木曜日, 5月 22, 2025
ホームレビュー映画全人類、劇場に走れ!走り続ける62歳ートム・クルーズという奇跡に泣いた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ネタバレ感想レビュー!天豆 てんまめ

全人類、劇場に走れ!走り続ける62歳ートム・クルーズという奇跡に泣いた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ネタバレ感想レビュー!天豆 てんまめ

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、イーサン・ハントがAIによる脅威と戦い、仲間たちとの絆を強めつつ、世界の命運を賭けた壮絶な任務に挑む物語です。62歳のトム・クルーズが演じるイーサンは、これまでの経験と仲間の助けを借りながら、彼自身の命をかけて真実と信念を守ろうと奮闘します。

記事の要約

この記事では、トム・クルーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』について感想が語られています。特に、62歳の彼が見せる覚悟や、彼の演技がもたらす感動について触れています。映画が描く「信じる力」や仲間との絆の重要性、そしてイーサン・ハントの物語がどのように進化してきたかなどが詳述されており、ただのアクション映画ではなく、感情と深いテーマを持つ作品として賞賛されています。最後に、観客への呼びかけがあり、この映画をぜひ劇場で観るべきだという結論で締めくくられています。

全人類、劇場に走れ!走り続ける62歳ートム・クルーズという奇跡に泣いた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ネタバレ感想レビュー!天豆 てんまめ

記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

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天豆 てんまめ

この記事では、トムクルーズ最新作をネタバレ有りで語り尽くします!

まだ未見の方は昨日書いた以下の記事でたっぷり楽しめます!

ネタバレなしレビュー&トム・クルーズ40年間全作品紹介はこちら!

そして、この記事は思い切りネタバレ全開!

その代わり、熱さも全開フルスロットルで走り抜きます!

――これは「走る男」の祈りだ。
「これが最後」だなんて、信じたくない。

それほどに、イーサン・ハントが好きだ!

彼の29年の走りを、ずっと見つめてきたから……

■ 1996年の“しずく”から、すべては始まった

初めてイーサン・ハントと出会ったのは1996年。私は当時大学生、まだ付き合っていない彼女との初デートで「それ」を目撃した。私は上映中、初デートのことさえ、忘れていた。ただ、その映画の効果か、その日、彼女と付き合うことになり、

その5年後に結婚して、第1作から29年経ち、今は結婚24年目の夫婦である。

残念なことに、妻は初デートが「ミッション・インポッシブル」だということを覚えていない(涙)

脱線した。話を映画に戻そう。それくらい歴史があるということだ。まだ“スローモーションの時代”だったアクション映画の中で、

一人の男が、たったひとしずくの汗に命を賭けていた。

天井からケーブルで吊られ、静かに、静かに。
その緊張が、心臓を撃ち抜いた。

あの衝撃を覚えている人なら分かるだろう。

『ミッション:インポッシブル』は、ただのスパイ映画ではない。
それは、“走り続ける男”イーサン・ハントの、命の物語だ。

■ 62歳の男が、映画の未来を守りに行く

今作でまず語らずにはいられないのが、トム・クルーズそのものの「覚悟」だ。

深海、爆発、列車、格闘、潜水、空中アクション…
そのすべてをスタントに任せず、自ら命を削って演じている。

62歳。

普通なら、引退しても誰も文句を言わない年齢だ。
だが彼は、走る。飛ぶ。潜る。命を張る。

映画を守るために。

AIが何でも生み出せる今、
「これは本物だ」と言える映像が、どれだけ尊いか。

観客は知っている。だから、息を呑む。涙が出る。
これは、もう“演技”ではない。覚悟の祈りだ。

■ 前作の“続き”を捨てた潔さ

誰もが思ったはずだ。

前作の列車ラストから始まるのだと。

でも違った。

マッカリー監督は、前作のダイジェストすら流さない。
すべてをバッサリ捨てて、再び“ゼロから始める”選択をした。

その決断に、心を奪われた。

これは、シリーズを並べるための映画ではない。
1本の、命を宿した「映画」なのだと。

■ 今作は、“仲間”の物語だった
※ここからはネタバレを含みます

イーサン・ハントという男を語るとき、

その背中にはいつも“仲間”がいた。

ベンジーは、これまでの陽気さとは違い、今作では冷静で、研ぎ澄まされていた。
ルーサーは、これまで前線には出なかったが、AIの毒に触れる覚悟で“突入”した。

そして――彼の「遺言」が、すべてを変えた。ルーサー・スティッケル。

IMFの中で、最も信頼されたハッカー。

彼は最後に、イーサンへ音声メッセージを残す。

「これを聞いてるってことは、俺はもういないってことだ。……お前を信じてるよ、イーサン。だから進め」

その一言が、すべてだった。

悲壮でも、感傷でもない。
ただ、友情と任務に生きた男の声。

「走れ、イーサン」
「最後まで進め」

それは、ルーサーからの“伝言”であり、
この29年を支えた全キャストの、魂のバトンだった。

■ グレースが、イーサンを“引き戻す”

