合同会社輝井堂は5月19日、同社のゲームブランド輝井堂GAMESを通じて、ローグライク格闘ダンジョンRPG『KARATE ROGUE』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年秋以降に配信予定。
本作は、ダンジョンに潜りモンスターと戦う作品だ。主人公は空手の達人であり、武術・格闘技の技を駆使して戦い、ダンジョンの奥底へと挑む。

『KARATE ROGUE』の主人公であるカラテ・マスターは、ある理由により「ダンジョン刑」を受け、身体ひとつでダンジョンの深淵に落とされてしまう。深淵の奥底には何かが待ち受けており、それを確かめられるのは、ただカラテを極めた者だけ。カラテ・マスターは、身体ひとつでダンジョンを生き延びながら、協力者や魔物、未知の脅威と出会うことになる。
本作にてプレイヤーはカラテ・マスターとなり、武術・格闘技の技を駆使してモンスターと戦い、新たな技やアイテムを発見して自身を強化しながら、ダンジョンの奥底へと進んでいく。敵とのバトルはターン制で進行し、ARTS(技)を繰り出して戦う。ARTSには、正拳突きや後ろ回し蹴り、下段蹴りなどがあり、威力や命中率、固有効果が設定され、ACTというリソースを消費して発動できる。


バトルでは、保有ACTの範囲内でARTSを次々に繰り出すコンボを駆使することに。たとえば、高ダメージのARTSである後ろ廻し蹴りは、ノックバック中の相手に追加ダメージ効果があるため、その前段に敵をノックバックさせておくようコンボを組むと効果的だ。さまざまなコンボを編み出し、自分だけのバトルスタイルを構築できることが本作の特徴のひとつとなる。
また敵の行動ターンにおいては、守りながら攻める「構え」によって有利な状況を作り出すことが重要。たとえば飛燕の構えは、敵の攻撃を捌きカウンター攻撃を繰り出すことができる。ARTSや構えのほかにも、さまざまな効果を持つパッシブスキルも存在するようだ。
ダンジョンを進む中では、残された遺骸から鎧や食糧などのアイテムを入手可能。特に強力な魔法が込められたものは、主人公の大きな助けになるという。また、武器を獲得できることもある。武器を手にすると拳の技が使えなくなるが、あえて武器と蹴り技のみで戦うことも戦略のひとつとなる。
本作を手がける輝井堂は、小説「空手バカ異世界」「名探偵は推理で殺す」などで知られる作家・輝井永澄氏の個人事務所だ。同氏は、スクウェア・エニックス作品などでシナリオを担当したこともあり、本作ではプロデューサーを務めつつ、開発全般のほか、さまざまな武術の技を繰り出すドットモーションも自ら制作しているとのこと。また、『ポケットモンスター サン・ムーン』などに携わったコンポーザー大賀智章氏がステージ・バトルBGMを、『ロマンシングサガ リ・ユニバース』『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』などのグラフィック制作に参加した銀親氏がモンスターグラフィックを担当している。
『KARATE ROGUE』は、PC(Steam)向けに2025年秋以降に配信予定。価格は未定だが、1000~2000円程度を予定しているそうだ。
🧠 編集部の感想:
『KARATE ROGUE』の発表は、格闘技とローグライク要素の融合が新鮮で期待を抱かせます。技のシナジーによる戦略的なバトルは、プレイヤーに独自のスタイルを構築する楽しさを提供しそうです。実力派クリエイター陣の関与もあり、ゲームの完成度には大いに期待できます。
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