火曜日, 4月 29, 2025
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ユーロ急伸にベッセント氏も言及、市場はECB追加利下げ織り込み – Bloomberg


外国為替市場でのユーロ上昇は欧米双方の通貨当局の目を引いた。上昇ペースに減速の兆しは見られず、欧州中央銀行(ECB)の利下げが一段と進行するとの観測をあおっている。

  JPモルガン・チェースとBNPパリバ、ダンスケ・バンクは年末までにユーロが1.20ドル以上に上昇すると予想している。3カ月前にはパリティー(等価)予想が一部から出ていたが、状況は様変わりした。ECBの利下げについては、今月だけでも約0.5ポイントの予想を市場は織り込み始めた。ラガルドECB総裁はユーロの上昇を「直感に反する動き」と表現。ベッセント米財務長官も28日にユーロ高に言及し、相場押し下げを目的としたECB利下げがあるとの見方を示した。

関連記事:ベッセント氏、ECBは利下げで通貨安誘導へ-米は「強いドル」政策

  BCAリサーチのチーフ欧州ストラテジスト、マチュー・サヴァリ氏は「半年で1.01から1.20ドルにユーロが上昇するなら、それは当然大きな問題だ」と話した。

  トランプ米大統領の貿易政策で米資産への信頼感が損なわれ、投資資金の受け皿としてユーロが浮上。数カ月前にはそうした状況はコンセンサスではなかった。トランプ政権の政策はインフレ高進を引き起こすと予想されており、その結果として連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げペースは鈍り、利上げに転じる可能性さえある。そうなればドルは上昇し、その分ユーロが下げる方向に作用する。

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The Euro's Rise to $1.20 May Prompt More ECB Cuts

ユーロの対ドル相場

出所:ブルームバーグ

  足元のユーロ高は景気押し上げを狙う欧州政策当局者の取り組みを妨げている。

  通常なら世界的な混乱時にユーロは弱含み、欧州の輸出業者の競争力強化という調整が働く。しかしこの安全弁が機能しない場合、ユーロ高は輸入価格を低下させ、域内経済にディスインフレ的な圧力を加える。

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