デベロッパーのGamebreaking Studiosは5月20日、アクションゲーム『Dungeon Rampage』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC（Steam）。製品版のリリースを前に、さっそく多くのプレイヤーを集め好評を得ている。
本作は、ランダム生成ステージで敵と戦うハック＆スラッシュゲームだ。もともとFlashゲームとしてFacebook向けに2012年にリリースされ、大きな人気を獲得するも2017年にサービス終了した作品であり、今回その復刻が進められている。
『Dungeon Rampage』は、ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。バーサーカーやローグ、メイジなどのクラスからキャラクターを選択し、それぞれが持つ武器やスキルを駆使して敵と戦う。ワールドマップのルート上に配置された、ランダム生成されるダンジョンステージを攻略していくのだ。
ステージには、さまざまなモンスターや兵士の敵が多数存在し、また随所にトラップが配置されていることも。敵を倒しお金や経験値などを獲得しながらステージを進み、最後に待ち受けるボスの撃破を目指す。主人公は通常攻撃に加え、クールダウン制の強力な攻撃も持っており、さらにそれぞれ溜め攻撃が可能だ。
ステージをクリアすると、報酬として新たな武器をランダムで獲得。プレイヤーキャラクターのレベルアップや、各種ステータスのカスタマイズ、スキルアップグレード要素なども用意される。また、本作ではゲーム内イベントが随時開催される予定で、限定の報酬を獲得できるチャンスとなる。
今回配信された体験版には、最初のリーグ（ワールドマップ）と2種類のクラスのプレイヤーキャラクター、5体のボス、50種類以上の武器が収録され、オンライン協力プレイにも対応。もともと基本プレイ無料タイトルだったところ、買い切りタイトルとして作り直されており、その各種調整や操作性の向上などを試すことができる。
その体験版の同時接続プレイヤー数は、これまでのピーク時に約3900人を記録（SteamDB）。かなりの盛況ぶりである。また体験版のユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約300件のうち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。オリジナルのFacebook版を当時遊んでいたユーザーが多いようで、レビューでは懐かしさに浸り、復刻に感謝するコメントがたくさん見られる。また、現代向けの改善を提案するユーザーも散見されるが、移植については基本的には好感触のようだ。
先述したとおり、本作はもともとFlashゲームとして2012年にリリースされ、AdobeによるFlash Playerのサポート終了方針を受けて2017年にサービス終了した作品だ。当時には、Facebook版だけで200〜250万月間アクティブユーザー数を記録するほどの人気だったという。その後、本作の大ファンだったギリシャ在住の高校生Angelos Mako氏は、復刻を目指して独自で活動し、数年かけてソースコードを所有するオリジナル版の開発者への接触に成功。そして、多数のタイトルの開発に参加した実績を持つGamebreaking Studiosに協力を仰ぎ、正式に権利を取得して復刻される運びとなった。
『Dungeon Rampage』は、PC（Steam）向けに開発中。そして体験版は現在配信中だ。また、本作のクラウドファンディングがKickstarterにて実施されており、そこでの記述によると本作は2026年5月に早期アクセス配信が開始される見込みだそうだ。
🧠 編集部の感想：
『Dungeon Rampage』の復刻が多くの注目を集めているのは、ファンの情熱が形になった結果だと感じます。懐かしさと新たな要素が融合し、多彩なプレイスタイルが楽しめるのは魅力的です。体験版の成功から、今後の展開も期待大ですね。
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