可能性はゼロではない」と壮大な夢を語りました。 「ただ、わがままは相反することがあります。例えば、消費者が安くて良いものを欲する反面、商品やサービスを提供する側はできるだけ利益を上げて従業員に還元したいと考えるものです。極力ご要望にお応えしたいですが、やっぱりメンバーが犠牲になって疲弊してしまうと、お客さまのわがままを永続的に叶えることはできないと思うんですよね」(中嶋さん) 「語弊があるかもしれない」と前置きしながらも、顧客とより良い関係を構築・維持するには、メンバー全員が充実感を持ちながら意欲的に働くことが前提になると断言。「関わる一人ひとりの個性を力にし、たくさんの『ありたい』を叶える」とのビジョンを掲げていますが、メンバーを尊重するのも会社の使命と力を込めました。 「自分にとってはメンバーが一番大切。そこをしっかりと守ったうえで、お客さまや社会に貢献していくのが理想です」(中嶋さん) 

「『あり(アリ)たい』を『叶える(カなえる)』会社」だから「アリカ」。欲しいものを買えるようになりたいと自分の欲望を満たすためにお金持ちになろうとしていた中嶋少年は、メンバーや顧客といった他者の幸せを優先できる経営者に成長を遂げたのです。



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