日曜日, 5月 18, 2025
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プライム・ストラテジー、企業システムやSaaSのバックエンドとして使用できる汎用RAG製品「MAGATAMA Stack」を発表 – クラウド Watch


 プライム・ストラテジー株式会社は15日、汎用RAG(検索拡張生成)製品「MAGATAMA Stack」を発表した。

 MAGATAMA Stackはセキュアで高性能な汎用RAG製品で、マルチテナント対応として、個別業務システムやSaaSアプリベンダー向けに、一つの仕組みで複数の顧客にRAGを提供可能。OSS+ローカルLLMで、高いセキュリティと信頼性を、従量課金なしの価格で提供する。APIキーを設定すれば、OpenAI社のGPTやAnthropic社のClaudeなどのクラウドLLMも利用が可能。ローカルLLM使用時の性能はClaude 3.x Sonnetレベルで、ローカルLLMにはLlama4.xなどを使用する。

 セキュリティおよび性能向上のための定期アップデートを提供し、年間メンテナンスパックや運用保守サービスで実現する。また、必要に応じてLLMのファインチューニングをオプションで提供予定としている。

 シングルサインオンに対応し、AIデスクトップやエージェントから操作が可能。有償ライセンス版は、SaaSアプリケーションや他システムから操作可能で、データを登録/更新/削除、質問/回答を得るためのAPIを提供する。

 共有フォルダー上のファイルを取り込むことができ、ファイル追加イベントや実行アクションを契機にインデックス化、別途提供する管理ツールで対象から削除することもできる。

全体イメージ図

 MAGATAMA Stackは、プライム・ストラテジーのローカルLLM技術である「MAGATAMA AI」をコアにした汎用RAG製品で、セキュアで高性能なRAGの仕組みを顧客企業ネットワーク内のオンプレミス環境に構築できるほか、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどのクラウド環境上への構築も可能。一般企業のナレッジベースとしての単体利用だけでなく、個別業務システムやSaaSアプリケーション側のバックエンドサービスとして、情報漏えいや従量課金を気にすることなく活用できる。

 プライム・ストラテジーでは、MAGATAMA Stackについて、一般企業がナレッジベース代わりに使える無償のOSS版と、個別業務システムやSaaSアプリケーションのRAGバックエンドとして使える他システム連携用APIを備えた有償ライセンス版の2つを、年内にパイロット版としてリリースすることを目指す。有償ライセンス版の価格(税別)は、120万円+年間メンテナンス月額5万円を予定している。





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🧠 編集部の感想:
プライム・ストラテジーの「MAGATAMA Stack」は、セキュアで高性能な汎用RAG製品を提供し、特に企業向けに利便性が高いです。複数の顧客に対応可能なマルチテナント設計が優れた柔軟性を持たせており、OSS版も利用できるのは魅力的です。特に、データセキュリティとコスト効率の面で企業にとって非常に価値のある選択肢になるでしょう。

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