ヘイリー・アトウェル演じるグレースは、イルサの面影を宿しながら、

どこか違う。

素直で、まっすぐで、
目を合わせるだけで、イーサンとの信頼が伝わる。

彼女は、イーサンを「死の匂い」から引き戻す。

あの酸素供給という目的のキスシーンは、心揺さぶる
ぬくもりと愛に満ちていた。

それは、爆発でも銃撃でもない。
アクションの中に潜んだ、最も美しい“人間ドラマ”だった。

■ 世界の命運をかけて、“板”を奪い合う

改めて言う。

この映画は「携帯電話サイズの板」をめぐる戦いだ。

設定だけを見れば、正直アホらしい。

でも――本気で演じている。

命をかけて、奪い合っている。

だからこそ泣ける。

これこそが「映画」なのだと、魂が震える。

■ AIとの“戦争”が、ここまで熱くなるなんて

本作の敵は、AI。

実体すら持たない、サーバーの奥に潜む“知性”。

だけど、それが本当に恐ろしかった。

SNSで飛び交うデマ。正体の見えない“敵”への疑念。

誰かを信じることが、こんなにも困難な時代に――

この映画は、「信じる力」が最後の鍵になる。

観客が、そしてイーサンが、
“誰かの意思”を信じ抜けるか。

それは、まるで現実世界の私たちへの問いかけのようだった。

■ 世界が壊れかけている“今”だからこそ、必要な映画

核を搭載した潜水艦が、いつ発射してもおかしくない状況。

不確かな情報が飛び交い、
疑心と怒りが連鎖する、現代。

どこかで誰かが誤った判断をすれば、
世界は簡単に終わってしまう。

エンティティが予測した「人類は自滅する」未来。
だけど本作は、そうならない選択を“人間の手”で描いた。

それが、何よりの希望だった。

■ 登場人物たちの“意思ある選択”に、心が震える

パリスは、かつて暗殺者だった。

前作でイーサンに救われた彼女が、今回は命を賭けて仲間を守る。

ベンジーは、銃を持ちたいと憧れていた男。
今回は別チームを率い、IMFの一員として成長した姿が描かれる。

グレースは、逃げようとした過去を超えて、IMFに加入する。
彼女がいなければ、今回の任務は成功しなかった。

そして――ルーサー。

彼の犠牲がなければ、AIは封じられなかった。

みんな、もともとは“別の人生”を歩んでいた。
けれど、自分の意思で「使命」を選びなおした。

この映画は、そんな彼らの「再選択の物語」でもある。

■ イーサン・ハントという“奇跡の人間”

ガブリエルに2度、大切な人を奪われたイーサンは、

復讐ではなく「使命」を選んだ。

どれだけ世界が壊れても、誰かが死んでも、
彼は人を信じることをやめなかった。

イーサンが選び続けてきた“不可能な選択”こそが、
今回、世界を救ったのだ。

それを信じて待ったエリカ大統領の姿には、
前作『フォールアウト』の最後の言葉が重なる。

「IMFは世界を救う組織だ。大勢の命と同様に、ひとりの命を大切にする人間が必要だから」

この価値観が、世界を救った。

■ クライマックス――「走るトム」に、ありがとうを

物語のクライマックス。

イーサンが“あの道”を走る。

ただ、それだけなのに――涙がこぼれた。

62歳の男が、ただまっすぐに、前を見て走っている。
それだけで、胸が熱くなる。

なぜなら、彼は「映画という嘘」を、命をかけて本気でやっているからだ。

演技ではなく、祈り。

その祈りは、確かに観客の心に届いていた。

走るあなたの背中を、僕たちは一生、忘れない。

そして、クライマックスのガブリエルとの一騎打ちは、小型飛行機のあらゆる体制での絶体絶命のぶら下がり!!心拍数が極限まで高鳴ったまま、ラストに突入する!「ハラハラドキドキして手に汗握る」とはまさに!

この場面は呼吸していることを忘れるほどにスリリング!

■ ラストに託された「希望」と「未来」

物語は、ルーサーの言葉――「幸運を祈る」で幕を閉じる。

かつてはボスからの任務終了の合図だったこの言葉が、
今回は“友からの願い”として響く。

それが、この29年の物語のラストにふさわしいと、心から思った。

この作品で終わってもおかしくはない。

でも、まだ続いていく期待も残すエンディングの余韻。

そして未来へ。

この映画は終わっても、きっとイーサンの未来はまだ続いている。

■ トム・クルーズの“次のミッション”へ

トム・クルーズはまだまだ止まらない。

2026年公開予定の映画『ジュディ』
 ――「救世主」であることを証明する物語。

『ディーパー』
 ――深海での未知との遭遇。

宇宙空間での撮影計画(NASA×SpaceX)

そして、『トップガン3』の可能性まで。

彼はまだ、“不可能”を可能にし続ける。

■ 最後に

ありがとう、イーサン・ハント。

ありがとう、トム・クルーズ。

映画の終わりと同時に、涙が流れた。

それは悲しみではなく、
「走る男の背中」に心が打たれたから。

この映画は、ただのアクションじゃない。
ただのスパイ映画でもない。

これは、“魂の映画”だ。

全人類よ、劇場に急げ。泣いて、震えて、心から「ありがとう」と言える。

そんな映画が、ここにある。

ありがとう、ミッション:インポッシブル。ありがとう、イーサン・ハント。

ありがとう、トム・クルーズ。

僕たちは、あなたの走る背中を――一生、忘れない。

天豆 てんまめ

「推し」と「好き」を言葉で届けるコンテンツクリエイター/エッセイスト /映画&KPOPライター / Voicyパーソナリティ / フォロワー2万人 / UDEMYベストセラー講師 / ADHDでもAI×ライティング×エンタメで好きを仕事に自由に生きてます☺️



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