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概要
この記事は、音楽家・祇是未在(タダコレ ミザイ)のシンセサイザーとキーボードに関する楽器遍歴を紹介しています。彼の楽器に対する理解を深めながら、思い出の楽器を通じて音楽体験を振り返る内容となっています。
要約(箇条書き)
- シンセサイザーはさまざまな音を出すことができ、自分で音をデザインできる楽器。
- 鍵盤付きと鍵盤なしのシンセサイザーが存在。
- 使用した楽器のいくつかを紹介。
- CASIO KT-80(1994〜95年使用): 音色は限られていたが、練習に役立った。
- YAMAHA EOS B900(1995〜99年使用): 小室哲哉プロデュースに影響を受けて購入。高校時代に多くの曲を制作。
- ROLAND JV-1000(1996年〜現在): 76鍵盤のシンセ。演奏用として重宝し、いまだに愛用中。性能や打感が優れている。
- 機材遍歴が続き、他にも10台以上の楽器を所有していることが明らかに。
実のところ、僕もやんわりとしかわかっていません。簡単に言えば、いろんな音が出せる楽器。ちょっと難しく言うと、
出したい音を自分でデザインできる楽器。
鍵盤(キーボード)付きのものが一般的には浸透していますが、実は鍵盤なしのものもあります。これがモジュラーシンセや
音源モジュールと呼びます。
つまり演奏するには、
鍵盤と繋ぐ必要があるということ。
ちなみに単純にキーボードと呼ばれる楽器はあくまで中に入っている音色を
鳴らすだけのものです。
何故こんなマニアに成り立てみたいな話をしたかと言うと、ここから僕の鍵盤遍歴をお話するのに
イメージを補完しやすくするためにです。
●CASIO KT-80(使用期間1994〜95年)
1990〜91年頃に発売
61鍵盤、100音色、CD再生可能
そうそう、これこれ。転校に伴い、生ピアノを失った僕が
母親にねだって買ってもらった一台。
CDを再生しながら、練習が出来るシロモノでセンターカット機能ってのが付いていてヴォーカルをOFFることが出来たんです。
なので、楽器の音に集中できました。
でも音がね…、なんとか使えるかな?と思ったの4つくらいで、2年後の高校一年の頃にシンセを購入するまでの
繋ぎを果たしてくれたキーボード。
転入先の同級生のヤンキーたちとT-BOLANやるために、ケースなしの裸で左脇に抱え、チャリで練習場の納屋まで行った記憶が蘇りました。
●YAMAHA EOS B900(使用期間1995〜99年)
1995年発売、同年に購入。スピーカーがあるせいか18.5kgもあり、
運ぶのに難儀しました。
キーボードじゃ音がチャチでダメだ!シンセサイザーだ!シンセと言えば、小室哲哉だ!となり、TKプロデュースの本製品をコツコツ、バイトしたお金で購入しました。実はバイト、高校入学の1ヶ月前から
ガソリンスタンドで雇ってもらってました。
たぶん一番、使い倒した一台。なんせ、これで音源のオケを完成できる、させる!と思っていましたからね。高校時代、本当に沢山の曲を生み出せました。割と使いやすかったシーケンサーのおかげでその後に入手するシンセのシーケンサーが使いにくいと何度も思わさせられました。ちなみに、このEOS B900は、2000年に放送された『Beautiful Life』(主演・キムタク、常盤貴子)ってドラマでキムタク扮する美容師・柊二の部屋にも置かれてて、自分のと同じシンセだったので、「いつ弾くねん?いつ弾くねん?」…「…なんや弾かんのかい!?」と、今で言う、すち子みたいな
ツッコミを入れたのを覚えています。
●ROLAND JV-1000(使用期間1996年〜現在)
1993年発売中級者以上〜プロ使用当時の販売価格398,000円
え!ウソでしょ(今初めて調べました)!?
B900で楽曲制作に満足はしていましたが
いざ演奏となると、61鍵盤では足りない…。
さて、どうしたものか?と、悩んでいたところ、質屋さんに76鍵盤が置いてある!マジか?となり、値段を見ると、9万円!?
※当時まだハードオフとか無い時代
うん、買えんことないお値段、しかし、安いのか高いのかワカラン…。いやいや、悩んでる間に、
売れてしまうかも…、ヨシ!買おう!
↑このとき(当時高2)の判断を褒めて遣わす。音色も非常に面白い上に、B900のヌケが悪い感じを見事に解消!
良い買い物でした。
シーケンサーも付いてるんだけど、小さすぎる液晶で、何をどうすればB900みたいにステップ入力できるかもわからず…。まあ、これは演奏用!最初からそのつもりだったやん!
はい、切り替え大事です。
しかしながら、この機種、隠された欠陥が、
それをライヴ前に気付かされる事態も…。
ある日、さて今日もライヴに向けて練習だ!と、鍵盤に目をやると
「!?」
鍵盤のひとつが、凹んでる…。厳密には戻らなくなっていました。
しかも、よく使う真ん中辺りのポジション…。
どないしょ?せや!楽器屋に持って行こ!
楽器店→メーカーに確認してもらう、とこの機種は、鍵盤部内側の接着剤が溶け出すものもあるらしく、もちろんメーカー修理可能ですので、ってことで、修理に出すことに。それから鍵盤落ちは起きてないから
まあ、ええとしときます。
これはホント、ステージでよく使った一台。今も現役ですが、2007年からは音源モジュール繋いで、
マスターキーボードとして利用中。
鍵盤の打感がすごくしっくり来てて、今まで所有したもの、試したものの中でも一番良いので、手放せないんです。ちなみ前述のB900、TKプロデュースのシンセだったんですが、プロモーション用にステージやらで弾いてましたが、あくまでマスターキーボードとして、音源は別の音源モジュールを使用。逆にこのJV-1000を一部利用していたらしいです。
坂本龍一教授も同様に。
↑音楽モジュールRoland Sonic CellをMIDIで繋いでマスターキーボードと化した
JV-1000。※撮影15年前
さて、そのSonic Cellについては
長くなって来たので次回につづきます。
今、数えてみたら、あと10台もありました(汗)って楽器遍歴が、機材遍歴になってるし…。
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