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概要
この記事は、WEBマーケティングの真髄について述べている。著者が10年間の経験を基に、単なる情報拡散の道具であるWEBの限界と、対人営業の重要性を強調。成功するためにはリアルな営業経験が必要であり、その上で自動化システムを築くべきだと主張している。
要約箇条書き
- WEBマーケティングは、単なる情報の拡散装置である。
- 価値のないものを広めても収益にはつながらない。
- リアルでの営業経験が重要で、その経験を基にWEBでの自動化を行うべき。
- WEBマーケティングは営業マンの「楽をしたい」というニーズから生まれた。
- 「心理ファネル」を考慮した導線設計が成功の鍵。
- 完全な自動化は難しく、半自動化が有効。
- 成功のためのポイントは「実践からの学び」である。
- まずは足を使って実際に売り、その後WEBの導線を設計することが重要。
ネットで商売して稼ぎたい。SNSでフォロワーを集めて、楽に収入を得たい。こんな夢を抱いている人は多いだろう。僕自身も10年前、WEBマーケティングの世界に入った当初はそう思っていた。「ネットで発信すれば簡単に物が売れるんじゃないか」と。
だが、10年間この世界で生きてきて行き着いた結論は、意外にシンプルなものだった。
WEBは単なる拡散装置にすぎない
WEBは結局のところ、拡散装置だ。ゴミを拡散してもゴミでしかない。
無価値なものをいくら広めても、無価値なままだ。これは意外と見落とされがちな本質だ。「なんでもWEBで広がる」と考えている人もいるかもしれないが、たとえ一時的に広がったとしても、本質的に価値がなければ、そこからマネタイズにつながることはほぼない。人は価値のないものにお金を払わないからだ。
だからこそ、リアルでの営業や実践がまず大切になる。そしてそのリアルでの経験をベースに、WEB上に自動化システムを構築していくのが正しい順序なんだ。
営業マンの思いから生まれたWEBマーケティング
WEBマーケティングの原点は何か?それは営業マンの「面倒くさい」という思いだったと僕は推測している。
営業というのは、同じ説明を何十回、何百回と繰り返す仕事だ。商品内容の説明や、売るためのストーリーは、基本的に同じことを言い続ける。もちろん相手に合わせてカスタマイズする部分はあるが、コアの部分は変わらない。
この「同じ話を何度もする」という作業が、いずれ嫌になる瞬間が来る。「この前も話したじゃん」と思うのだが、聞いている人は初めてなのだ。
この問題を解決するためにWEBマーケティングが生まれた。「同じ話をまとめてWEBページに書いて、読んでもらえばいいじゃないか」というわけだ。文章を一度書けば、そのWEBページは24時間、365日、何年でも働き続ける。動画ならなおさらだ。お客さんの好きなタイミングで、何回でも同じ内容を伝えることができる。
つまり、営業マンが楽をしたいという欲求から、WEBマーケティングは始まったのではないだろうか。
リアルでの営業経験が重要な理由
僕はWEBマーケティングの設計をする時、必ず「実際に対面で売るとしたら、どういう話し方をするか」を考える。いきなり「この商品はいくらでこういうものです。買ってください」とは言わないだろう。まずは「あなたは何に悩んでいますか?」から始まり、その悩みをどう解決できるかという流れが自然だ。
こうした心理ファネル(心理的な購買プロセス)をWEB上の導線に仕込んでいく。動画、テキスト、音声など様々なコンテンツを使って、お客さんが買うまでの流れを自動で構築していくのだ。
だからこそ、WEBマーケティングは対面で営業できる人じゃないとできない。自分でものを直接売った経験がない人には難しい。もちろん、稀にそんな経験がなくてもできる天才的なセンスの持ち主もいるが、それは例外中の例外だ。そして、そういう人も実は別の形で「心理ファネルをこじ開けた経験」があるはずだ。
僕らのような凡人は、まず足を使って営業し、その感覚を掴んでから自動化していくべきだ。どういう話をどういう順番でするのが効果的か、どこでお客さんの反応が変わるかを体感することが、成功の鍵になる。
半自動化という戦略
完全な自動化は難しい。どうしてもお客さん個人の悩みやニーズを拾わなければならない部分がある。そこで有効なのが「半自動化」だ。
自動化できる部分は徹底的に自動化し、カスタマイズが必要な部分だけ手動にする。例えばオンライン面談や電話対応といった形で、人間が介入する余地を残しておく。
このアプローチの素晴らしい点は、お客さんが面談や電話の段階に来るまでに、すでに商品についてある程度理解してくれていることだ。「10時間かけて話さなければならなかったことが、30分で済む」ということが起こる。そして、一度この仕組みを作ってしまえば半永久的に働き続けてくれる。
しかも、現在では AIの発達により、人間が対応していた最後の部分すら自動化される可能性が見えてきた。完全自動化の時代はもうすぐそこまで来ているのだ。
実践から始める戦略
結局のところ、成功の鍵は「実践からの学び」にある。商品の良さはどこにあるのか、お客さんはどこに魅力を感じるのかを肌で感じなければ、WEBマーケティングの設計はうまくいかない。
足を使った営業は大切だが、ずっとそれを続けるのは非効率だ。成功体験をWEBの導線に載せることで、あなたの営業能力は何倍にも拡大する。これこそがWEBマーケティングの本質であり、素晴らしさだ。
まとめ:まずは足で稼ぎ、それから自動化せよ
これからWEBマーケティングを始めたいと思っている人へのアドバイスは明確だ。まずは足を使って実際に売ってみること。成功体験を持ってから、WEBの導線を組み立てるべきだ。
WEBマーケティングは魔法の杖ではない。それは対人営業というリアルな経験を土台にした自動化システムに過ぎないのだ。この本質を理解すれば、あなたのWEBマーケティングはきっと成功するはずだ。
※「マーケの話」は僕の10年間のWEBマーケティング経験を棚卸ししている記事です。いつか有料にしたいから無料のうちに見ておいてください。無料で見ちゃった人は未来の有料購入者のためにコメント待ってます。
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