株式会社ナレッジワークは1日、商談解析AI「JamRoll」を展開する株式会社Poeticsの全株式を取得したと発表した。
ナレッジワークは、大手企業向けにセールスイネーブルメント(営業支援)AI「ナレッジワーク」を提供し、営業資料の発見・共有を支援するナレッジ領域プロダクトや、商談シナリオの作成・資料準備を支援するワーク領域プロダクトを通じて、営業担当者の商談前プロセスを支えてきた。
Poeticsは、商談の書き起こしや要約、CRM/SFAへの自動入力機能を提供する商談解析AI「JamRoll」を展開し、営業担当の商談後のプロセスを支援してきた。
今回の株式譲渡により、ナレッジワークとJamRollを連携・統合することで、営業担当の商談に関わるあらゆるプロセスを支援することが可能になると説明。例えば、JamRollの商談書き起こし・要約の内容を元に、ナレッジワークで次回の商談で利用すべき営業資料をレコメンドするといった連携機能を提供できるとしている。
また、ナレッジワークは優れたUI/UXを備えたプロダクトと、再現性と実効性を兼ね備えたセールスイネーブルメント支援を、数多くの大手企業に提供しており、PoeticsはAIの研究開発と実装、とりわけ音声・言語解析AIの開発を進めてきたと説明。両社の技術・人材シナジーにより、セールスAIエージェントの開発・提供を加速するとしている。
今後は、両社の技術力と人材が連携することで、営業担当者向けのセールスAIエージェントの開発・提供をさらに加速していくと説明。Poetics代表取締役の山崎はずむ氏は、ナレッジワークの執行役員 CAIO(Chief AI Officer)に就任し、ナレッジワークのAI戦略およびセールスAIエージェントの開発をリードしていくとしている。
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