インディーデベロッパーのfoolsroomは4月22日、『Cornerpond』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。記事執筆時点でユーザーレビューにて「圧倒的に好評」のステータスを獲得しているほか、多数の同時接続プレイヤーを維持している。
『Cornerpond』は放置型のフィッシングゲームだ。ゲームを起動すると、デスクトップの右下に小さな湖と女の子が現れる。プレイヤーは基本的には彼女が魚を釣るのを待つだけだ。

魚がヒットするとゲージが現れ、制限時間以内にゲージを埋めると釣りが成功する。ゲージは1秒ごとに自動で埋まっていくので、放置するだけでも勝手に魚を釣ってくれる。しかしヒットしたのが大物だとゲージの伸びが減少するため、プレイヤーの助力が必要となる。オーブをクリックするQTEで、釣りをサポートしよう。なお大物がヒットした時は通常とは異なるSEが流れるため作業中でも気づきやすい仕組み。プレイヤーの状況によって好きなようにプレイすることができる。
最初は低ランクの魚しか釣れないが、釣った魚を売り、釣り餌や竿をアップグレードすることで、より高ランクの魚を狙うことができる。さらに、レベルアップしていくと釣りのロケーションを変えることもでき、より効率を上げることが可能だ。また、キャラカスタム要素も存在。魚を売ったお金でコスチュームや髪型を買うことができる。服だけでなく、ケモノ耳や角など、プレイヤーの好きなようにカスタマイズができる点も特徴となる。

本作は4月22日にリリースされ、記事執筆時点で610件のユーザーレビューが寄せられ、そのうち97%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。また、記事執筆時点から過去1週間の同時接続プレイヤー数は常に約1800~2000以上を維持しており(SteamDB)、人気を維持していることがうかがえる。
本作は放置するだけでなく、釣りをサポートすることもできる点が特徴。実際にプレイしてみるとただ放置しっぱなしではなく、魚の売却や釣り餌の補充など、適度にやることがある。ヒット時のSEが特徴的なのもあり、ついついチェックするのが癖になる。Steamでは昨今デスクトップの一部を利用する作品がさまざま展開されているが、本作は放置するだけでなくある程度プレイヤーが手を加えられる持ち味が好評のようだ。なお本作は日本語表示に対応していないものの、特に不自由なくプレイ可能。日本語ユーザーからも好評が集まっている。
また、ほかのアプリやゲームを起動していても常駐させることのできる軽さや、画面右下などにコンパクトに表示させられるところも魅力。仕事や他のゲームの合間に、息抜きのミニゲームとしてプレイしている層が多いようだ。BGMもなく静かなゲームなので、他のタスクを邪魔しないことも大きいかもしれない。実際、筆者は本作を右下に本記事を執筆している。
なお本作に向けてはアップデートも複数回行われており、雨が降るようになったり新しい魚が追加されたり、システム面の拡張も実施。今後新展開や、盛り上がりも注目される。
『Cornerpond』はPC(Steam)にて配信中だ。
Views: 0