インディーゲームデベロッパーのKillaSoftは5月2日、『The Shadow Syndicate』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびコンソールで、公式Webサイト上ではXbox/PlayStation/Nintendo Switch 2のロゴが確認できる。ゲーム内は日本語表示および日本語音声に対応する見込みだ。
『The Shadow Syndicate』は三人称視点のステルスアクションアドベンチャーゲームである。舞台は1930年代のブルックリン。主人公のSam Marloweは元軍人で、現在は私立探偵として活動している。ある日、恩師であるAdamが失踪。その足取りを追ううちに、Samは暗躍する謎の組織の存在を知る。調査の過程で、市長の娘である活発な女性Eloとしぶしぶながら手を組むことにもなり、SamはEloと2人でブルックリンを脅かす「影の秘密結社(The Shadow Syndicate)」に立ち向かい、その陰謀を阻止することになる。

ゲームは大まかに戦闘・調査・自由探索の3つのパートで進んでいくようだ。戦闘では瞬間的にスローモーションで操作できるバレットタイムや、気づかれぬように敵に近づいて一撃で倒すステルステイクダウンなど、元軍人としてのSamの能力が発揮される。また、呪われた指輪Sacrifice Ringを身につけることで、敵をスタンさせる、テレポートで移動する、一瞬で仕留めるといった強力な能力を使うことが可能。ただし、指輪の能力を使うほどに呪いの強度が高まっていくため、代償の伴う切り札といった位置づけとなるだろう。
調査では手がかりを探し、NPCに尋問し、得られた情報を整理することになる。情報整理は図形を組み合わせるタングラムパズルのようになっていて、パズルを解くことで新たな洞察が得られる仕組みだ。自由探索ではブルックリンの街を自由に歩き回ることができる。ゲーム進行に応じて街並みが変化するほか、サブクエストも存在。隠れ家でのブラックジャック、バーでプレイできるダーツ、ボウリングといったミニゲームも存在しているようだ。


本作を手がけるKillaSoftは、コロンビアに拠点を置くインディーゲームデベロッパーだ。過去にはNetflixと共同で開発したステルスアクションゲーム『Money Heist: Ultimate Choice』を手がけている。また、未リリースながら舞台設定や演出の異なるステルスアクションゲーム『INNER』も開発中とされている。『The Shadow Syndicate』はKillaSoftがSteamでリリースする初めての作品となるが、本作もステルスアクションということで、同社の得意ジャンルで新たなプラットフォームへ進出するかたちだ。
『The Shadow Syndicate』はPC(Steam)および各種コンソール向けに開発中。リリース時期は2026年の予定となっている。ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応する見込みだ。
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