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NTT西日本グループでは、自部署以外で自発的な挑戦をする「越境活動」に注目し、活動する人材を発掘・称賛する「E-1グランプリ」を開催した。越境活動を通じて、本業では得られない知識・人脈・経験を獲得し、社内に還元する社員が増えることで、前例にとらわれず、自発的な挑戦をする文化がグループ内に根付くことをめざす。
全グループから約60のエントリーがあり、その中から一次審査を通過した12名による最終ピッチが2月21日、QUINTBRIDGEで行われた。社内審査員3名と有識者3名による外部審査員が審査を行い、最優秀賞1名、優秀賞5名、オーディエンス賞1名が表彰された。
本企画の発起人であるNTT西日本 総務人事部 プロフェッショナル人材戦略部門の及部一堯氏
は、NTT西日本に勤めながら、総合エンターテイナーや、株式会社・一般社団法人を設立し、社内外で社会貢献をめざす越境人材だ。
NTT西日本のオープンイノベーション施設“QUINTBRIDGE”の立ち上げメンバーの一人であり、越境経験を活かして社内にも還元している。及部氏は、「越境活動」は、個人の成長、企業の成長、社会の発展に必要であることだが、企業では容認する・承認することはあっても、“称賛される”ことはないため、新たに称賛することで、挑戦的な文化を構築するために、「E-1グランプリ」を企画した。
NTT西日本代表取締役社長の北村亮太氏は「NTT西日本グループは事業構造の転換期にある。価値創造の源泉は人であり、環境変化に柔軟に対応するには設備や通信インフラだけでなく、人の英知で稼げる企業に変革していく必要がある」と述べた。
「本業の枠にとらわれず自主的にやりたいことを見つけて活動することは、社内外に知識や人脈、経験の幅を広げることにつながる。それを本業に還元することで、社員と会社双方の成長や社会の持続可能な発展にもつながっていくと考えている。こうした取り組みを全社的に展開、浸透していくには、上司や職場の応援が大切である」とし、活動の支援を呼びかけた。

NTT西日本代表取締役社長の北村亮太氏
受賞者発表
ここでは6分間の最終ピッチの結果、オーディエンス賞、優秀賞(5名)、最優秀賞に選ばれた発表内容を紹介する。
■オーディエンス賞(奨励賞)
NTTフィールドテクノ 佐賀設備部 フィールドサービスセンタ 片江 俊介 氏
- テーマ:DWでダブルアップ:業務向上と自己スキルアップ

同氏はスキルアップを目的に始めたダブルワークを業務向上につなげた体験を紹介した。入社後、故障修理を軸に保全業務を担当してきたが、生産性向上施策を任されたのをきっかけに、経験不足を補うためダブルワークに参加。そこで、フィールドアシスタントを活用した施策の立案やデータを活用してチームの行動を考えるといったことを学び、西日本エリアで1位になる実績につながった。
社外では佐賀大学でデジタルツールの使い方、経営戦略などのビジネスリテラシーもあわせて学んだ。その経験をもとに開催したDXキャンパスで、紙ベースの現場からデータ化を進めるなどし、約559万円の経費削減に成功した。

社内外での活動を紹介
「自分がやったことは誰でもできること。西日本エリアの現場にいる3000人が少しでも成長すれば、現場から何か起こせる。佐賀からそうした環境を作り、設備からNTT西日本を盛り上げるよう安全第一でがんばりたい」というメッセージは多くの賛同を集め、300名以上の投票を得てオーディエンス賞に選ばれた。
■優秀賞
NTTビジネスソリューションズ 広島ビジネス営業部 エンタープライズビジネス営業部門 茅原 郷毅 氏
- 「宅建士と不動産会社のマッチングプラットフォーム『SKILL SPARK』」

会社業務と兼業で、宅建士と不動産会社のマッチングプラットフォーム「SKILL SPARK」というスタートアップを起業した事例を紹介。事業内容は、Web3技術活用して、研修や資格取得、業績などからスキルを自動判定した「スキルNFT」を発行し、評価が難しいスキルに不変価値をもたらすタレント管理システムを構築するというもの。企業の人材育成コストを消費から投資に変え、スキルを持った人材が輝ける世界を創ることをめざす。

「SKILL SPARK」はWeb3で自動判定した「スキルNFT」を発行するタレント管理システムを構築する
ビジネスとしては現在、知見がある不動産業界向けに、IT重要事項の説明に特化したWeb会議システムと、宅建士のスポット採用ならびにスカウト型求人サービスを提供する「SKILL SPARK」を開始している。様々な事業者との連携実績があり、資格スクールと共に人材育成にも力を入れる。大阪府が主催するビジネスコンテストで最優秀賞に選ばれており、不動産領域の人材流通市場4,860億円のうち10%をシェアとして見込む。
事業の立ち上げでは、海外向けeSIMサービスの事業開発を担当したことが活かされたという。また、起業後は、経済産業省の「大企業等人材による新規事業創造促進事業(出向起業等による新規事業創造の実践)」を活用し、シリコンバレーでのビジネス研修やセミナーなどに参加し、知見を広めた。現職であるSE業務においても、データ分析班による現場力の強化に着手し、法人100社、社会基盤24市町への戦略検討を開始。事業創出に貢献することをめざしている。
NTTビジネスソリューションズ 鹿児島ビジネス営業部 ビジネス推進部門 峯﨑 華 氏
- 「コミュニティスナックで私らしいはたらき方」

