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アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自立型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。
ゲーマーのみなさんが現行機で遊べる素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。今回紹介するのは、2023年11月22日にリリースされたシューティングゲーム『Valfaris: Mecha Therion』です。
高評価ヘヴィメタルアクションの続編!
『Valfaris: Mecha Therion』は、アメリカを拠点とするデベロッパーSteel Mantisが手がける作品で、2019年にリリースされた『Valfaris』の続編タイトルです。同社は過去にUnity Awardsのファイナリストとして選ばれた『Slain: Back From Hell』も制作しています。
本シリーズは、誇り高き宇宙の戦士・セリオンを主役としたゲームシリーズです。前作『Valfaris』では、かつて楽園だったものの、今や宇宙に無限の闇を生み出す地へと変化した故郷Valfarisの真実を解き明かすために、セリオンが数々の怪物と父・ヴロール卿と戦う物語が描かれています。



続編タイトルである『Valfaris: Mecha Therion』は2021年に発表されました。ジャンルを前作の横スクロールアクションからシューティングゲームへと変更。前回の戦いで逃したヴロールとの決着を付けるべく、セリオンは「メカセリオン」へと乗り込んで辺境の惑星で新たな戦いへと向かいます。
プレイヤーはメカセリオンを操作して、各ステージのボスを倒していきます。武器は3種類装備可能で、道中新たな武器を入手したり、カスタマイズすることも可能。敵は強大で難易度は高めですが、すぐ再開できるテンポのいいゲームを楽しめます。




なお、宿敵ヴロールはスタジオデビュー作『Slain: Back From Hell』にも登場する、シリーズ通しての悪役キャラクター。同作の主人公・バソリンもヴロールの息子で『Valfaris: Mecha Therion』では父によって魂を封じ込められた剣として登場します。公式Xでは簡単なキャラクター説明も紹介しています。

メカセリオンは強いのだ!
セリオンが乗り込むメカセリオンは、射撃・近接・特殊攻撃の3種類の武装を装備しています。射撃と特殊攻撃は強力なものの使用にエネルギーが必要で、近接攻撃でエネルギーを補充する必要があります。近接攻撃は敵の一部の弾を破壊することもできるので、状況によって使い分けましょう。
ブーストは一時的に無敵になるほか、障害物の破壊にも使用可能。また、本作の大きな特徴として、後ろから来る敵に対処するための“方向転換”があります。方向転換はオート設定も可能ですが、あまり精度が高いとはいえないので、マニュアル操作にするのがおすすめです。




ゲームとしては比較的オーソドックスなシューティングで、次々と現れる敵を倒しながらステージを進んでいきます。敵を倒すことでパワーアップアイテムや経験値に該当する「ブラッドメタル」が入手できるので、なるべく雑魚敵を逃さないようにするのがポイントです。
ステージ内にはチェックポイントがあり、もし倒されてしまったらその場からすぐに再開できます。また、ゲームが進めばチェックポイントで武器の変更やアップグレードが行えます。広くて敵が多い場所ならホーミング弾を選択するなど、ステージや敵の特徴に合わせて戦闘スタイルを変更することも可能です。



ステージの最後にはボスが待ち受けています。ボス戦でも敵の攻撃を近接攻撃で弾くことはできますし、特定の攻撃を弾けば鍔迫り合いも発生します。鍔迫り合い時には台詞のやり取りも楽しめるので、是非とも狙ってみましょう。




ステージ探索要素もあり!
メカセリオンは初期装備の射撃でも十分に強く、強化すれば範囲や威力もアップするので非常に安定した火力が期待できます。ただし、ヴロール率いる勢力との戦いを制するために、プレイヤーによってはより個性の際立つ装備を求める場合もあると思います。
射撃武器なら高威力で射程が短いもの、一定時間撃たないとチャージショットが発動するもの、火炎放射器など多彩なものが揃っています。もちろん近接・特殊も種類が豊富で、戦闘スタイルだけでなく見た目にも反映されるのが嬉しいところです。





また、各ステージ内には隠しエリアも存在しています。隠しエリアは障害物を破壊したり、わずかな隙間をブーストで侵入したりする必要があり、中では特別なアイテムや武器が入手できます。複数のパーツを集めて完成させる装備品などもあるので、探索も大切です。
ゲームが進むと武器だけでなく、さまざまな効果を持つ「モジュール」も登場します。モジュールにはエネルギー関連や隠しエリアのヒントを出すといった効果があり、戦闘や探索を大きくサポートしてくれます。ボス戦前のチェックポイントで戦闘向けに切り替える、といった戦略もできますよ。





セリオンは何度でも立ち上がる
『Valfaris: Mecha Therion』は比較的難易度が高めで、特殊な雑魚敵、ステージ内の障害物、そしてボス戦など、いわゆる「初見殺し」に近いようなギミックも用意されています。基本ライフは3つありますが、無敵時間を含めても連続ダメージを受けることも珍しくありませんん。
ステージ内にはチェックポイントが多くすぐ再開できるので、何度も倒されながら、隠しエリアや「確実に敵を殲滅できるムーブ」を模索していくのも1つの選択。獲得できる強化リソースが(ある程度)限られているので、少しでも敵を多く倒すことも重要です。




とは言え難しすぎるということはなく、ボスの攻撃なども対処法が用意されています。シューティングが苦手な筆者でも、通常難易度であれば何度も挑んでパターンを少しずつ学べばクリア可能でした。クリア後に解放されるモードや、やりごたえのある難易度選択や実績も用意されていますよ。
ご機嫌なキャラクターやサウンド、背景デザインなど全体的にノリの良い一方で、一部の敵や弾が見辛く、ゲームに慣れるまでややストレスになる惜しい部分も。また、日本語翻訳が少しおかしく、宿敵である「ヴロール」が「ブイロール」になっているのは直してほしい……!






『Valfaris: Mecha Therion』は、多彩なステージを舞台に、豪快な攻撃で敵を蹴散らす爽快感とエネルギー管理が重要な戦闘を楽しめます。リトライが早く気軽に何度も挑めるゲームデザインで装備の強化や探索、引き継ぎ要素などもあり、遊んでいて腕前の上達もしっかりと実感できます。
視認性の悪さや一部のローカライズなど惜しい部分もありますが、膨大な量の敵軍を相手に強力無比なマシンに乗り込んで戦うという、シンプルで派手なバトルは本作の大きな魅力。ストーリーに関しては今作を遊んでいてもなんとなく理解できるので安心してください。もちろん、前作『Valfaris』や関連作『Slain: Back from Hell』も高難度アクションとして楽しめます。『Valfaris』は日本語対応にも対応していますよ!



なお、Steel Mantisのゲーム全編を通して流れるヘヴィメタルは、人気エクストリームメタル・バンド「セルティック・フロスト」に所属した経験のあるCurt Victor Bryant氏の手によるもの。それぞれの作品向けのサウンドトラックDLCも販売されているので、遊んでいて気になった人は要チェックです!