個人ゲーム開発者の大田マト氏は5月19日、VRサンドボックスゲーム『Primitier(プリミティア)』を、5月22日に正式リリースすると発表した。本作は、PC(Steam/Metaストア)向けに現在早期アクセス配信中。
本作は、物理シミュレーションに基づいた広大な世界を舞台にしたサンドボックスゲームだ。VR専用タイトルであり、プレイするにはSteam版ではSteamVR対応デバイス、Metaストア版ではMeta Quest 2/3/3S/Proが必要となる。

『Primitier(プリミティア)』では、自動生成される広大な世界が用意され、プレイヤーは道具や機械をクラフトして楽しむことができる。物体を自由に切断・結合できるシステムが特徴のひとつとなっており、たとえば石で木を叩くと、叩いた位置で木が切断。そうして手頃な長さに切断した木の先端に、石をくっつければ石斧が完成する。木や石だけでなく、ゲーム内に存在するほぼすべての物体が材料として使用でき、さまざまな道具を現実の工作のような感覚でクラフト可能だ。
また、本作には高度な物理シミュレーションが導入され、クラフトした道具を含め、あらゆる物体の動きがシミュレートされる。たとえば、石斧は柄の長さや石の重さによって振りやすさや破壊力が変化。世界を探索していると敵に遭遇することがあり、武器をクラフトして戦うことは本作の楽しみ方のひとつとなる。
このほか、空気抵抗、揚力、浮力などのシミュレーションも搭載。これにより、物理学的に動作する船や飛行機を作ることが可能となっている。なお、プレイヤーのアバターはVRM形式のファイルを用意して変更することもできる。


本作は、2021年12月にSteam版が、2024年4月にはMetaストア版が早期アクセス配信開始。Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約230件のうち95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得しており、何でも作れてしまうクラフト・物理シミュレーション要素などが高く評価されている。Meta Questシリーズ単体でプレイできるMetaストア版も同様に好評だ。
早期アクセス配信開始後には、継続的なアップデートを通じて開発が進められてきた。直近には、物体を自由に生成できるクリエイティブモードや、トランジスタなどの電子部品、新たな敵などが追加。そして5月22日の正式リリースにあわせたアップデートでは、要塞中央に出現するボス「古代のコア」と、ボスを倒すことで手に入る新たな部品「古代のレーザー」が追加予定とのことである。
『Primitier(プリミティア)』は、PC(Steam/Metaストア)向けに早期アクセス配信中。Steamでは体験版も配信されている。そして5月22日に正式リリース予定だ。
🧠 編集部の感想:
『プリミティア』の正式リリースが待ち遠しいです! VR環境での物理シミュレーションとクラフト要素が融合しており、自由度が高そうですね。 クリエイティブモードや新たな敵の登場も注目ポイントです。
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