フロム・ソフトウェアは、2025年3月期の決算公告を官報に掲載しました。これによると、前期と比べて大幅な増収増益を記録しています。具体的には、売上高が234億9700万円で、前期の155億900万円から51.5%増加しました。営業利益と経常利益も増益となり、純利益は66億1800万円で、同じく前期の39億8400万円より66.1%増えました。特筆すべきは、2023年3月期の売上高218億3400万円や純利益87億2000万円を超えた点です。
### 背景
フロム・ソフトウェアは、その成功したタイトル『ELDEN RING』の大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」を2025年3月期にリリースしました。このDLCは、2024年6月21日に発売し、発売3日目には500万本の売上を記録。さらに、『ELDEN RING』本編は世界累計出荷本数3000万本に達しました。このような背景から、増収増益が実現したと考えられます。
### KADOKAWAグループの見通し
KADOKAWAグループは、2025年3月期の発表で『ELDEN RING』の成功がゲーム事業にも大きな影響を与え、高成長を達成したと報告しています。しかし、2026年3月期は売上高22.6%減、営業利益60.2%減を計画しており、次期の見通しは慎重です。とはいえ、新作『ELDEN RING NIGHTREIGN』や年内発売のNintendo Switch 2向け『ELDEN RING Tarnished Edition』のヒットを期待しており、業績の上振れも見込まれています。
### 研究開発と今後の展望
KADOKAWAグループの2025年3月期の研究開発費は前期比17.8%増の4億1000万円です。新規ゲームの開発が進められており、フロム・ソフトウェアは中長期的な計画としてパブリッシングの範囲拡大とIPの創出に力を入れています。特に2026年にはNintendo Switch 2向けに『The Duskbloods』を発表する予定で、今後の成長が期待されています。
フロム・ソフトウェアの業績は、クリエイティブなゲーム開発と市場ニーズの両方を捉えた結果、目覚ましい成果を上げていることが伺えます。今後のタイトル展開にも注目が集まります。
🧠 編集部より:
フロム・ソフトウェアの2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算発表に関するニュースですね。この期間において、同社は前期比で大幅な増収増益を達成しました。具体的な数値として、売上高は234億9700万円に達し、営業利益や純利益もそれぞれ増加しています。
背景知識
フロム・ソフトウェアは、特に『ELDEN RING』というタイトルで知られています。このゲームは、オープンワールドを探索するアクションRPGで、世界中のゲーマーから高い評価を得ています。リリースから約1年で、同作の世界累計出荷本数が3000万本を突破しました。これは、ゲーム業界で非常に快挙な成果です。
歴史的なトピック
『ELDEN RING』は、著名な作家であるジョージ・R・R・マーティンとのコラボレーションにより、ゲームのストーリーや世界観が深く練り込まれています。このコラボは、多くのファンを惹きつけ、大きなヒットを生む要因となりました。
関連リンク
今後の展望として、KADOKAWAグループは売上の減少を見込んでいますが、新作タイトルも計画しており、それらが業績を上回る充実した結果を残すことが期待されています。
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キーワード: 増収増益
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