土曜日, 5月 17, 2025
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ノボノルディスク、CEOを更迭-肥満症薬の競争激化で株価不振 – Bloomberg


デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、ラース・ヨルゲンセン最高経営責任者(CEO)を更迭した。肥満症治療薬を巡る競争の激化に同社は苦しみ、株価にも影響が出ていた。

ノボノルディスクのラース・ヨルゲンセンCEO

Photographer: Al Drago/Bloomberg

    ノボノルディスクは16日、ヨルゲンセン氏は取締役会との双方の合意に基づき、CEOを退任すると発表した。同社は「このところの市場環境の課題、株価の低下、ノボノルディスク財団の要望を考慮した」という。「新経営陣への円滑な移行を後押しする期間」はヨルゲンセン氏がCEOにとどまり、新CEO探しは既に始めているとも説明した。

  肥満症治療の新薬候補が思うような治験結果を出せず、米イーライリリーとの競争激化に直面し、ノボノルディスクの株価は過去1年で53%下げていた。16日は一時4%安となった。一方、イーライリリーは、ニューヨーク株式市場の時間外取引で一時1.4%上昇した。

  ノボノルディスクは糖尿病治療薬「ウゴービ」と姉妹薬「オゼンピック」を市場に先駆けて発売したが、市場シェアはイーライリリーに奪われた。イーライリリーの「ゼップバウンド」は、肥満治療薬の処方薬で首位を走る。BMOキャピタル・マーケッツの予想によると、糖尿病治療薬「マンジャロ」も、来年8月までにオゼンピックに追いつく見込みだ。

  ヨルゲンセン氏は1991年からノボノルディスクに在籍し、2017年1月にCEOに就任した。ヨルゲンセン氏の在任期間中、同社の時価総額は3倍以上に増加した。

原題:Novo Ousts CEO Jorgensen After Lilly Competition Hits Shares (1)(抜粋)

(詳細を加え更新します)



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🧠 編集部の感想:
ノボノルディスクのCEO更迭は、激化する肥満症薬市場での競争の厳しさを示しています。株価が53%下落した背景には、新薬候補の試験結果が思うように出なかったことがあります。イーライリリーとのシェア争いに苦しむ中、新しい経営陣に期待がかかります。

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