取材


大阪・関西万博には、ロシアによる軍事侵攻が続いているウクライナも参加しています。実際にウクライナの展示エリアを訪れて何が展示されているのか見てきました。

EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
https://www.expo2025.or.jp/

ウクライナの展示は、複数の国の展示が集まっている「コモンズ-C館」にあります。コモンズ-C館は会場マップだと「S01」の位置にあります。


コモンズ-C館に到着。


建物の上部にはウクライナの国旗が掲げられています。


内部はこんな感じ。


入口から見て右奥にウクライナの展示エリアがありました。


展示エリアをグルッと囲むように行列が伸びています。


列に並んで10分弱で順番が回ってきました。展示エリアの壁紙や棚は黄色に統一されており、棚には青色の展示物が並んでいます。また、上部には「NOT FOR SALE」というメッセージが掲げられています。


スマートフォンを搭載したバーコードリーダーを渡されました。


バーコードリーダーの先端にはセンサーが付いており、オレンジ色のトリガーを引くとバーコードを読み取れるようになっています。


展示品は以下のように「バーコードのついた製品」を模しています。


メガホンのバーコードをスキャン。


すると、バーコードリーダーに取り付けられたスマートフォンの画面に「ロシアからの軍事侵攻が続くウクライナで、メガホンがどのような役割を果たしたか」を解説するムービーが表示されました。こんな感じに、数多くの物品のバーコードをスキャンしてウクライナの現状や考え方を知ることができるというわけです。


ヘッドライトのバーコードをスキャン。


「医療現場でヘッドライトが重宝されており、照明が付かない停電時にも医療を提供することができる」という内容の動画が流れます。


バラのバーコードもスキャン。


人気恋愛リアリティ番組『バチェラー』のウクライナ版ロシアとの戦闘で両足を失った男性が出演した」というエピソードが再生されました。


ウマのぬいぐるみ。


攻撃を受けた地域で発見された血まみれのぬいぐるみの写真が表示されました。


通路を挟んで反対側には、軍事侵攻に関連する物品の実物が展示されています。


警報器メーカー「Ajax Systems」の警報器。


この警報器は銃撃を受けたものの稼働し続けており、「レジリエンス(強靱さ)」の象徴になっているとのこと。「安全は特権ではありません。権利です」というメッセージも記されています。


軍用リュックサック。リュックサックの右上には軍事侵攻開始頃に配備されたウェットティッシュ「チスタ・ペレモハ」が付いています。


ボクシング世界チャンピオンのオレクサンドル・ウシク氏のサイン入りヘルメットもありました。このヘルメットはエネルギー企業「DTEK」のものです。DTEKの作業員はロシアの攻撃が続く中でも火力発電所の修復や風力発電所の建設を続けており、すでに5人が命を落として76人が負傷しているそうです。

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