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概要
ブシロード(7803)の2025年6月期第3四半期決算が報告され、エンタメ事業が大幅に黒字に転換し、業績が急回復したことが示されています。特にカードゲーム市場の盛り上がりが売上を牽引し、今後の成長にも期待が寄せられています。
要約
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銘柄情報
- 銘柄名:ブシロード(コード:7803)
- 決算期:2025年6月期 第3四半期(Q3)
- 発表日:2025年5月15日
- 業種:その他製品(TCG、ゲーム、ライブエンタメ等)
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決算ポイント
- 売上高:393.7億円(前年同期328.6億円、19.8%増)
- 営業利益:2,879百万円(前年同期70百万円、黒字転換)
- 経常利益:289.9億円(前年同期6.5億円、+343.8%)
- 四半期純利益:16.9億円(前年同期▲0.3億円)
- EPS:24.64円(前年同期▲0.36円)
- 自己資本比率:46.1%(前年43.7%)
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通期予想
- 売上:535億円(+15.6%)
- 営業利益:41.5億円(+370.2%)
- 純利益:24.9億円(+209.4%)
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感想・インプレッション
- 2023年の悪い決算から回復し、カードゲーム市場の成長が寄与している。
- 自社株買いが好感される。
- 自社コンテンツの持続性については不透明感も。
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今後の展望
- TCGやゲームが好調で、収益性の回復と成長が期待される。
- ライブイベントやゲーム展開に注目。
- 評価まとめ
- 利益回復が顕著で、IP活用戦略に期待。
お疲れ様です。ME-KEです。
今回は「ブシロード」の決算を解説していきたいと思います。
「ブシロード」はカードゲームやプロレスなどの会社で今年に入り2回目の上方修正がでました。
実際はどのような決算内容なのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
■ 銘柄の基本情報
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銘柄名:ブシロード(コード:7803)
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決算期:2025年6月期 第3四半期(Q3)
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発表日:2025年5月15日
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業種:その他製品(TCG、ゲーム、ライブエンタメ等のIP事業)
■直近のチャート
■ 決算のポイントまとめ
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売上高:19.8%増の393.7億円(前年同期:328.6億円)
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営業利益:2,879百万円(前年同期:70百万円)※大幅黒字転換
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経常利益:289.9億円(前年同期:6.5億円)※+343.8%
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親会社株主に帰属する四半期純利益:16.9億円(前年同期:▲0.3億円)
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EPS:24.64円(前年同期:▲0.36円)
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減価償却費:4.9億円(前年同期:5.2億円)※微減
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自己資本比率:46.1%(前年:43.7%)
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通期予想(上方修正):売上535億円(+15.6%)、営業利益41.5億円(+370.2%)、純利益24.9億円(+209.4%)
■感想・インプレッション
復活してきましたね。2023年の悪い決算から着実に上昇。カードゲーム市場の盛り上がりとともに着実に売り上げを伸ばしている状態です。
自社株買いもありGoodです。
会社がやっていることもシンプルで、カードゲーム、自社のコンテンツ、プロレスの3本柱ではないでしょうか。どれも着実に伸びていますが、自社コンテンツの伸びに関しては継続性があるか不明だと感じました。
あと、実際カードゲームをやっている方で、「ヴァイスシュヴァルツ」や「カードファイト!! ヴァンガード」の人気度はどの程度なのでしょうか。そのあたりで今後の成長が変わってくるのかと感じました。
■まとめ
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TCG(カード)やゲームを中心にIPビジネスが軌道に乗り、前年の赤字から大きく黒字へ転換。
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特に「ヴァイスシュヴァルツ」「NIKKE」「バンドリ」関連の新規・既存TCGが好調。
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収益性の回復に加え、今後のライブやゲーム展開による持続的成長に注目。
■ 自分なりの評価まとめ
○:利益回復鮮明で今後のIP活用戦略に期待銘柄
■ 補足資料
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IR資料リンク:https://bushiroad.co.jp/
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決算説明資料:同社WebサイトおよびTDnetにて開示
■おまけ
チャート的にも決算的にも悪材料からの回復がみられるいい会社でした。
今後の伸び率についてはわかりませんが、売上が減っていないところを見ると市場規模も大きくなっているのではないでしょうか。
しかし、実際のところ海外のカードゲームは流行っているのでしょうか。日本ではカードショップなどに対戦できる場所もちらほらとありますが海外も同じ環境なのでしょうか疑問が残るところです。
また、カードゲームといえば「ポケモンカード」がありますが、投資や転売目的などカードに対する希少価値について、ブシロードのカードにはそういったものがあるのかでも今後の売上にも影響してくるのではないでしょうか。
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