🧠 概要:
この記事は、フリマサイトでiPhone 16 Proが定価より安く大量に出品されている背景について詳しく解説しています。出品者がどのようにして利益を得ているのか、またそれに伴うリスクや注意点についても触れています。
概要
- iPhone 16 Proがフリマサイトで安価に出品される理由を考察。
- 出品者が利用するさまざまな手法やリスクを分析。
要約の箇条書き
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出品価格の設定:
- Appleの直販価格は219,800円(512GB)。
- メルカリでの販売手数料は10%。
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出品者の損益分岐点:
- 定価で売った場合、手取りは約179,000円になるため、約40,000円の差額をどう埋めるかが鍵。
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原価を下げる手法:
- キャリアの端末返却プログラムの利用(残債免除)。
- 高ポイント還元の購入後、即転売。
- 教育・法人割引を利用し、還元ポイントを二重取り。
- 高額下取りを利用し、旧端末を売却して負担を軽減。
- 海外免税購入を利用する方法。
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違法・グレー手法のリスク:
- 盗品や不正購入。
- 法人名義での大量購入と横流し。
- 返却プログラムの未払い。
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出品者が得られる非金銭的メリット:
- キャッシュフロー改善やメルカリでの評価向上。
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損をしてでも売るケース:
- 購入後の衝動買いや急な資金需要のための転売。
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買い手の注意点:
- 赤ロム化や偽装・詐欺に注意。
- 売買時の保証や受け取りサインの確認が重要。
- まとめ:
- 出品者は利益を出すための多様な方法を駆使。
- 購入時にはリスクを把握し、適切な確認を行う必要がある。
――メルカリ出品者はどこで得をしているのか?
1. 前提:出品者の損益分岐点を押さえる
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Apple 直販価格(512 GB)……219,800 円(税込)
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メルカリ販売手数料……10 %
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らくらく/ゆうゆう便送料(60 サイズ想定)……1,000 円前後
→ 20 万円で売る場合、手取りは約 17.9 万円-
219,800 − 17.9 万円 = 約 4 万円 の差額をどう埋めるかが鍵
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2. 原価を下げる“正攻法”ルート
2-1. キャリアの「端末返却プログラム」を転売
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48 回払い・25 か月目返却で残債免除 ⇒ 実質 11〜15 万円
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箱未開封での転売は規約違反だが出品例は多い
2-2. 大型ポイント還元+即転売
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家電量販店 10 %ポイント+PayPay 20 %還元+Apple Gift Card 10 %増量
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実質 16〜18 万円で仕入れ可能
2-3. 教育・法人・従業員割引
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Apple のカンパニープログラム等で最大 10 %オフ
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さらにカードポイント二重取りでギリ黒字化
2-4. 高額下取りを活用
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旧 iPhone 14 Pro 512 GB を 11 万円で下取り → 新端末の実質負担 10〜12 万円
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旧端末をレンタル/借用するグレー手法も
2-5. 海外免税・為替差益
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香港・UAE などで VAT 抜き購入 → 円高タイミングで日本へ持込
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荷物検査・輸入税のリスクあり
3. グレー~違法スキーム(リスク高)
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盗品・カード不正購入
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法人名義大量購入の横流し
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マネーロンダリング
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返却プログラム踏み倒し
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返却せず転売→残債未払い。ブラックリスト入りリスク
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4. 金銭以外で得られるメリット
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キャッシュフロー改善
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メルカリ評価ブースト
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クレカ/マイル大量獲得
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仕入れ枠・在庫調整
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決算対策
5. わずかに損をしてでも売るケース
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返品期限を過ぎた衝動買い
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色・容量を買い直したい
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AppleCare+ 交換品が余った
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急な資金需要(税金・学費など)
6. 買い手が注意すべきポイント
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赤ロム化(分割未払い)リスク
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モデル・容量偽装/箱だけ詐欺
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すり替え返品要求
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保証・レシートの有無を確認
7. まとめ
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17.9 万円以下で仕入れられる術を持つか、
キャッシュ化・評価獲得など金銭以外のメリットを狙っている――
これが「定価より安くても出品する」主な理由。 -
ルートは合法からグレー・違法まで幅広く、
複数の手段を組み合わせて小さな値引きでも利益 or 便益が出る構造を作っている。 -
取引する際は残債・シリアル確認・保証書の有無を必ずチェックし、
「安すぎる」背景を理解したうえで自己防衛を。
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