新規でスナックスタイルのコミュニティを立ち上げ、地場企業と共に「自治体の課題解決に取り組むビジネス推進」という本業への還元にもつながった事例を紹介した。
同氏は、鹿児島市主催のワークショップへの参加をきっかけに、地元の魅力を再発見するという目標を見つけ、夢や目標を語り応援し合える場としてコミュニティスナックを主催。2022年から年2〜3回のペースでスナックを開き、累計来店者数は200人を超え、店内の様子を発進したSNSが2日間で8万アクセスするほど注目を集めた。
社内への還元としては、3年間で企業と自治体をあわせて1200人とつながり、10市町村と意見交換したり、市長へ直接提案したりする機会を得た。2023年には、45企業と5官庁、3学校と共に「鹿児島みらい共創プロジェクト」を開催。人脈を活かして、2024年から鹿児島県徳之島の食をPRするライブコマース事業を立ち上げ、6事業者から500万円受注したほか、50事業者から4000万円以上を売り上げた。

コミュニティスナックの活動は本業にも還元されている
「将来的な夢は社内にスナック作り、自分の店を持ちたい。そうした挑戦ができる環境に感謝している」と言い、今後も鹿児島からイノベーションを生み出すため、越境の気運を醸成し、他の地域での展開やコラボする企業を増やしたいと意気込む。
<NTT西日本ルセント関西支店 京橋第ニセンター 藤木 位雄 氏>
- 「越境経験で広がる自身のキャリア」

越境型研修として始めたボランティア活動や副業で得られた経験を社内還元できた事例を紹介した。40歳後半でキャリアに対する漠然とした不安を抱えるようになり、社内研修で実施した、NPO「二枚目の名刺」が運営する越境プロジェクトに参加した。同取り組みはホームレス自立支援の活動で、当初あまり乗り気ではなかったが、活動概要を聞き「社会課題は目の前にあっても見ようとしないと見えないもの」だという気付きを得られた。その後もボランティアは継続しており、母校で行っているアスリートのキャリア支援を地域に広げたいと考えている。
同活動が大きな転機となり、本業への向き合い方も大きく変わった。対人支援に興味が湧き、キャリアコンサル資格を取得して、社員向けキャリアコンサルやセミナー、ダブルワークでキャリアデザイン推進室の前進となる取り組みにも参加。現職では、社員が輝けるよう成長を後押しするため、プロジェクト運営ノウハウを活かした社内横断企画にも携わっている。

越境活動で自身もスキルアップし、社内へも広げている
今後は、ロールモデルとしてベテラン社員向けキャリア研修や、シンボルチーム社員のキャリア面談の実施などを予定している。「キャリアでモヤモヤする人は越境活動がヒントになる。計画的偶発性理論という意図的に偶然の事象を引き寄せ、自分の知らない自分に出会えることで、本業にも前向きになり、世界が広がることで人生が豊かになる。まず一歩を踏み出してほしい」と述べ、活動の意義を伝えた。
NTTビジネスソリューションズ 香川ビジネス営業部 社会基盤営業担当 鶴井 裕之 氏
- 「社内ダブルワーク制度を活用した越境シナジー創出モデルに関する報告」

グループで実施している社内ダブルワーク制度が自治体向け営業活動という本業に与えた功績を紹介。SEに任せきりになりがちな仕事で営業ができることを増やすため、自部署と他部署のシナジーづくりに取り組むことをミッションに掲げてダブルワーク制度に参加したところ、2年間で営業の幅と質、受注成果が目に見えて向上した。担当への貢献、自部書へ還元、両者による新規ビジネスの共創という成果にもつながったという。

ダブルワークで社内外のシナジーを創出した
交通量予測AIを交通渋滞予測MAPへ転換するという、ダブルワーク先のユースケースを応用して新しいユースケースにした例や、ダブルワークで交通工学に詳しくなり、駐車場満空アプリの開発を受託して2900万円の収益を上げた例も紹介。自身の経験を社内外へ広げようと、社内ダブルワークを活用した「越境シナジー創出モデル」を発表した。「ダブルワークは誰でもできる。必要なのは一歩踏み出すことだけ」と強調した。
NTT西日本 経営企画部 中期経営戦略推進室 延原 恒平 氏
- 「わたしの4つの越境チャレンジ!」

