Teclast傘下のMAXSUNは、AI作業向けのデュアルGPUビデオカード「Intel Arc Pro B60 Dual 48G Turbo」を発表した。
LLMを導入するローカルAIにおいて、コスト効率の高い高性能システムの需要に応えるという製品で、Intel Pro B60を2基搭載し、48GBのGDDR6メモリを実現。少なくとも43GBのメモリを必要とするDeepSeek-R1 70Bの蒸留/量子化バージョンなどをサポートできる。
その作りはやや特殊で、カードスロットこそPCIe x16だが、各GPUはそのままPCIe x8レーンに接続するx8+x8構成となっている。そのためマザーボード側でx16レーンをx8+x8に分割する機能を備える必要がある。既にいくつかのMAXSUN製マザーボードでこの機能をサポートしているという。
高性能を維持するために、ターボスタイルの送風ファン、大面積のベイパーチャンバーおよびヒートパイプ、フルカバーメタルバックプレートによる3層冷却システムを採用。一方で厚みは2スロット占有に抑えた。
🧠 編集部の感想:
IntelのデュアルGPUカード「Arc Pro B60」がAI向けに登場し、性能とコストの両方で期待が高まります。特に、DeepSeek-R1 70Bのような大規模モデルをサポートする点が注目されます。また、冷却システムの設計も工夫されており、効率的な運用が可能になるのが興味深いです。
Views: 0