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概要
この記事は、著者がiPad mini 5を購入した理由と、その使用感について述べています。傷の状態、SIMカードの移行、プランの選択、デバイスのサイズ感、操作性、アプリの使い勝手などが詳しく語られています。
要約の箇条書き
- 傷の状態: 本体に傷が見つかるが、許容範囲として購入した。
- SIMカードの切替: iPad Proから物理SIMを移行し、問題なく使用できる。
- プランの選択: ワイモバイルのシェアプランが便利だが、eSIMに対応していないため不便。
- デバイスの魅力: mini 5のサイズ感が可愛らしく、日常的な使用が楽しい。
- 電子コミックの読みやすさ: 片手で持てるため読みやすいが、文字入力は難しい。
- 持ち運びの便利さ: miniは軽く、持ち歩きやすいが、入力は外部キーボードを利用した方が快適。
- iOSの利点: アプリの同期が容易で、Office系アプリも使いやすい。
- LINEの制限: iOSデバイス間でのLINEログインに制限があり、Androidとは異なる。
- テザリングの実験: Wi-FiとBluetoothのテザリングの使い勝手を比較した。
- 今後の使用: miniが非常に良いと感じ、Proの使用が減るかもしれないが、両方を楽しむつもり。
傷一つないと書いたがよく見ると角にいくつか傷はあった。
まあ「可」でもいいと思っていたし、それくらい安かったのだが、意識すると30センチ離しても見えちゃうんだよな(笑)。
さてSIMカードだが、iPad Proから物理SIMを差し替えると問題なくつながった。本当はeSIMでクイック転送したかったのだが仕方ない。
ワイモバの店員の話ではいずれは対応するのではということだが、未だにシェアプランはeSIMにできないというのは、対応としてはすでに遅いと思う(ついこの間までeSIM怖いだのよく分からないだの言ってたくせに)。
そこでPOVOや日本通信などを見てみたが、やはり現時点でワイモバのシェアプラン以上のプランはなさそうだった。
そもそもワイモバの一番下のプランは月4GBしかない。その上がいきなり30GBだから、しかたなくこれに入っているのだが、私の使い方だと絶対に余る。
それを539円でタブレットにおすそ分けするシェアプランは、ものすごく都合がいい。しばらくeSIM専用機に移る予定はないが、次の買い替えでは他に選択肢がなくなるのは間違いない。ワイモバで対応してくれれば一番いいし、そうでなければ他社からいい感じのプランが出てくれることを願うしかない。
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miniを久々に使ってみて思ったのは、想像以上にmini5が可愛いということだ(笑)。比べると11インチの短辺とminiの長辺が同じくらい。ざっくりminiを2枚並べればちょうどProのディスプレイサイズという感じだ。
その大きさに11インチと同じものが映る可愛さ。マップのように縮尺が一定じゃないものはあまり感じないが、電子版の新聞や電子コミックなど、普段自分が11インチで見ていたものがちょこんとminiで表示される愛らしさは、ちょっと格別だった。
元々小さいガジェットに目が無い。老眼になってそうも言ってられなくなったが、古くはウォークマンに始まり、VAIOなど薄型ノートパソコンや、懐かしのPalmのCLIEなど、小さいガジェットは大好物だった。
久々にSONYのPEG-UX50を思い出した。PDAと呼ばれたデジタルデバイスは今思えばかなり限定的な使い方しかできなかったが、それでも夢が溢れるガジェットだった。小さいながらもフルキーボードがあり、小さな画面で、あれこれやって遊んでいた記憶がある。
PEG-UX50 大好きだったな
mini5はそれらを彷彿とさせるトキメキがある。
そういう思いがブーストしてか、電子コミックは意外と読めた。一つ気づいたのは、11インチサイズと違い、片手で持てる分、目との距離が近い気がする。その分だけちょっと読みやすいのかもしれない。
それに対して文字入力は思ったより辛かった。もちろんiPhoneよりは入力しやすいのだが、やはり文字が小さい。三つ折りのBluetoothキーボードで打ってみたのだが、もう少しいけるかと思っていた。ここらへんは慣れもあるかもしれないので、もう少し試してみよう。
ちなみにアクセシビリティで文字サイズも変えてみたが、私が使うアプリではあまり効果を感じなかった。
持ち歩きは断然miniである。以前Inateckのキーボードについて書いたが、このMagicKeyboard並みの大きさと重さを体験すると、普段のスマートフォリオがなんて薄くて軽いんだろうと感じた。
それと同じように、miniを持っていると11インチが巨大に見えて仕方ない。11インチでこれだから、13インチはさぞかし大きいのだろうと思う。これは裏を返せば11インチには7.9インチにはないサイズのアドバンテージがあるということで、それぞれの住み分けができるという事だと思う。
私としてはこのmini5ウェーブが収まれば、やっぱり入力はInateckやフルサイズのキーボードを使って、11インチに入力する方が楽だと思うようになると思う。けれどもそれだと持っていけない場所やタイミングでminiの出番があれば十分だ。
