
一昔前は専業主婦世帯が主流でしたが、博報堂生活総合研究所「生活定点」調査によると、「今後してみたいことは何ですか」という質問に対して「専業主婦になりたい」と思う女性は1998~2024年の間基本的に約2~3割と、一定水準で推移しています。
総務省「令和3年社会生活基本調査」を参考に、家事や育児にかける時間も世帯・夫婦別にみていきましょう。
4.1 専業主婦世帯
仕事:夫6時間50分/妻2分
家事:夫17分/妻4時間51分
育児:夫25分/妻1時間55分
介護・看病:夫2分/妻5分
4.2 共働き世帯
仕事:夫7時間12分/妻4時間4分
家事:夫24分/妻3時間15分
育児:夫20分/妻1時間4分
介護・看病:夫1分/妻4分
共働き世帯では夫の働く時間が妻よりも約3時間8分多くなっています。一方で家事育児をみると女性の方が4時間15分多くなっています。
昔に比べると働く母が増え、また男性で家事育児をする方も増えています。
一方で男性の長時間労働が変わらなかったり、仕事と育児の両立に疲弊する人もおり、共働きが増えたもののその実態は「生活しやすい」「希望の生き方が選べる」という状態にはまだ遠いでしょう。
時代が進むにつれ、便利家電や便利グッズ、食材の宅配サービス、男性の育休取得など家事育児の負担が減るモノやサービス、環境や制度は少しずつ整いつつあります。
コメント抜粋:
男に働いてもらって、家事育児、気分転換にパートが1番だよ。
やっぱ女は家事育児だよね
🧠 編集部の感想:
このニュースは、専業主婦希望の女性が約2割いることを示しており、時代の変化を感じさせます。しかし、共働きが増えたとはいえ、依然として家事や育児の負担が女性に偏っている現実があるのは問題です。理想的な家庭の形が多様化する中で、働き方や家庭の役割についての議論がさらに進むことを望みます。
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