🧠 あらすじと概要:
あらすじ
映画「かくかくしかじか」は、漫画家を目指すアキコと、彼女の恩師である日高先生との関係を描いた物語です。アキコは自分の才能に葛藤しながら、日高先生の厳しくも愛情深い指導の下で成長していきます。しかし、アキコの進む道に対する期待とプレッシャーから、彼女は次第に自分の本当の気持ちを押し殺すようになります。物語は、師弟の絆と、そこから得られる学びを通じて、自分自身を見つめ直すきっかけとなる出来事が描かれます。
記事の要約
この感想文では、映画「かくかくしかじか」を観た後の感情や考えについて述べています。作者は、恩師との別れのシーンに特に感動し、誰かに向き合ってもらえることの大切さを再認識しました。日高先生の厳しい指導方法に対するアキコの葛藤も理解でき、特に「描けーっ!」と励まされる場面には共感します。また、普段はうっとおしく感じるかもしれない人との関係が、実は大切な支えとなっていることに気付くことが重要であると語っています。映画を通じて、目の前にいる大切な人との時間を素直に楽しむことの大切さを再確認しようとする姿が印象的です。
東村アキコさんの原作も大好きだったので公開を楽しみにしていたのに、まさかの文春砲。
公開延期だけはやめてくれという願いが通じたのか、色々ありつつも無事公開。今日観に行ってきた。
2時間ちょいだったけどあっという間。ハンカチ片手に観ていて良かった。結構泣いてしまったが周囲に座っていたおじさん達はそうでもなかったみたい。ある程度の年齢になると、恩師とも言うべき人がいる方は多いと思うけど、私も尊敬している役員がいる。いつも精神的支柱で絶対に嫌われたくない、喜んでもらいたいと思っている人だ。
だから、先生との別れのシーンは自分に置き換えてみたら悲しくて悲しくて。急にどこかに行っちゃわないでね、って改めて思った。
日高先生は正直ちょっと押し付けがましいというか、アキコの才能を信じるが所以に画家になることを求めてくる。というか画家になりたい以外に絵を描く理由があるの?という感じ。
アキコが実は漫画家になりたいということを言い出せないのもよくわかる。
漫画で賞金を稼いでも「これでまた道具が買えるな!」と言われてしまって訂正もしにくい状態だった。
これではちょっと距離置きたくなるよね。
でもアキコが大学で絵を描けなくなり、宮崎の実家で焦りのあまり喚き散らしていたのを救ったのも先生だった。
ただただ「描けーっ!」と言って泣きじゃくるアキコを引きずってキャンバスの前に連れていく。
髪を掴んで身体をわしづかみにして……。令和の時代には生きられなくなるタイプの先生だ。でも先生がいるとアキコは絵が描ける。漫画は1人で描けるのに。
誰かがいないとできないということは、やっぱり進むべき道じゃないということなのだろうか。
先生が「同じ絵を何枚も描くことは無駄にはならない」と言っていた。いつか自分の役に立つと。それは絶対にそう。良いことも悪いことも無駄にするかしないかは自分次第。
何事も経験とは本当にそうだなと思う。
普段はうっとおしいと思うかもしれないけど、自分にここまで向き合ってくれる人のありがたさは失わないとわからないのかもしれない。その日は急に来るかもしれないし、目の前の大切な人との時間は宝物だからこじらせないで日々素直でいたいと思った。
そしてアキコと大学でできた彼氏との手繋ぎシーンやべったりくっついてイチャイチャするシーン、やっぱり田中圭がよぎっちゃった。
ここしか神尾楓珠出てないからカットするわけにはいかないと思うけど、いい話なのにここだけすごく残念な気がした。それだけ写真とLINEは衝撃的なものだったんだろう。
この映画を楽しみにしていた人にとっても最悪のタイミングで文春砲を食らったんだなと思う。ただただ普通に観たかったな。
あとアキコを演じる永野芽郁はハコヅメの時の川合みたいで良かった。
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