はい、今回はですね。
パソコン修理業を営むこの私の、ちょっぴり切実な、けれどどこかで誰かに共感してもらえたらうれしい、そんな「時間」にまつわるお話です。
「時間がない」――その一言に尽きます
日々、パソコンの修理をさせていただいてますが、これって本当に奥が深くて、お客様の一台一台にドラマがあるんですよ。
「このPC、息子さんの卒業論文が入っていて…」とか、「今夜Zoom会議があるから、どうにか今日中に…」なんてケースも多く、ついつい「もう少しだけ…」って粘っちゃう。
その結果、気づけば夜。予定していた作業や、楽しみにしていたことが後回しに。
そう、つまり――趣味のプラモデル制作会に行けないんです。
幽霊部員、やってます
制作会って、たいてい土曜日なんですよ。
「今週こそは行けるかな」と思っても、仕事が長引いたり、帰宅してからの用事に追われたりで、ほとんど参加できていません。
ここ1ヶ月なんて、まさに「ゴースト部員」。顔を出せたとしてもチラリとだけ。
でも、あの場が本当に好きなんです。
人の手元を見ることで学べる技術もあれば、「こういう工夫もあるのか!」とハッとする発見もある。
一人で黙々と作るのも楽しいけれど、仲間と空間を共有する時間は、かけがえのない宝物なんです。
しかも、あの場にいる方々って、なぜか本当に「いい人」ばかり。
まるで善良な妖精たちが集う花園みたいで、ついつい甘えてしまいます。
でも甘えてばかりではいけないし、顔を出せない今は、ただただもどかしい日々が続いています。
PGUという名の“重戦車”と格闘中
そんな中、千歳空港のガンダムベースで、やってしまいました。
パーフェクトグレード アンリーシュド(PGU)、お値段28,500円。
名前のとおり、「解き放たれた」かのように、膨大なパーツと時間を私から奪っていくこのキット。
内部フレームだけで10時間以上。外部装甲に入ってからは15時間経ってもまだ終わりが見えません。
ゲート処理に1時間。2~3個のパーツ処理でそれですから、全体を仕上げるには50~100時間は覚悟しなきゃいけない。
「ゲート処理時間泥棒」って法律があったら、即逮捕ですよ。ほんとに。
完成したら店舗のショーケースに飾る予定なんですが、サイズ的に棚2つ分を占拠するらしくて。もう、物理的にも悩みのタネです。
夜の1時間が、私のすべて
さて、私の一日の終わり方をご紹介しましょう。
仕事から帰るとまず、19匹のハムスターたちの世話が始まります。
ご飯、トイレ掃除、水の交換で2時間。そこからお風呂に入って、ようやく手が空くのが11時過ぎ。
その後の、ほんの1時間が、私の「プラモ時間」なんです。
集中して作業に取り組める、唯一の時間。でも、やっぱり一人でやってると、あの制作会で得られる“生きた知識”や“会話の温度”が恋しくなります。
趣味の時間は「奪い返す」時代へ
昔はゲームにも夢中でした。
FF14やドラクエ10、気づけば5000時間を費やしていた時代もあります。
でも今は、ほとんど触れてません。代わりに、プラモデルに時間を費やしたいから。
それでも、時間は足りない。
読書も好きなのに、紙の本を開く時間がない。だから最近はAudibleで「聴く読書」をしています。
通勤や作業中、合間の時間に少しでも知識や物語に触れられるように。
気づけば、サブスクの契約が増えに増えて、毎月5万円くらい払っているかも…?
Netflix、Amazonプライム、AIツール、Audible、JOYFITのジム契約まで。
でもそれだけ、「なんとか時間を捻出したい」という思いの裏返しなんです。
皆さんは、どうやってますか?
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
こうして言葉にしてみると、自分でも「そりゃ時間足りないわ」と思います。
でも、皆さんはどうしているんでしょうか?
趣味と仕事、日常のやるべきことと自分のやりたいこと、そのバランスって、どうやって保っていますか?
今度お店に立ち寄ってくださった際には、ぜひ聞かせてください。
時間がないからこそ、誰かの工夫に勇気づけられたりするものですから。
それではまた。PGUのゲート処理、今夜も頑張ります。
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