アイドルグループ・乃木坂46が18日、東京・味の素スタジアムで『13th YEAR BIRTHDAY LIVE』DAY2を開催。ENCOUNTは、最新シングルでダブルセンターを務めた井上和&中西アルノらの言葉とともに、6期生加入で新時代に突入した乃木坂46のライブをリポートする。3期生・久保史緒里も涙「認めてもらいたかった」
アイドルグループ・乃木坂46が18日、東京・味の素スタジアムで『13th YEAR BIRTHDAY LIVE』DAY2を開催。ENCOUNTは、最新シングルでダブルセンターを務めた井上和&中西アルノらの言葉とともに、6期生加入で新時代に突入した乃木坂46のライブをリポートする。
今年のバースデーライブ(バスラ)は、初進出となる味の素スタジアムでの2DAYS。2日間で11万人を動員し、107曲もの楽曲を披露した(DAY1:54曲、DAY2:53曲)。
開幕から客席の至る場所にメンバーが現れるサプライズからメインステージに飛び出した中西が「バースデーライブ2日目、全員騒げ!」とファンをあおり、『太陽ノック』でライブがスタート。オープニングブロックから『走れ!Bicycle』『君に叱られた』『チートデイ』『ジコチューで行こう!』、そして『ネーブルオレンジ』とシングルナンバーで畳みかけ、5万5000人の大歓声で会場が熱気に包まれた。
MCで意気込みを語ると、46分間のノンストップメドレーに突入。初日とは違ったラインナップでグループの歴史を辿り、定番楽曲から隠れた名曲でファンを魅了する。遠藤さくらがセンターに立った『おいでシャンプー』では、ビジョンに映し出された卒業生の現役時代と共演。歌唱力に定評のある久保史緒里・林瑠奈・中西は『今、話したい誰かがいる』で美しい歌声を響かせ、筒井あやめと川崎桜がダブルセンターの『逃げ水』で新たな輝きを放つなど、名シーンが続々と生まれた。
『Happy Birthday To You』の合唱で13回目の誕生日をお祝いすると後半戦へ。赤チームと青チームに分かれてのステージが展開され、中西・遠藤が中心の青チームがレーザーポインターや炎の特効の中『Actually…』『ごめんねFingers crossed』でクールに決めれば、井上・賀喜遥香を筆頭とする赤チームは、明るく楽しく『おひとりさま天国』『I see…』で会場に一体感を生んだ。赤チームと青チームがステージ上で交わり、井上と中西がダブルセンターとなり『インフルエンサー』で躍動。そして、赤と青が融合してステージと客席が乃木坂46のカラー紫色に染まると、名曲『君の名は希望』で赤×青ブロックを締めくくった。
期別ブロックのトップバッターを務めたのは、4月にお披露目された6期生のメンバー11人。初参加となるバスラのステージで6期生楽曲『タイムリミット片想い』でフレッシュな風を吹き込んだ。5期生の『バンドエイド剥がすような別れ方』、4期生の『ジャンピングジョーカーフラッシュ』、3期生の『三番目の風』と続き、『設定温度』では6期生と先輩メンバーたちの初ステージが実現し、出演者39人が勢ぞろいした。
最終ブロックでも、6期生の矢田萌華がグループのデビューシングル『ぐるぐるカーテン』のセンターを担当して“新しい乃木坂の形”をアピール。本編の最終ナンバー歌唱前、中西は「バースデーライブはすごく大きいお祝いごとなんですけど、このステージにいるメンバー全員が乃木坂46の13年の歴史を背負わなければいけないときでもあります」と思いを吐露する。
井上とダブルセンターを務めることが決まった時のことを振り返り、「和に言われて忘れられない言葉があって、『それでも私は乃木坂が大好きだから』と私に言ってくれた。そのすっごい真っ直ぐで力強い言葉が、すごい不安だった私を今日ここまで導いてくれたと思っています」と感謝。「あの日、言えなかったんだけど、私も乃木坂大好きなんです」と告白すると、涙を浮かべて「かっこいい先輩がいて、大好きな同期がいて、こんなにかわいい後輩が入ってきてくれて、私は13年の歴史のちょっとしか知らないんですけど、それでも、今のこの乃木坂が絶対最強だって言い切れます」とグループへの愛を伝えた。
