ネタバレ「サンダーボルツ」考エスせん

　金曜は月～木曜までのテーマに含まれない内容です。今回は、前回の記事で触れていた映画のネタバレについて考察します。
　今回取り上げるのは、令和７年５月に公開されたディズニー／マーベル映画「サンダーボルツ」です。この映画に関する、ほぼネタバレの無い感想記事はコチラになります。

　でも、この記事は、映画の重要なポイントに触れていません。それは、ほぼ主役のエレーナの魅力についてです。それに関しては、仲間Ramberk【ランベルク】さんの記事が素晴らしいので、興味のある方はコチラを（少しネタバレがあります）。

　では、これからネタバレ…と言いますか、映画の中で私がメッチャ気になった事について記事を書いていきます。なお、「ある意味で」、この映画の根幹に関わるネタバレです。今後、ディズニーチャンネルなどで視聴する予定のある方は、ここから先は読まない方が良いと思います。

　　※　念の為の空白

　ディズニー／マーベル映画「サンダーボルツ」で気になった事…それは、映画の序盤でタスクマスターがゴーストに殺されてしまう場面です。「おいおいおいおい…『サンダーボルツ』の一員として、タスクマスターも活躍するんじゃなかったの～!!!!!」と思いました。　そもそもですね～、こんな簡単に死なれては困るキャラなんです、タスクマスターは。　そりゃ、サノスさんや征服者カーンに比べれば、タスクマスターは強くも凶悪でもありません。重要な悪役ではありますが、どちらかと言えば、「ポケモン」におけるロケット団や、「ヤッターマン」におけるドロンボー一味みたいな位置づけ…だと、私は受け止めています。　でもね、ドロンボー一味が出てこない「ヤッターマン」なんて、全然面白くも何ともないじゃないですか。私的には、「アベンジャーズ」の２作目で、クィックシルバーが死んだ時より衝撃的でした。　何で死んだのか…気になった私は調べてみました。すると、とある映画情報サイトでマーベルの脚本家が、「主要な登場人物でも死ぬ事がある…と観客に感じさせたかった」と述べていました。　その記事を読んだ瞬間、思わず口に出して言っちゃいました。　「う～そ～だ～ね～！」　もちろん、ＮＨＫ「ＬＩＦＥ」でココリコの田中さんが演じる「ゲス記者」の言い方で…です。だって、そんなの嘘でしょう。　もちろん、「主要な登場人物でも死ぬ事がある」と言う理由もあるとは思います…が、それは第１の理由じゃない。もっと重要な「大人の事情」がある…だから、タスクマスターは死ななければならなかったのでしょう。　何で、そう考えるのか…私が子供の頃、「大人の事情」で亡くなった方がいたからです。　その作品は「帰ってきたウルトラマン」。この作品中の重要な登場人物だった坂田兄妹（岸田森さん＆榊原るみさん）は、ナックル星人の回で亡くなってしまいました。これについて、確かに作品中のナックル星人は、ウルトラマンの心理的動揺を誘う為に…みたいな事を語っていました。　でも、それは違う…と言う事は、今日の私たちは分かります。榊原るみさんが別のドラマに出演すると言う「大人の事情」があり、物語の中から自然な感じで退場してもらう為に、ナックル星人に殺された事にされた…ちょっと調べれば分かるからです。　だから、タスクマスターにも「大人の事情」があったはずです。　ここからは、私の勝手な想像です。単なる思い込みですので、軽い気持ちで読み飛ばしてください。　今回のタスクマスターの死…私は、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコさんを起用し続けられない理由が、ディズニーかマーベルに発生したと考えています。　その理由ですが、ロシアによるウクライナ侵攻に関して、オルガさんが何か政治的な発言をしたからではないか…私は、そう考えています。と言うのも、オルガさんはウクライナ出身だからです。なかなか進まないウクライナ和平に関して、政治的な発言をしてしまい、それが政治家の怒りを買うなどして、制作者側が庇いきれない状況になったのではないでしょうか。

　ま、そんな理由より、今後のＭＣＵ作品にタスクマスターが出てこない…と言う事実の方が重要です。あ～、今後、どうなっちゃうんだろう…。