

ゴロゴロしたマッシュポテトはどこへ行ってしまったのでしょうか。
なめらかで、ほとんどプリンのような食感のマッシュポテトがもてはやされていて、最近レストランで出てくるのも、そんなマッシュポテトばかりです。
しかし私にとって、ふわふわでところどころに柔らかいジャガイモの塊が残ったゴロゴロ系のマッシュポテトに勝るものはありません。
もし、あなたも「ふわふわ&ゴロゴロ系マッシュポテト」がお好みなら、スタンドミキサーを使えば理想的な食感に仕上げることができます。
スタンドミキサー派 vs 手でつぶす派
手でジャガイモをつぶすのも悪くありませんが、「スタンドミキサーでつぶす方法」もぜひ知っていただきたいと思います。
というのも、私はそれを一度試して、その仕上がりの違いに感動せずにはいられなかったからです。最初、食べたときに違いを感じるなんて思ってもいませんでした。
ただ、実用的かどうかを試すつもりでやってみただけだったのです。
手でつぶすよりも軽い仕上がりになっていることがはっきりわかりました。
実際にそのマッシュポテトを食べてみたら、冷めてもなお、ふんわりとした軽さがちゃんと残っていて驚いたのです。一方、手でつぶすと、食感こそ柔らかいですが、密度があり重く感じます。
スタンドミキサーを使ってつくったマッシュポテトは、ホイップされたような仕上がりで、つぶれていないジャガイモの塊が均等に残っていました(私だけかもしれませんが、ゴロゴロ感を出すために手でジャガイモをつぶすと、恥ずかしいほど大きな塊が残ってしまいます)。
スタンドミキサーでマッシュするのは、「ほかの料理と並行して作業を進めたいとき」「茹でたあとにすぐにコンロを空けたいとき」「体力や動きに制限があるとき」に便利です。
理由は何であれ、私のつくり方をご紹介します。
スタンドミキサーでマッシュポテトをつくる方法
1. ジャガイモを茹でるか蒸す
マッシュポテトをつくるとき、私はジャガイモを蒸すほうが速いので好きですが、茹でる方法でも構いません(蒸す場合は約15分で済みます)。
ジャガイモの種類はお好みですが、私は(男爵いもに近い)ラセットポテトを使います。なぜなら、でんぷん質が豊富でふわふわのマッシュポテトに仕上がりやすいからです。
2. ジャガイモと風味づけの材料をミキサーに入れる

ジャガイモにフォークが簡単に刺さるほど柔らかくなったら、やけどに気をつけながらスタンドミキサーのボウルにそっと入れましょう。
冷めるのを待たないでください。ジャガイモはアツアツの状態で入れるのがポイントです。
『America’s Test Kitchen』がベイクドポテトの記事で説明しているように、ジャガイモ(この場合は大きめの塊)を熱いうちに割ることで、より多くの蒸気が逃げ、仕上がりがふわっと軽くなるのです。
その後、お好みの材料を加えましょう。バター、塩、こしょう、そしてお好みでチャイブ(ハーブ)などもどうぞ。液体の材料はまだ加えないでください。
3.つぶす

スタンドミキサーにパドルアタッチメントを取り付け、最低速度でスイッチを入れます。
ミキサーを約3〜5分かけて、均一な質感でバターが完全に混ざるのを目指してください。ジャガイモがどの程度崩れたかを確認するために、必要なら機械を止めて様子を見ましょう。
4.液体を加える
ミキサーをかけている間に、液体(牛乳、クリーム、またはその組み合わせ)を計り、電子レンジ対応の計量カップに入れておきましょう。
それを電子レンジで蒸気が立つまで温め、ミキサーを最低速度の状態でゆっくりと液体をマッシュポテトに注ぎます。
液体が混ざったら、速度を1~2段階上げて、さらに20秒ほど、またはお好みの食感になるまでマッシュします。味見をして、必要ならば調味料を調整しましょう。
マッシュポテトの上にグレイビーソースをかければ、今まで味わった中でもっともふわふわでゴロゴロ感のあるマッシュポテトを楽しむことができます。
Source: America’s Test Kitchen
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