電気自動車(EV)販売台数で中国首位の比亜迪(BYD)が25日発表した1-3月(第1四半期)純利益は91億5000万元(約1800億円)に急増した。競合する米テスラを上回り、年初の好スタートを示唆した。

  BYDの第1四半期純利益について、アナリストの予想は81億元だった。テスラが今週発表した同期の純利益は4億900万ドル(約586億円)で、市場予想にも遠く及ばなかった。

BYD Shares Strong Lead Over Tesla This Year

 

 

  BYDの売上高は前年同期比36%増の1703億6000万元で、市場予想を下回った。

  1-3月は旧正月の休暇があるため中国の自動車市場が一般的に最も閑散とする時期であることを踏まえると、今回の業績はBYDの好調ぶりを浮き彫りにする。期中の販売台数は100万台弱で、通年で550万台とする販売目標は順調に達成に向かっている様子だ。

  BYDは米国で乗用車を販売していないため、トランプ米大統領の関税による影響はほぼないだろうとアナリストらは指摘。同社はまた、中南米や東南アジアの一部など高成長市場での注文見通しが堅調で、ハンガリーで建設中のEV工場も今年終盤に生産を開始すると見込まれている。

原題:BYD First-Quarter Profit Soars, Beating Tesla on Another Metric(抜粋)

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