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概要
この記事は、著者が教師を辞めた後の無気力な日々を経て、ディズニーランドでさえ楽しめなくなった経験から、自身の心の深刻な状態に気づく過程を綴ったものです。その後、アルバイトを始めることで少しずつ日常を取り戻し、再び働き始めるまでの心の変化や回復の道筋が描かれています。
要約の箇条書き
- 著者は教師を辞め、半年間無気力な状態を経験。
- 大好きだったディズニーランドに行くも、楽しさを感じられず涙が出る。
- “ディズニーですら笑えない”ことで、自身の心の壊れた状態に気づく。
- 生活費に困り、アルバイトを始める決意をする。
- 大学時代の店主に再び迎え入れられ、支えられながら日常を取り戻す。
- 小さな挑戦(電車に乗る、人と話す等)を通じて心が前進する。
- 転職活動を始めるが、厳しい現実に直面。
- 自己否定に悩むが、最終的に一社から合格の連絡を受ける。
- 働く意欲を再燃させ、ある人との出会いが人生に新たな変化をもたらす。
生きるために始めたバイト
生活費にも困るようになってきて、「このままでは本当に飢え死にしてしまう」と焦りを感じ、ようやくアルバイトを始める決意をしました。
大学時代にお世話になっていたお店の店主が、もう一度私を迎え入れてくれたのです。
仕事終わりには「ご飯食べて帰りな」と連れて行ってくれたり、営業後の残りのおかずを「持って帰りなさい」と渡してくれたり。まるで親のように私を支えてくれたその店主の存在は、社会との再接続の一歩を優しく照らしてくれました。そのおかげもあり、私は少しずつ、日常を取り戻していきました。電車に乗る、人と話す、外に出る。
そんな小さな行動一つひとつが、壊れてしまった心にとってはとても大きな挑戦であり、そして前進でした。
再び働きたい。でも、どこで?
そしていよいよ、転職活動を始めることに。しかし現実は甘くなく、ある面接では「あなた、搾取されやすそうだよね」と面と向かって言われたこともありました。そんなことを言う会社に、自分の大切な時間と労力を捧げる気にはなれませんでした。私は、私のことを受け入れてくれる会社で働きたい。それだけを信じて、履歴書を書き続けました。
再び自己否定の波に飲み込まれそうになった頃、ようやく一社から合格の連絡をもらいました。
心に、はじめて灯った光
あのとき「働いてみよう」と思えた場所が、私の人生をそっと前に押してくれました。そして私は、やがて“ある人”と出会い、人生がまた大きく動き出していきます。
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