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まるで人間のように走る中国の人型ロボットが公開されるなど、ロボット工学の進歩によりSF映画のような人間らしいロボットの実用化も現実味を帯びてきています。しかし、2025年4月19日に中国で開かれた人間とロボットの混合レースによるハーフマラソン大会では、出走した21台のロボットのうち4台しか完走できず、スタート直後にリタイアするロボットや倒れて頭部が取れるロボットも続出するなど、人型ロボットはまだ人間には遠く及ばないことが浮き彫りになりました。
“天工”机器人夺冠 2时40分42秒自主跑完北京亦庄半马创世界纪录-新华网
http://www.news.cn/science/20250419/624a79549602425591320182e682e315/c.html
In the World’s First Humanoid Marathon, Most Robots Failed to Finish – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-04-19/in-the-world-s-first-humanoid-marathon-most-robots-failed-to-finish
Man Versus Machine as China Shows Off Humanoid Robots in Half-Marathon – WSJ
https://www.wsj.com/tech/man-versus-machine-as-china-shows-off-humanoid-robots-in-half-marathon-75d7e766
中国の首都・北京で4月19日に、「2025北京亦庄半程马拉松暨人形机器人半程马拉松(2025北京亦荘ハーフマラソンおよびヒューマノイドロボットハーフマラソン)」が開かれ、中国のロボット企業や地元の大学生のグループなど20チームから出走した21台のロボットと、人間のランナー1万2000人が21.0975kmのハーフマラソンに挑みました。
SNSには、マラソン大会に出走したロボットたちと、伴走しながらそれをサポートする技術者たちの激走を収めたムービーが多数投稿されています。以下はスタート直後の様子を撮影した様子。ロボットランナーは安全のため人間のランナーと分けられたレーンで1台ずつゆっくりとスタートしています。
このハーフマラソン大会のロボット部門で優勝したのは、大手電機メーカー・Xiaomiと中国のロボット企業・UBTechが北京市政府と設立した北京ヒューマノイドロボットイノベーションセンター(X-Humanoid)の「天宮ウルトラ(Tien Kung Ultra)」です。
以下の動画でも、天宮ウルトラのスムーズな走りを見ることができます。天宮ウルトラロボットにはぴったりと伴走する操作担当がおり、軽いふらつきを手でサポートしていました。
Humanoid Robots 🤖 Vs Human runners 🏃🏻
First race of its kind in the world
The world’s first humanoid robot half-#marathon was held in #Beijing #today , with the Tiangong Ultra from Beijing robotics centre securing the first position by completing the 21.0975-kilometer race in… pic.twitter.com/jOfE84flvQ
— Marios Karatzias (@MariosKaratzias) April 19, 2025
先頭でゴールテープを切り、表彰式でメダルをかけてもらう天宮ウルトラ。
ただし、人間の基本動作であると同時に高度な運動でもある「走行」はまだロボットたちにとっては厳しい課題だったようで、道中ではマシントラブルやアクシデントが相次ぎました。その様子をまとめたのが以下の動画です。
倒れて首がもげてしまうロボット。
転倒後も手足を大きく動かして跳ね回ってしまうロボットもいました。
スニーカーを履いたロボットも、足が滑って横転してしまっています。
突然、前のめりに倒れてしまうシーンも。
ガンダムを思わせる頭部と巨大なプロペラを装備したこのロボット「神農(Shennong)」は、制御を失って人間ランナー用のコースとロボット用のコースを隔てる仕切りに激突し、リタイアしてしまったそうです。
ハーフマラソン大会のロボット部門で優勝した天宮ウルトラのタイムは2時間40分42秒で、これはハーフマラソンを完走した初のヒューマノイドロボットとして世界記録を達成した偉業ですが、1時間2分36秒でゴールした人間の優勝者の記録からは大きく後れを取りました。
マラソン大会に向けて特別に設計されたという天宮ウルトラは、バッテリー切れで1回転倒したものの、3回のバッテリー交換を経て無事完走。他のロボット走者がケーブル付きのリモコンで操作されながら走る中、ワイヤレスナビゲーション技術で伴走するランナーと一定距離を保つなど、高度な走りを見せました。
2位を獲得したのは27歳のJiang Zheyuan氏が創業したスタートアップ・Noetix Roboticsの「N2」で、この大会を契機に大企業の目に留まり700台のロボットを納入する契約を取り付けたとのこと。
2nd place finished almost 1hr later: the N2 bot developed by startup Noetix Robotics. Founder is a Gen-Z who dropped out of Tsinghua pic.twitter.com/6BJ7Vragv6
— Zheping Huang (@pingroma) April 19, 2025
しかし、別のアルゴリズムを採用したN2は3番目にゴールしたものの、3台の「選手交代」により1時間以上のペナルティタイムが加算されて4位、つまり完走したロボットとしては最下位にされてしまいました。Noetix Roboticsは、ルールが不利に変更されたことに対する苦情を申し立てる予定としています。
「天宮ウルトラ」に10分差で勝った29歳のランナーであるHang Qian氏は、海外メディア・The Wall Street Journalに「普通の人にとってハーフマラソンは大変過酷なスポーツで、走ると誰もが疲れ果ててしまいますが、ロボットはバッテリーを交換して走り続けられます。将来的には、料理やロッククライミング、水泳などの大会で活躍するロボットも登場するかと思うと、楽しみです」と話しました。
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