
マインクラフトは2016年にGear VRやOculus Rift(現在のMeta Quest)に正式対応し、VR世界に没入して楽しめるようになっていましたが、マインクラフトは2025年5月のアップデートで、VRやARのサポートを削除したことを発表しました。
Minecraft Bedrock Edition 1.21.80 | Minecraft
https://www.minecraft.net/en-us/article/minecraft-bedrock-edition-1-21-80
Minecraft officially kills support for VR | PCWorld
https://www.pcworld.com/article/2773555
VRヘッドセットの「Rift」や「Gear VR」を開発していた当時のOculusは2015年の発表会で、マインクラフトのWindows 10版がRiftに正式対応することを発表しました。2016年3月にOculus Riftが消費者向け製品として発売された後、同年4月にはGear VR、8月にはOculus Riftに正式対応したバージョンのマインクラフトがリリースされました。
マインクラフトがVRヘッドセット「Oculus Rift」に対応、仮想空間でマイクラ三昧が可能に – GIGAZINE
マインクラフトは2024年10月に1.21.40のアップデートを発表した際に、VRおよびMRの廃止を告知しました。1.21.40のアップデートでは、「VR/MRデバイスのサポートは終了となり、2025年3月のアップデート以降はサポートされなくなります。最終アップデート後もPCでアップデートを受信できるほか、ワールド内での制作は継続でき、マーケットプレイスで購入したアイテムはVR/MR非対応グラフィックデバイスで引き続きご利用いただけます。ただし、今後のアップデートではVR/MRデバイスのサポートが終了し、MinecraftでVR/MRデバイスを使用することはできなくなります」と説明されています。
1.21.40内で告知された予定から2カ月遅れた2025年5月6日に、マインクラフトはMinecraft Bedrock Edition 1.21.80のアップデートを発表しました。1.21.80のアップデートには、マインクラフトのワールドを作成するための新しいプリセットの追加、実験的なアイテムやオブジェクトの追加、その他バグや不具合の修正が含まれています。
さらに、アップデート情報の「ゲームプレイ」の項目では、「バーチャルリアリティ(VR)および複合現実(MR)のゲームプレイへのアクセスが削除されました」という文言が記載されています。
なお、マインクラフトが2016年にVR版を正式リリースした際に、それまで非公式でVR用MODを提供していた「Minecraft-vr.com」は、「Minecraft」の名称を使わないようにという要請を受け、「Vivecraft」と名前を改めていました。ウェブメディアのPCWorldによると、 VivecraftはマインクラフトをMeta QuestやSteam VR対応ヘッドセットでプレイできる手段として継続させるとのことです。
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