中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁はワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席し、適度に緩和的な金融政策を実施すると改めて表明した。今年の中国経済は良好なスタートを切り、回復トレンドを継続しているとの認識も示した。
人民銀の声明によると、適度に緩和的な金融政策を通じて中国経済の質の高い発展を促すと潘総裁は説明。貿易戦争に勝者はなく、主要経済国は協力を推進すべきだとも述べた。

中国人民銀行の潘功勝総裁
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
潘氏は貿易摩擦で産業のサプライチェーンが混乱し、世界経済の成長が損なわれていると指摘。潘総裁は藍仏安財政相と共にワシントンを訪れているが、現時点では米側のカウンターパートとの間で世界の市場を揺るがしている貿易戦争について協議を行った兆候はない。
原題:PBOC’s Pan Reiterates Monetary Policy to Remain Moderately Loose(抜粋)
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