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人を操るストーリー|Satoko@スクーンカップ


Satoko@スクーンカップ

2025年5月21日 07:23

あるアイデア、あるいはニュースを共有するとき、それが真実であることを確認する努力は大切だけれど、発信する側として事実をすべて共有すると、単に人々を退屈させるだけだ。

しかも、すべてを伝えることは不可能だ。地図は領土ではなく、抽象であり、要約であり、そして何よりも概念的な枠組みなのだ。そう言ってのけるのは米国の第一級のマーケター、セス・ゴディンだ。彼は言う。

ストーリーとは、緊張と変化を生み出す物語だ。

SNSで人を操る情報を発信する者は、ストーリーが真実かどうかなんて気にしない。彼らは情報の受け手が、真実であると主張されたことはたいてい真実であるという思い込みを利用する。

45歳にしてボディビルダーのような素晴らしい体を持ち、狩猟民族のように動物の肉と内臓しか食べないことで有名な通称『レバー・キング』は、実はステロイドで作り上げた体であったことが発覚した(Netflixのドキュメンタリー』Liver King”参照)。

Netflix “Liver Kng”

操る者は、感情を生み出すストーリーを私たちにもたらし、受け取った人が後悔するような行動を起こさせる。遅かれ早かれ、世界は私たちが信じ込まされたようには動かないことに気づくからだ。

ニュースまたはストーリーを真実とフェイクを横軸に考えてみよう。縦軸は興味深く関連性が高いか、あるいはつまらないかの両極端だ。

そこで生まれる4つの領域は、下の図の右上から時計回りに(1)興味深くてパワフルなストーリー (2)無味乾燥な事実 (3)偽造されたネタ (4)単なる雑音 に分類される。

Seth’s Blog

私たちが語るストーリーは好き勝手に作れる。けれども、変化を引き起こす真実の物語を語るには、強力な責任を伴う。

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