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概要
田原靖識氏は自身のビジネスに対する考え方が、特定の一言によって変わった経験を語っています。この一言は、ゼロイチの定義についての再考を促し、初心者支援から中級者層へのシフトの重要性を強調しています。さらに、自分自身なりの用語の定義を持つことが、ビジネスをより自由に、効果的にする鍵であると述べています。
要約の箇条書き
- 「ゼロイチ」とは、初心者のことだけではなく、個々の未経験領域に挑戦すること。
- 独立初期は初心者サポートに従事していたが、別の視点を持つことで中級者層との仕事を重視するようになった。
- 中級者層との関わりは、会話の質を高め、双方にとって楽しさを生む。
- 言葉の定義を持つことは、ビジネスの方向性を明確にし、自由をもたらす。
- 質問を持つ人との関わりが特に面白いと感じる。
- 自分が最も力を発揮できる領域での勝負が重要であると認識している。
こんにちは、WEBプランナー田原靖識です。
突然ですが、あなたにとって「ゼロイチ」って、どういう意味ですか?
僕はずっと、「ゼロイチ=まったくの初心者が初めて売上を立てること」だと思っていました。
でもある日、ある人から言われた一言が、僕のビジネスの捉え方を大きく変えたんです。
「みんな“ゼロイチ”っていうけど、その定義、ちゃんと持ってる?」
…え?定義?ゼロイチって、誰にとっても“初心者”のことでしょ?
って思ってた僕にとって、まさに目からウロコの一言でした。
初心者サポートばかりが「正解」だと思っていた時代
独立してすぐの頃、僕もそうでした。
「教えるなら初心者だよね」「みんなゼロイチ支援やってるし」
「わかりやすいから集客しやすいし」
実際に、スキルをこれから学びたいという人は多いし、
僕のところにも「副業を始めたいです!」という相談がよく来ていました。
でも、あるときふと思ったんです。
「本当に自分が楽しいって思える相手って、誰だろう?」
初心者支援がイヤというわけじゃない。
でも、どこか“力をセーブしてる感覚”があったんです。
そして、ある人からの一言
そんなとき、尊敬するビジネス仲間からこんなことを言われました。
「みんな初心者層のゼロイチをターゲットにしてるけど、僕らは中級者層をターゲットにしてもいいんじゃない?
初心者層は別の人にお願いして、僕らは中級者層の人と仕事をする。その方が実力があるし、一緒にやると面白いよ。」
……ガツンときました。
そうか。
誰かにとっての“ゼロイチ”って、必ずしも「ビジネス未経験」のことじゃないんだ。
「ゼロイチ」って、本当に“ゼロから1”?
例えば、
-
リアルでの活動は得意だけど、WEBでの集客はゼロという人。
-
営業経験は豊富だけど、SNSでの発信はこれからという人。
-
会社でリーダー経験あるけど、個人としての仕事は未経験という人。
これって、どれも“ゼロイチ”ですよね。
ゼロイチとは、“その人にとっての未経験領域に挑戦すること”。
ここに気づいた瞬間、僕の中で何かが外れました。
中級者と仕事をする、という選択肢
それから僕は、徐々に中級者層との仕事にシフトしていきました。
-
すでにある程度の売上を上げている人。
-
スキルはあるけど、仕組み化やマーケティングができていない人。
-
単価は上がってきたけど、提案に自信が持てない人。
この層の人たちって、めちゃくちゃ面白い。
課題が明確だからこそ、会話の質が高くなるし、
ちょっとした視点を加えるだけで、大きなブレイクスルーが起きる。
そして何より、「一緒に創る」という感覚が強い。
僕は、“先生と生徒”というよりも、“パートナーとして並走する”のが好きなんだと気づいたんです。
どこを“ゼロ”と見るかで、関わり方が変わる
例えば、僕の講座では、
-
WEBデザイナーが「提案は苦手」と言っていたけど、提案フレームを学んで月収が3倍に。
-
SNS代行をしていた人が「企画と設計」にシフトして、毎月リピートが入るように。
一見すると「上級者」に見える人でも、ある領域では“ゼロ”なんです。
ここを見抜いて、「ここから一緒に“イチ”をつくろう」と関われると、信頼関係が一気に深まる。
言葉を、自分の中で定義しておくことの重要性
マーケティングって、“言葉の世界”なんですよね。
でも、曖昧な言葉をそのまま使うと、誰にも刺さらない。
だから、
-
ゼロイチって、自分にとってはどういう状態?
-
中級者って、どこからどこまでを指す?
-
提案って、どういうアクションを意味してる?
この“自分なりの定義”を持っておくことが、本当に大事。
言葉を定義することで、自分のビジネスが“自分のもの”になる。
人の言葉で動くんじゃなくて、自分の言葉で動けるようになる。
僕は、「問いを持っている人」と仕事がしたい
初心者か中級者か、というよりも。
「問いを持っている人」と一緒にいると、面白い。
「どうしたらもっと良くなるか?」「なぜ今うまくいかないんだろう?」
「自分が本当にやりたいことって何だろう?」
こういう“内側の問い”を持っている人と話すと、アイデアが湧いてくるし、
一緒に仕組みをつくっていくのが楽しくて仕方がない。
自分がワクワクする領域で勝負する
だから僕は、今こう考えています。
ゼロイチの支援は、得意な人がやればいい。
僕は“中級者の飛躍”をつくる側にまわろう。
「誰を助けるか」で、届ける言葉も、提供する価値も全部変わる。
それなら、自分が最も力を発揮できるところで、全力を注ぎたい。
最後に:定義を持つと、自由になれる
「ゼロイチって、定義してる?」
あの一言が、僕のビジネスの捉え方を変えてくれました。
それまでは、誰かの正解をなぞるように動いていたけれど、
今では“自分なりのフィールド”で、目の前の人と深く関われるようになりました。
あなたにとっての「ゼロイチ」は何ですか?「中級者」って、どんな人を指しますか?
「提案」って、どこからが“提案”ですか?
言葉の定義を持つことは、縛りではなく、自由になるための鍵。
あなたの言葉で、あなたのビジネスを語っていきましょう。
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