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いまシリコンバレーをはじめ、世界で「ストイシズム」の教えが爆発的に広がっている。日本でも、ストイックな生き方が身につく『STOIC 人生の教科書ストイシズム』(ブリタニー・ポラット著、花塚恵訳)がついに刊行。佐藤優氏が「大きな理想を獲得するには禁欲が必要だ。この逆説の神髄をつかんだ者が勝利する」と評する一冊だ。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

あまりにも理想と違う現実の子育て
私は子育てに関する本作りによく関わっているのもあって、ある程度「理想の子育て」を思い描いていた。
子どもの話をよく聞き、一緒に遊び、一緒に驚きながら好奇心を育み、人と比べず焦らず見守る。細かいことは気にせず、「大丈夫、大丈夫」とおおらかに構えているお母さん。
人並み以上に、知識はあるつもりだ。
と・こ・ろ・が。
現実はあまりにも、あまりにもうまくいかなった。
こだわりが強く、人と上手に関われず、少しでも気に入らないと泣いて暴れて逃げ出す長男に手を焼き、「こんなはずではなかった」と落ち込む日々。いったいどうしたらこっちの言うことを聞いてくれるのか。本を読み、日記をつけて自分の行動を振り返り、試行錯誤に必死だった。
子どもがポケットに入れていたメモ
当時の日記を見ると、失敗だらけである。
<幼稚園の駐輪場で、雨が降ってきたから早く自転車の後ろに乗れと言っているのに、ムスっとして言うことを聞かない。「風邪をひいたらどうするの」と無理やり乗せようとしたら怒って私を叩き、大泣き。私はすでに雨に濡れており、こっちが泣きたい。
「もう、いいかげんにしてよ!」と言ったら、ポケットから紙を出して渡してきた。「おかあさん、だいすき」。もしかして、この手紙を渡したいと思ってなかなか自転車に乗らなかったのかな……。わかってあげられなくてごめん。>
当時は余裕がなかったけれど、反省を繰り返しながら粘り強く向き合おうとしている様子はうかがえる。
腹が立ってどうしようもなかったり、落ち込んだり、いやになって「家出しようかな」と思ったりもしたが、いまのところなんとかやっている(小学校中学年になってからは、びっくりするほどラクになった)。
現実はほど遠いにしても、「理想の子育て」を持っていたこと自体は良かったと思うし、本や日記が自分の支えになっていたと感じる。
子育てに限らず、自分の失敗や理想とのギャップに落ち込んだり、腹が立ったりすることはよくあることだ。
そんなとき、ストア派の哲学者マルクス・アウレリウスの言葉が支えになってくれるかもしれない。
やり直す対象を愛せ
失敗したらまた戻ってやり直し、行動の大部分が人間性にかなっていればよしとして、やり直す対象を愛せ。(マルクス・アウレリウス『自省録』)
――『STOIC 人生の教科書ストイシズム』より
失敗やミスをしたときに、ただイラッとしたり落ち込んだりするのではなく、「学びの機会」にせよとはよく耳にするアドバイスだ。
だがマルクス・アウレリウスはさらに上を行く。「やり直す対象を愛せ」というのだ。ただ反省するだけでなく、ネガティブな感情すら手放すように促す。
ストイシズム(ストア哲学)は、美徳に則した行動をとることが大事だと説いている。「知恵、正義、勇気、節制」という基本的な美徳を育むことで、最高の自分を引き出すことができ、よい人生を生きることができるという。
そういった理想に向かうなかでは、失敗して落ち込むこともあるかもしれない。でも、人間は失敗する生き物だ。
どんどん失敗していい。そう考えることは、心を強くしなやかに保つ秘訣でもある。
「自分がとった行動の大部分は、人間らしいと言っていいものなんだからオッケー」と考えて、腐らず行動を修正し、理想に向かい続けることが大事なのだ。
(本原稿は、ブリタニー・ポラット著『STOIC 人生の教科書ストイシズム』〈花塚恵訳〉に関連した書き下ろし記事です)