多分ジムではminiを使うと思う。ヘッドホンに関してはAir Podsがあるのでシェアできるのはありがたい。Air Podsで思い出したが、miniのバッテリーパフォーマンスをAppleに問い合わせた時、Air Podsも対象になっていた。たまたま手元になかったのでできなかったが、購入してから3年近くたつ。どれくらいのバッテリー容量なのかは見ておきたい。
何気にヘッドホン端子があるのが微笑ましい。久しぶりに見たな。
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数日、SIMを入れて使ってみた。やばい。めっちゃいい。新聞もコミックも全然いける。miniを使っていると11インチが「何てでかいものを持ち歩いていたんだ」という気がする。皮肉なことに期待していた文字入力は結構辛かったのだが、それ以外は全然アリだ。
ひとつ思ったのが縦置きができるスタンドが欲しいかな。一応スマートカバーを外し、三角にした状態でそれを枕にしてタテにおけば多少の傾斜ができる。11インチだとそれでよかったのだが、miniだとちょっと遠くて見づらい。例えば食事をしながら横に置いて読みたいといったシーンで、使えるスタンドがあれば、もうひとつ使い勝手が上がる気がする。
文字入力に関してはスタンドを使うと、わずか数センチ画面が上がるだけで文字が打ちやすくなった。これはmini版のMagic Keyboardという話になるのかもしれないが、確かに画面が手前にせり出してくるあのデザインは、単にかっこいいというだけでなく、実用性の伴った秀逸なデザインだったのかと改めて思う。
安くていいAndroidタブレットが次々と出されている昨今、何も古いminiにしなくてもと思ったりしたのだが、さほどの労力をかけずに、使い慣れた環境を再現できたのはやはりiOSの良さだ。
どのアプリでもそうなのかは分からないが、普段使っているノートアプリ「ノートシェルフ」はProとmini、どちらにもインストールして同期できた。特に追加料金も発生していない。
ワードやエクセルも普通に使えた。私はOffice365に入っているので、マイクロソフトアカウントを入れれば普通に同期してくれた。たしかminiのサイズだとOfficeアプリは無料で使えるので、自分がダウンロードしたのがどういう扱いになっているのかは分からないが、とにかく実用上なんの問題もない。
「この一点だけはAndroidタブレットの方がよかったかも」と思ったのはLINEだ。
基本的にiPhoneがメインになり、iPadなどタブレットがサブとして1台使えるのは知っていた。私はそれまでiPhoneとProにLINEを入れて使っていたのだが、ここにminiが入ってきた。
始めは「まあ時々使うだけだからいいか」と思っていたのだが、思った以上に出番が多そうで、そうなるとminiにもLINEを入れたい。
試しにダウンロードするとできた。そこからさらにログインの手続きをとると、普通に完了し、miniでLINEが使えるようになった。じゃあProに入れた方はどうなんだと思ってみてみると見事にログアウトされていた。
まあもう一度ログインすれば普通に使えるのだが、これがAndroidタブレットだと3台目の端末としてログインできる。要はメインになるスマホ以外、サブになる端末はOSが違えば1台ずつ増やせるようだ。なのでiPhone+iPad+AndroidタブレットはOKだが、iPhone+iPad+iPad miniはアウトというわけだ。
ちなみにスマホ2台はiOSとAndroidでもNGである。
最後にテザリングを試してみた。数日miniにSIMを入れて使っていたので、今日はProに入れ替えて持って行こうとしたのだが、天気を見ると雨の可能性がある。
私は雨の日はドライバッグを使うのだが、いつものバッグより取り回しが悪く、それでもProしかない時はそこに入れて持って行っていたのだが、せっかくminiがあるなら今日はminiにしてみようとSIMなしで持っていくことにした。
iPhoneとiPadのテザリングにはWi-FiとBluetoothの2種類がある。それぞれにメリット・デメリットはあるのだが、基本的には
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Wi-Fi→通信は速いがiPhoneのバッテリー消費が激しい
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Bluetooth→通信は遅いがiPhoneのバッテリー消費が穏やか
という点に尽きるようだ。
かつてWi-FiはiPhoneからしかテザリングできないという時代があり、BluetoothだとiPadから繋げるので便利という利点があった。
だが今はiPadを開いた時点で「(iPhoneでWi-Fiによる)インターネット共有が利用可能です」と聞いてくる。これを逃すと設定に潜って繋ぐ必要がでてくるので少し面倒なのだが、それはBluetoothでも同じで、バッテリー消費を気にしないのならWi-Fiでつなぐのが一番簡単なようだ。
「軒を貸して母屋を取られる」ということわざがある。 好意でほんの一部を貸したがために、一番大事な部分やその全体をとられてしまうことだ。この例えがどこまで合っているのは怪しいが、miniがあんまり良過ぎて、ほんのちょっと使うつもりが、このままだとProの出番を大きく奪う勢いだ。まあ別にそれでもまったく構わないのだけれど。
しばらくはこの2台が自分の中でどんな風にせめぎ合うのかを楽しみたいと思う。
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