トランプ米大統領は、イランの核開発を巡る提案を米国が提示したと述べ、イランは早期に対応する必要があるとの認識を示した。
「イランは提案を受け取っている。より重要なのは、迅速に動かなければ悪いことが起きるとイラン側は理解してるという点だ」と、トランプ氏は中東訪問からワシントンに戻る機上で記者団に語った。
米国とイランはオマーンの仲介で核協議を進めており、直近では11日に会合が行われた。トランプ氏は提案の具体的な内容については明らかにしなかった。
一方でイランのアラグチ外相は、Ｘへの投稿で、同国は米国からいかなる書面による提案も受け取っていないと記した。また、イランが平和利用を目的としたウラン濃縮の権利を放棄するというシナリオは存在しないとも述べた。
最大の争点は、イランに一定の民生用核開発の維持を認めるかどうかだ。米高官の間でも容認可能なウラン濃縮の水準については見解が分かれている。
トランプ氏は、イランが米国の制裁緩和と引き換えに核開発の制限に応じない場合、軍事行動に踏み切る構えを強調している。
原題：Trump Says Iran Has US Nuclear Proposal, Must ‘Move Quickly’（抜粋）
Iran Has Not Received Any Written Proposal From the US
(イラン外相のＸへの投稿を追加し、更新します)
🧠 編集部の感想：
トランプ氏がイランに米国の核提案を認識させ、迅速な対応を求める姿勢は、緊迫した国際情勢を反映しています。一方で、イラン外相は提案内容を否定し、対話の不一致が明らかになっています。結果的に、双方の信頼関係が構築されない限り、問題解決は難しいと感じます。
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