中西の思いを受け止めた井上は、「みんなが思っていることを力強く言ってくれて、改めてみんなでさらに一歩踏み出せそうだな、頑張りたいなと思えた。頑張ろうね」と笑顔。同期の絆がさらに深まると、たくさんの花火が打ち上がる中で『他人のそら似』を歌い上げた。
アンコールは『ハウス!』で始まり、会場全体に笑顔を振り撒きながら『ダンケシェーン』『そんなバカな…』と鉄板ナンバーを連発。メインステージにメンバーが集結すると、『空扉』の曲中にキャプテンの梅澤美波が「みなさんがいて叶えられた夢がたくさんあります。これからもそばにいてください!」とメッセージを送った。
3期生を代表して久保は、「今回のステージをやっていて、認めてもらいたかったというのをすごい感じて、それをみなさんに、乃木坂46を愛してきた時間とか、そういうのをちょっとでも認めてもらえたような気がして、すごくうれしかった」と涙ながらに伝え、「14年目もみんなで素敵な景色を見ていけたらと改めて思いました」とスピーチ。恒例の全国ツアー『真夏の全国ツアー2025』の開催も発表されて歓喜に包まれると、ファンと思いを重ね合わせる『乃木坂の詩』で最高のバースデーパーティーは終演となった。
※川崎桜の「崎」の正式表記はたつさき
2025年5月18日、乃木坂46『13th YEAR BIRTHDAY LIVE』DAY2セットリスト
M01 太陽ノック
M02 走れ!Bicycle
M03 君に叱られた
M04 チートデイ
M05 ジコチューで行こう!
M06 ネーブルオレンジ
〈46分メドレー〉
M7-1 おいでシャンプー
M7-2 涙がまだ悲しみだった頃
M7-3 制服のマネキン
M7-4 世界で一番 孤独なLover
M7-5 バレッタ
M7-6孤独な兄弟
M7-7 ここにいる理由
M7-8 夏のFree & Easy
M7-9 傾斜する
M7-10 命は美しい
M7-11 今、話したい誰かがいる
M7-12 裸足でSummer
M7-13 風船は生きている
M7-14 Rewindあの日
M7-15 逃げ水
M7-16 シンクロニシティ
M7-17 帰り道は遠回りしたくなる
M7-18 夜明けまで強がらなくてもいい
M7-19荒野の世界
M7-20 僕は僕を好きになる
M7-21 錆びたコンパス
M7-22 好きというのはロックだぜ!
M7-23 人は夢を二度見る
M7-24 踏んでしまった
M7-25 チャンスは平等
M7-26 歩道橋
M08実際に…
M09 ごめんねFingers crossed
M10 おひとりさま天国
M11わかります…
M12 インフルエンサー
M13 君の名は希望
M14 タイムリミット片想い
M15 バンドエイド剥がすような別れ方
M16 ジャンピングジョーカーフラッシュ
M17 三番目の風
M18設定温度
M19 ぐるぐるカーテン
M20 ガールズルール
M21 SINGOUT!
M22独占
M23 他人のそら似
EN1 ハウス!
EN2 ダンケシェーン
EN3 そんなバカな…
EN4 空扉
EN5 乃木坂の詩
【写真】乃木坂46バースデーライブアザーカット
編集部の感想:
乃木坂46の2DAYSライブで11万人を動員し、新たな時代の幕開けを感じる素晴らしいイベントでした。中西アルノの涙ながらのメッセージがファンとの絆を深め、感動的でした。これからの乃木坂46がどのように成長していくのか、ますます楽しみです。
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