TBS金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』に出演している三山凌輝のインタビューコメントが公開された。
本作は、BABEL LABELがTBSと初タッグを組むダークリーガル・エンターテインメントドラマ。「Ignite」=火を付ける。その言葉のように、原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせる。父親を事故で亡くしたことをきっかけに弁護士を志した間宮演じる主人公の宇崎凌が飛び込んだのは、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所だった。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か。
三山が演じるのは、ピース法律事務所の弁護士・高井戸斗真。高井戸は19歳という若さで司法試験を上位突破した秀才。大手事務所に所属していたが、轟謙二郎(仲村トオル)のスカウトによりピース法律事務所へ入所した。物事をどこか冷めた目で見ている現代っ子でクールな印象がある高井戸を三山はどのように演じたのか。
三山は演じる高井戸について、「高井戸はクールで、何を考えているのか掴みづらい一面もあるキャラクター。だからこそ視聴者の方に『この人、気になるな』と感じてもらえる存在になっていたらいいなと思っています。行動の裏にある意図も、回を追うごとに見えてくると思うので、注目してもらえたらうれしいです」と分析。
高井戸の特に好きなところとして、「クールに見えて、実は熱い思いを秘めているところですね。口数が多いタイプではないですが、内に強い信念を持っていて、それがちゃんと行動にも表れている。地に足をつけて、目標に向かって真っすぐ進んでいるところがいいなと感じています」と語った。
第2話のDJシーンについては、「実はあのシーン、早朝の撮影だったんです(笑)。エキストラの皆さんも盛り上がってくださっていたのですが、後半はちょっと眠たそうで……。でも『あと1、2回で終わります』というタイミングだったので、僕が劇中で使うマイクで『盛り上がっていこうぜ!』と声をかけて、気持ちを1つにして本番に挑みました」と意外な裏側を披露。アーティスト活動をしているからこその部分もあったようで、「音楽活動をやっている自分としては、ステージに立つ感覚みたいなものは少しリンクしていた気がしました。楽しかったです」と振り返った。
視聴者に向けては、「『イグナイト』は、いわゆる王道のリーガルエンターテインメントとは少し違うアプローチをしている作品だと思います。1話1話が丁寧に描かれていて、感情移入できる場面も多いですし、日常生活の中でハッとさせられるようなセリフや出来事も散りばめられています。カッコいいシーンももちろんたくさんありますし、裁判に至るまでの過程や、それぞれの人物の内面に隠された思いなど、見どころが本当にたくさんあります。『この話が特に刺さった』とか、『このキャラクターに共感した』というふうに、毎回違った視点で楽しんでもらえるはずなので、ぜひ最後まで一緒に見届けていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
三山凌輝(高井戸斗真役)コメント
本作の映像について
高井戸としては、まだこれから……というところもあるので、ここから先がすごく楽しみです。撮影もどんどん進んできていて、撮影現場の雰囲気や役同士の関係性も深まっているので、それが映像にも自然と出てくれていたらうれしいなと思っています。ピース法律事務所のメンバーを通して、それぞれの関係性が徐々に明らかになっていくと思うので、期待してください。
演じる高井戸をどんな人物と捉えているか
高井戸はクールで、何を考えているのか掴みづらい一面もあるキャラクター。だからこそ視聴者の方に「この人、気になるな」と感じてもらえる存在になっていたらいいなと思っています。行動の裏にある意図も、回を追うごとに見えてくると思うので、注目してもらえたらうれしいです。
高井戸の特に好きなところ
クールに見えて、実は熱い思いを秘めているところですね。口数が多いタイプではないですが、内に強い信念を持っていて、それがちゃんと行動にも表れている。地に足をつけて、目標に向かって真っすぐ進んでいるところがいいなと感じています。
高井戸というキャラクターをどのように作り上げているか
まずは台本をしっかり読み込んで、「高井戸の目的って何だろう?」というところを掘り下げていきました。セリフの裏にある感情や背景を想像しながら、「自分が演じるなら、どういう高井戸になるんだろう」と考えていく。そうやって少しずつ輪郭を固めています。
第2話の“DJ”撮影秘話
実はあのシーン、早朝の撮影だったんです(笑)。エキストラの皆さんも盛り上がってくださっていたのですが、後半はちょっと眠たそうで……。でも「あと1、2回で終わります」というタイミングだったので、僕が劇中で使うマイクで「盛り上がっていこうぜ!」と声をかけて、気持ちを1つにして本番に挑みました。
アーティスト活動が生きた場面
そうですね、音楽活動をやっている自分としては、ステージに立つ感覚みたいなものは少しリンクしていた気がしました。楽しかったです。
演じるうえで、難しかったシーン
やはりセリフの言い回しや専門用語には苦戦しました。固有名詞も多いですし、それを噛まずに、なおかつキャラクターとして自然に話すというのは結構大変でした。ただ言葉を覚えるだけではなく、高井戸としてどう話すのか、どう感情を乗せるのかというところまで落とし込むのが課題でした。その場の空気感とも馴染ませながら演じるというのは、毎回大事にしている部分です。
専門用語はすぐに覚えられるタイプ?
