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概要
この記事は、音楽人Fさんとの出会いを語るもので、著者が過去に経験したバンド内のトラブルからフリーのドラマーを探し、最終的にFさんとの繋がりを得るまでの経緯を共有しています。著者はFさんのドラムスキルに感銘を受け、彼とのコラボレーションを通じて音楽活動を続ける決意を固めています。
要約の箇条書き
- Fさんは著者のバンドでサポートドラマー。
- 出会いのきっかけは、バンド内のトラブルによる孤立。
- トラブルは旧知の女性ドラマーを招く提案から始まる。
- リードギターの反発で他のメンバーが脱退し、バンドが崩壊寸前に。
- 次のライヴは著者にとって特別な意味を持っていた。
- 別のドラマー候補からFさんを紹介される。
- 初めての音合わせでFさんの実力を感じる。
- ライヴはトラブルもあったが、無事に終了。
- その後もFさんにドラムを依頼し続けることになる。
- 文章は続きがあることを示唆している。
彼との出会いは、次のライヴが決まっていたのにバンド内で仲違いが起き、僕ひとりが悪者になり、
孤立状態となったことがキッカケだった。
仲違いの理由は、今になって思えば、本当につまらないものだった。僕のバンドは、僕がギターヴォーカル兼キーボードで、リードギターとベースと
サポートドラマーの4人体制だった。
前述のそのライヴに、サポートドラマーが日程的に参加不可となり他のドラマー候補を探す中でとある楽器屋の店員さんで旧知の仲でもあった女性ドラマー、Dさんにお願いしようとしたのだが、それがマズかった。
リードギターの地雷だった。
なんでも昔、好きだった女性らしく、それは僕も知ってはいたが、リードギターにはカノジョも居たし他で別の女のコをコソコソしながら口説いていたのも知っていたし、Dさんのことはだいぶ昔のことだと訊いていたので些末な問題と捉えていた。これについては軽率だったと反省も謝罪もした。それでも彼の気は治らなかった。ベースとそのカノジョ(JD)とカノジョの友達(JD)にも悪いように伝わった。そこからはもう、話は早かった。その2人が脱退した。そして、その2人がバンドを組んだ。後になって思えば、辞める理由が欲しくて、大袈裟に騒ぎ立てて、被害者面をしたかったのだろう。そう思えたのは、彼が昔組んでいたバンドのヴォーカル(僕も知っている人)の
悪口ばかりを言っていたからだ。
嫌いな人間を悪者にさえすれば味方を増やして引き連れて、総叩きにしても良いって考え方の持ち主と僕は捉えた。小学校や中学校でも、そう言うのが居た。非常に残念でならなかった。
人を見る目がなかった自分も愚かだった。
と、そんな感傷に浸っている場合では無かった。何故ならば、その次のライヴは
絶対にキャンセルしたくなかったからだ。
僕が中学生の頃に、その歌声を聴き、憧れながら育ったバンド、元WANDSの上杉昇さんの新バンド、『猫騙』のレコ発ツアーの福岡公演の対バン(前座)だったからである。
『猫騙』ヘヴィオルタナって感じで
とんでもなくカッコ良かった。
とりあえず、ベースについては、ウチのバンドの曲も知っていてくれた後輩のDに依頼をし、ハコが満杯になるライヴに大喜びで快諾してくれた。
ごめんな、僕のチカラじゃないのに。
リードギターは諦めた。キーボードありの曲を削って、
3ピースでやることにした。
さて、ドラマーはどうする?ライヴまでの日にちも半月を切ろうとしていた。即戦力で、かつ僕よりもレベルが数段上の人材じゃないと、ダメだ。しかも、その日にライヴに
出てくれる予定が大丈夫な人。
ひとまず、その当時で10年以上の付き合いがあったまた別の楽器屋の店員ドラマーさんに頭を下げた。その方もデカいイベントだから、快諾してくれたのだが、その日の夜に連絡があり、「やっぱり無理、ごめん。その代わりに紹介できる上手い子が居るから」と
それで出会ったのが、Fさんだった。
第一印象は、
なんだか玄人っぽいオーラがある、だった。
それは見事に的中し、
初音合わせで、撃ち抜かれた。
こんなにダイナミクスがあるのに流麗で歌心があるドラマーさん、初めてだ!
そう心から思えた。
バンドの音源(と言っても僕が一人で制作したプリプロ)を渡し、予定詰め詰めで、練習を重ねた。
※ライヴの話は、また別記事に綴ります。
なんやかんやあり過ぎたがライヴは無事(?)終了。?として居るのは、やはり急造バンドだったので緊張も音に出てたし、
上手く噛み合わないところもあった。
特にベースな。叩き直したるつもりで、Dはそのまま継続でウチのバンドの仮メンバーとして残ってもらった。うん、まあ、本番色々あったけど、
助けてくれてありがとう。
それから、しばらくしてキーボード奏者を見つけた。
良いプレイヤーだった。
ドラムはもちろん、Fさんに依頼し続けた。別でメインのバンドがあったのと他にもサポートしているバンドがあったので正式メンバーになってもらうのは難しかった。もちろん僕の力量不足から
認めてもらえていなかったのも否めない。
其の弍へ、つづく
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