同氏は入社当時から新規事業の立ち上げを希望していたが、仕事では関わることができず、自身で何らかの行動を起こそうと1つ目の越境として関西学院大学専門職大学院でイノベーション経営学を学び、修了後に、イノベーション研究会を立ち上げ、仲間と共に、2015年にビジネスデザインスクールを設立する。自社とイノベーション人材の橋渡しを行い、自身も社内ビジネスコンテストでも優秀賞を受賞した。
2019年には2つ目の越境として、これまでの経験を活かした新規ビジネスを社内で事業提案したが、残念ながら採用されなかった。そこで転職や独立も考えたが、実際に、その新規事業を今やってみる3つ目の越境を行うことで、「夢を成仏させた」という前向きな諦めが生まれ、本業に対しても前向きな気持ちとなり、家族や友人との関係性も変わったという。そこから、ウェルビーイングに至る独自のワーク・エンゲージメントを高める行動変容プログラムを発見し、大手企業からキャリア自律プログラム研修として依頼されるようになった。

ウェルビーイングにつながるキャリア自律プログラムの発表や研究論文を発表する
さらに、ウェルビーイングとキャリアに携わる人脈を構築し、ウェルビーイング研究の第一人者であるNTT研究所の渡邊淳司氏と共同で研究論文を発表。4つ目の越境として、社内でも講演や研修プログラムを提供し、受講した1200名の参加満足度が90%と評価された。結果的に新規ビジネスは作れなかったが、社内外往復しながら自分の夢を実現し、新規ポストを社内に還元することができた。今後もキャリア自律の思想や仕組み作りを行うことをめざしており、越境文化を作っていこうという本イベントにも感謝を述べた。
■最優秀賞
NTTビジネスソリューションズ エンタープライズビジネス営業部 ネットワーク&ソリューション部門 粕淵 卓氏

「私が越境活動で得たこと『ビジネス営業が有利になり自分自身が新しいステージに!』」
NTT西日本でセキュリティプリンシパルの肩書きを持ち、農林水産省最高情報セキュリティアドバイザなどを勤める粕淵氏は、越境活動にも精力的に取り組んでいる。具体的にはセキュリティコミュニティ「WEST-SEC」の運営やイベントの開催、専門書の執筆などだ。
越境活動で得られたこととして「ビジネス営業活動が有利になる」「効果的な社内ナレッジの蓄積」「越境を積み重ねて新しいステージに進めた」ことなどを挙げる。営業では社外の経験を相手に知ってもらうことで、プレゼンや決定権を持つ人へのアピールが有利になるとしている。

越境活動は営業のプレゼンス向上が目的
また、自らを「越境わらしべ長者」だと称する。例として、少人数で始めたイベントを少しずつ拡大し、大学や官公庁からも運営を任されるようになった。さらに越境をしていたことで、西日本エリアを飛び出した全国規模の開催や、ウクライナとの国際イベントでも声がかけられたという。発表の最後に「越境活動にチャンスはあれどリスクは大きくない。みなさんも目の前に落ちている『わら』を拾ってみないか」と呼びかけた。ピッチスタイルもユニークで、あらかじめ録画した資料にあわせて口パクするというスタイルで、そうしたアイデアも最優秀賞の受賞につながった。

グランプリでは12名のうち6名が奨励賞に選ばれた。他にも、最終選考には選ばれなかったが、今後も継続した活動が期待できるとして、8名が敢闘賞に選ばれた。
NTT西日本 常務執行役員 総務人事部長の梶原全裕氏は、「私の仕事は、越境活動をやりたいのにできない人がいる職場を少しでも変えていくことである。 今、越境活動を頑張っている方は、上長にフィードバックし、そして自身も成長し、 さらに会社の皆さんと成長するというような良い循環を作ってほしい」と述べた。
表彰式の終了後には、グループで新たに「越境コミュニティ」を立ち上げることが発表された。本イベントが開催されたQUINTBRIDGE活動拠点とし、来年もグランプリを開催するなど、今後も越境活動を支援していくとしている。
■奨励賞
FT佐賀設備部 フィールドサービスセンタ 片江 俊介 氏 (オーディエンス賞受賞)
- 社内DW
- DWでダブルアップ:業務向上と自己スキルアップ
デジタル改革推進部 デジタルイノベーション部門 高須賀将秀 氏
- 社内DW
- 人と仕事のマッチング多種多様な人材がイキイキ働く働き方”革命”プロジェクト
BS 熊本ビジネス営業部 EPビジネス営業部門 上野彰 氏
- 社内DW
- ふるさと『福岡郊外エリア』の地域活性化への取り組み!
BS EP部ネットワーク&ソリューション部門 鶴田 光彬 氏
- ボランティア
- 社外でのクラウド技術者コミュニティでの活動
NTTスマートコネクト サービスオペレーション部 柏木 まもる 氏
- 社外副業(兼業)
- ハッカソンで多数受賞した知識・経験をもとに、若手エンジニアの対外活動を後押しする活動
HT SE部 エンジニアリングオペレーション部門 北山 楓 氏
- 社内DW
- 誰もが安心して働ける現場をめざして2024年FT社長表彰を受賞&社外PRへ