復唱すると、結構覚えられる方かもしれません。今回は特に、前もってその言葉に少しでも慣れておくようにしています。数日前から口に出してみたり、意識してみたり。そうすると撮影当日、違和感が少なくなっている気がするんです。自然と口に馴染んでくる感覚です。
千賀光一(田中直樹)との関係性について
千賀との関係性については、物語の中で徐々に明かされていく部分なので、あえて表には出さないようにしていました。裏設定としては意識していますが、作品として“見せない”ことが基本だと思っていたので、演じるときはそこに触れ過ぎないように気をつけていました。第3話のラストの階段のシーンも、高井戸としては思うところがあるんですけど、視聴者の方には「どういうことなんだろう?」と想像してもらえるのがいいのかなと。
印象に残っているのはやはり第6話ですね。プロデューサーさんからも「良かったよ」と言っていただけたので、ぜひ注目していただけたらうれしいです。
共演者について
皆さん、それぞれの役にすごくエネルギーを注いでいらっしゃって。間宮さんが演じる宇崎凌は、ただ熱いだけじゃなくて、彼自身が普段から物事に真剣に向き合っている姿勢が、そのまま役に投影されているなと感じました。
(上白石)萌歌ちゃんも伊野尾麻里というキャラクターがギャルっぽいですが、それが自然に見えるのは、伊野尾をどのように見せたいかというプランや、役に対する好奇心を萌歌ちゃんがしっかりと持っているからなのかなと。陽な部分だけでなく、伊野尾の陰の部分も、きっと自分自身のパーソナリティも反映されているんだろうなと思うくらい、すごく立体的ですよね。
轟さんというキャラクターは、もうトオルさんにしかできないと思いました。ピース法律事務所の象徴のような存在ですし、あの圧倒的な存在感は、トオルさんが演じてくださったからこそ生まれたものだと思います。
視聴者へメッセージ
『イグナイト』は、いわゆる王道のリーガルエンターテインメントとは少し違うアプローチをしている作品だと思います。1話1話が丁寧に描かれていて、感情移入できる場面も多いですし、日常生活の中でハッとさせられるようなセリフや出来事も散りばめられています。
カッコいいシーンももちろんたくさんありますし、裁判に至るまでの過程や、それぞれの人物の内面に隠された思いなど、見どころが本当にたくさんあります。「この話が特に刺さった」とか、「このキャラクターに共感した」というふうに、毎回違った視点で楽しんでもらえるはずなので、ぜひ最後まで一緒に見届けていただけたらうれしいです。
【写真】高井戸(三山凌輝)のゾッとする視線など、第6話先行カット(全51枚)
■放送情報
金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオル
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太
脚本:山田能龍、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
主題歌:B’z「恐るるなかれ灰は灰に」(VERMILLION RECORDS)
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原廣利、山口健人、吉田亮
製作:BABEL LABEL、TBS
ⒸTBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ignite_tbs/
公式X(旧Twitter)@ignite_tbs
公式Instagram:ignite_tbs
公式TikTok:@ignite_tbs
編集部の感想:
三山凌輝さんの高井戸役へのアプローチが興味深いです。冷静な外見の裏に熱い思いを秘めているキャラクターは、視聴者にとって魅力的ですね。DJシーンの撮影時のエピソードも、彼の音楽活動とのリンクがあって面白いと思いました。
Views: 0