月曜日, 5月 19, 2025
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三井住友FG、米ジェフリーズとの協業をアジア太平洋地域にも拡大 – Bloomberg


三井住友フィナンシャルグループ(FG)は出資先の米証券ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループと新たにアジア太平洋地域(APAC)でも協業を開始した。これまで北米や欧州、中東・アフリカ(EMEA)に限定していた連携から全世界での協業に踏み出した。同社が投資家向けに実施した決算説明会の資料で明らかになった。

  両社は今期(2026年3月期)、共同で営業や提案を行う顧客数を前期比2倍超の200社超に拡大する方針を示した。同資料によると中島達社長は16日に開催された説明会で、「APACはジェフリーズも存在感を拡大させているが、SMBCグループとしても日系企業や現地の優良企業の顧客基盤が厚い。今後はグローバル全域で協業を推進する」と投資家に伝えた。

  三菱UFJフィナンシャル・グループと米モルガン・スタンレーの連携や、みずほフィナンシャルグループによる米合併・買収(M&A)助言会社のグリーンヒル買収など、国内大手行各社は北米の証券会社への出資を通じてグローバルな投資銀行業務の強化に動いている。三井住友FGの協業拡大で3行間の世界的な市場規模拡大競争はさらに激しくなりそうだ。

都内の店舗の看板(23年1月)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  三井住友FGは21年7月にジェフリーズと資本・業務提携を締結。日本企業が関与する国際的な企業の合併・買収(M&A)などで連携し、投資銀行業務の強化を目指すとした。当初の出資割合は最大4.9%としていたが、23年4月に出資比率を最大15%まで引き上げる方針を発表。24年1月にはEMEA地域への提携地域の拡大も発表した。足元の出資比率は14.5%。

  中島氏は24年12月、ブルームバーグとのインタビューでAPACでの協業に期待を示した上で、こうした協業の深化が実現し、ジェフリーズ側との協議が進んだ上で米国内での規制上のハードルもクリアすれば、「資本関係をさらに濃くする可能性は十分ある」と話した。



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🧠 編集部の感想:
三井住友FGが米ジェフリーズとの協業をアジア太平洋地域に拡大するニュースは、グローバルな投資銀行業務の強化を示す重要な動きです。顧客基盤と地域の市場に対する理解を生かし、競争力を高めることが期待されます。これにより、他の大手行との競争がさらに激化するでしょう。

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