「点」で乗るんですよ、自重が…。

先日、グリッドフォームローラーを手掛けているトリガーポイント社の講習に参加して、真の筋膜リリースを知りました。適切な位置と呼吸こそが重要だと!

フォームローラーの講習に参加して、自分の筋膜リリースの「甘さ」を知った話

フォームローラーの講習に参加して、自分の筋膜リリースの「甘さ」を知った話

実は講習ではローラーだけでなく、ボールを使ったワークも行ないました。しっかり学んだあと使用したボールを持ち帰らせていただいたため、自宅でもボールを使う習慣が続いてまして。

このサイズが使いやすい

こちらの「マッサージボール MB5」。ただのボールのように見えますが、耐久性の高いEVAフォーム素材で、重さもたった141g。めちゃ軽です。

使い方はこんな風に、適切な場所にボールを置いて自重で筋肉をグリグリと押してやります。このポーズは三角筋の後面をターゲットとしたもので、サラッとやってるけどかなり痛い。

すでにローラーも持っていますが、例えば肩周りってローラーだと効かせづらいんですよ。あるいは同じポーズをしてもローラーの方がコントロールしやすいけど痛みが物足りない、逆にボールだと安定しづらいけどより深く刺さる感じがあったりと、それぞれのアイテムで性格が異なる。

特に、と〜くに感動したのがコレ。大臀筋の筋膜リリースをするポーズです。

ローラーで同じポーズをしたときのイタ気持ちよさが5割だとすると、ボールを使うと7割くらいまで入ります。それもそのはず、ボールの方が体が乗る面積が小さいから圧力が高くなるわけです。

仕事柄ほとんど椅子に座ってますし、もも裏やお尻の筋肉がいつでもガッチガチ。となると、大臀筋の筋膜リリースは効けば効くほど嬉しい。そんなときは、ローラーよりボールの出番というわけです。ローラーよりも小さいから収納しやすいのもありがたいですね。

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もっと小さいボール、あります

同じ素材でテニスボールほどのサイズ感の「マッサージボール MB1」というのもありまして、こっちはもっと手軽で収納もしやすい。

小ささを活かしたアプローチも色々とありまして…。

こうして壁と背中で挟んで、肩こりポイントにグっと体重をかける。これがほんっとーに気持ち良い…!

僧帽筋の下側や、腰方形筋あたりをグリグリするのが最高。腰は一人でアプローチしづらい場所ですが、ボールがあれば得られる圧力もあるのです。

よく「血行促進のため、テニスボールやゴルフボールを足裏でコロコロしましょう」みたいなハックがありますが、それと同じことも可能。作業中に足裏でコロコロしておけば、青竹踏みのように足裏をほぐせます。

講習会のお土産にもらった「ハンドヘルドマッサージボール」は、早押しボタンのような見た目ですが、胸筋や首周りをゴリゴリするのに便利。これも、小さくて手軽に使えるのが良いですね。

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ローラーも良いし、ボールも良い

なんだかんだで筋膜リリースアイテムが増えた我が家。足〜大腿筋は動かしやすいローラー、ピンポイントに刺したい臀部にはMB5、肩と腰はMB1、食後のボーッとしてる時間にハンドヘルドといった感じで、使い分けも楽しんでおります

「筋膜リリースってどうなの?」と気になってる人は、収納しやすいボール系から試してみるのもアリ。お尻の凝りポイントにボールがピッタリ来た時の、藤田和日郎の描く悪役キャラの顔になりそうなイタ気持ち良さを、ぜひとも味わっていただきたい…。

執筆・撮影:ヤマダユウス型

Source: TRIGGERPOINT

ギズモード・ジャパンより転載(2025.03.28)